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Unity-3D

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#3DCG

[Unity]世界を少しだけ曲げて遠くの景色の描画を減らす技術

3Dのオープンワールドゲームを開発していると、必ず問題になるのが遠景の景色の描画です。 はるか遠くまで樹木などを配置するとそれだけリアルにはなりますが、描画するオブジェクトの数が飛躍的に増え、負荷が増します。 そのための対策として、オブジェクトのLODを使用するなど、試すべき最適化の手法は無数にあります。 弊社が現在開発中のフィットネスゲームJoggleでは、地球の球体としての曲率を強調することで、遠くの景色を地面に隠してしまう手法を採用しています。 遠くの景色を地面に隠す

非デザイナーでもBlenderで作れる次世代ローポリ樹木

3Dのスマホゲームで使用されている木というと、下記のような3Dモデルを思い浮かべるのではないでしょうか。 いわゆる「ローポリモデル」と呼ばれるもので、Unityのアセットストアでも"lowpoly tree"で検索すると、このようなアセットがたくさん販売されています。 このようなローポリの樹木がスマホゲームに使用されるようになって、ずいぶんと経ちました。このアセットもリリースから既に7年が経過しています。 また、一時期はこのローポリなスタイル自体がもてはやされて、広告などで