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苗字が珍しくても名前でよばれたい。ハンドルネームと本名と英語のはなし。

今日は論理的でもなんもない話をする。
純粋に感情だけの話でかなり書きなぐりみたいになっている。珍しく(?)構成が雑なことになった。

苗字がそこそこ珍しい。伏せてないので探せば出るし、あ〜となるのではと思う。

とはいえ珍名としてそれだけでテレビ番組に取り上げられるほどのものではない。相対的に珍しい、くらいである(^1)。

ちなみに小学校・中学校・高校まで学年で苗字が被ったことは一度もない。これに関しては誰しも自分のことしかわからないわけだが、実はそういう人のが多いかもしれないので、自分が特殊というわけではないと思う。

苗字が珍しいと何が起きるかというと、そちらだけでidentificationされるのである。これはまあ、日本社会が苗字ベースなので仕方ないかもしれない。名前はあくまでコンフリクトしたときに使われるものでしかなかった。クラスで同姓がいたときに見かける「田中(し)」「田中(ゆ)」みたいな。

ただ、このあたりを意識し始めたのは大学になってからだと思う。なんか名前で呼ばれるひといいなー、という漠然とした憧れみたいな。特に苗字被ったりしてないのに名前で呼ばれたりする人。なんか羨ましいと思った。
たぶん、距離感が近いように思えたのである。人からより親密に思ってもらってる、というか。もちろんイメージみたいなものでしかないんだけどね。

あと、自分の名前に込められた意味が好きだったりもする。それも大きいかな、名前で呼んでほしい理由って。

(あ、でも、普通に呼んでくれる人はおったな……?大学同期とかで数名「自分はRyoと呼んでたが…?」って人いるよね、ごめん。まあでも、大半は苗字だったということで……。)

ハンドルネーム

ということもあって開発者としてはryo-aというハンドルネームを採った。短くていい感じなのと、Ryoと読んでねという気持ちの現れである。
ただ、これには少し問題がある。"-a"の方をどう発音するかということである。ハイフンを読み飛ばして「A」で読んでもらうことを想定しているのだが、なぜか「リョウア」と読まれた事がある。別になんでもいいのだが、アはちょっと面白かった。アとは。「デザインあ」みたいでそれはそれでいいかもしれない(よくない)。

ちなみにもう1つのハンドルネーム、"Vitya"はロシア人の名前である。これは慶應義塾大学法学部(^2)のロシア語クラスでは希望するロシア語名を割り当て、これで呼び合うというのがある(^3)。私は選択肢の中からВиктор(ヴィクトル)を選んだ。なんか響きがよかったので。Викторのロシア語における愛称はВитя(ヴィーチャ)となり、これをラテン文字転記するとVityaになるのである。例のTwitterアカウントを作ったのがその時期だったのでこれをそのままアカウント名にした。

なお、「ユーリ!!! on ICE」にヴィクトル・ニキフォロフ(Виктор Никифоров)というキャラクターが登場しており、今年そのアニメをはじめて視聴したのだが、そこそこの頻度でВитя呼びが発生しており「呼んだ?(呼んでない)」が発生していた。友人はすでに視聴済みで登場するたびに「Vityaじゃん、草」と笑っていたらしい。

ニックネーム

そういえばニックネームも名字由来が多い。

・まっきー(研究室。最近はだいたいこれ)
・まきちゃん(中学・高校。何故かかわいい)
・まきみゃん(中学・高校。「まきちゃん」のtypoから発生した謎のゆるキャラ。頻度が低いがおもしろいので覚えている。)

あとは苗字に由来しないニックネームはこういうものがある。

・博士(大学同期の一部。そんな小学生みたいなニックネームあるのかよと思って笑った。修士の予定です、実態と反しててごめんな)
・課長(アルバイト前職。公安9課由来……ってことはこれ苗字由来だ)

「課長」は面白かった。
存在しない役職なので問題は発生しなかったが、ただのアルバイトがオフィスで「課長」と呼ばれており、隣のセクションなどに時々混乱をもたらしていた。それはそう、役職にないんだから組織図にも載ってない。
でもこれは攻殻機動隊における偶然の一致と、呼んだほうが悪いのであって私の責任ではないよね……?とは思っていた。「課長って誰」と聞こえてきたときに「私です」と言うような勇気はなかった。

Hey, Ryo!

去年から日本橋にある、公用語が英語の環境で働いている。

すると自然に皆から名前で呼ばれるわけである。やったー!
これは大変に心地よいので気に入っている。日本人もRyo-sanで呼んでくれるし、こういう環境で生きていくのが合っているのかもしれない。

実は発音が難しいのではないか疑惑

ここに来て、"Ryo"の発音が難しいという疑惑がある。というのも、人によっては"Rio"や"Leo"と似たような発音になるのである。しかも音節が短いため、他に判断する要素がないのである。

こういう環境で生きていけるのか不安になってきたな、大丈夫か。まあ、文脈で読み取れはする。

敬称

Ryo-sanで思い出したが、日本語での敬称は普通に「さん」が多い気がする。
「くん」は実家の近所の人くらいだろうか。同年代からは呼ばれない(^4)。
「ちゃん」はないかな(ニックネームは別として)。
呼び捨てはあまりない、多分音節的に呼び捨てしづらいのかも。ちなみに職場の同僚はRyooooooooooo〜〜〜と叫びながら呼んでくることがある。確かに伸ばすのにはちょうどいいと思うが、これをやるには勢いがいる。

あとそうだ、イングランド出身の同僚(日本語学習中)が「様」で呼んでくるんだった。
Ryo-sama、なんも間違っているわけではないんだけどアニメにおけるメイドキャラ感がすごい。あるいはこち亀。たぶん「様」は苗字につけるほうが自然な気がするんですよ、わたしは。
それを言ったところ、彼は別の同僚からStop learning Japanese from animationとか無実の罪を着せられて気の毒だったが、あまりにもsamaの響きを気に入ってしまったらしい。そのため、いまでも高頻度でRyo-samaに遭遇している。ゆかいな職場です(^5)。

普通に日本語として呼ぶなら基本的には「さん」が一番かな。

ref

^1: 創作物では見かける。公安9課にいるらしい。ちなみにタチコマではない。
^2: わたしが所属していた商学部にロシア語がなかったため、他学部履修制度と自由単位を組み合わせて1年生のときにロシア語を履修していたのである。大学で履修したのはフランス語、ロシア語、古代エジプト語、アッカド語(半期のみ)で、「第5外国語まで履修した人間」としてサークルでネタにはなっているが実は文字にしか興味がないのは内緒である。ヒエログリフの組版にそこそこ詳しいなどの特技があるが、仕事で使ったことはない。タイムスリップして古代エジプトで自動運転やるようなときは多分トップを獲れると思うのだが。まあ、文字の話はまたどこかで。
^3: "やなぎ"さんがЯна(ヤーナ)を選んでいたのは反則だと思った(褒めている)。
^4: これ書いていて思ったのだが、同年代の異性から「くん」で呼ばれたら、結構ドキッとするかもしれない(脆弱性)。この入力頻度が少ないので自分でもどうなるかわからないが。
^5: そういえばわたしはわたしでイギリス英語に引きずられつつある。

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