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東向きの窓がある寝室

朝は早い時間から太陽の光がどんどん入ってきて、あっという間に部屋を温める。夜は10度ぐらいなのでお腹を冷やさないよう布団をかぶっているけれど、少し寝すぎると陽ざしが顔を照らしてくるので眩しくて起きざるを得ない。
暑い。

シャッターがあるからいいかな、とカーテンをつけていない。夜更かしの晩、星粒もかき消すような月の光に照らされて庭の木々が落とす影、窓際のペン立てや本から伸びるシルエットを数えながら、眠りにつく。前の部屋に比べると、低い空の天体や決まった時間に見える宇宙ステーションを探すのは難しいけれど、東向きの窓から、朝も夜も、はじまりのひと時をゆっくりベッドから眺められるのが気に入っている。

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