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ヴァリ鳥(デッキ紹介)

はじめに

 ペンデュラムゾーンから進軍したり、隣のマスに動いて効果を使ったり、そんなボードゲームテーマ【ヴァリアンツ】を自分の環境に合わせて組んでみました。
 ご無沙汰してます。びた泥です。


もくじ

デッキレシピ
やりたいこと
各カードの紹介
おわりに


デッキレシピ

 まずはデッキレシピをご覧ください。

50枚。モンスター34枚(うちペンデュラムモンスター25枚)、魔法16枚。
融合4枚、シンクロ1枚、エクシーズ2枚、リンク8枚。



やりたいこと

(1)稀代の決闘者から妨げられた壊獣の眠りを擬似墓地送り。壊獣をサーチしたい

 ヴァリアンツは召喚権を使わずガンガン展開していけます。そこで召喚権をEMドクロバットジョーカーに回したり、ペンデュラム召喚前にエレクトラムでEXデッキに送ることで上手いことEM稀代の決闘者を場に特殊召喚しておきます。

アニメ劇中の、アクションマジックで危機を回避する効果を上手に再現してます。お楽しみは、これからだ!


 稀代の決闘者はお互いのスタンバイフェイズに魔法をデッキから除外する効果、攻撃された時に除外した魔法を(手札を経由して)墓地に送り、攻撃を無効にする効果を持ちます。
 上手く機能すればこの2つの効果で、妨げられた壊獣の眠りをデッキ→除外→墓地に送れます。

ご存じ墓地から除外して壊獣をサーチする魔法。
手札に来たら素直に使用します。


(2)サーチした壊獣を相手の場に出し、百識公国で魔法罠を潰し、グランデュークで壊獣を回収したい

 壊獣を、相手の場に伏せられた魔法罠と同じ縦列に送り付け、その正面にモンスターを出し、百識公国の効果で相手の魔法、罠ゾーンに押し出します。
 その後、融合モンスターのグランデュークを使って壊獣をバウンス、大ダメージと打点アップを狙います。

ターンプレイヤーは、こちらのユニットの目の前の相手ユニットを後ろに押し出せるぞ。
…このゲーム、遊戯王OCGで合ってるよね?
簡単に出せる高火力(コンボ前提)


(3)ユニオンキャリアーから黒き森のウィッチを経由してえんぺんをサーチ、効果で旅じたくサーチ、効果ですのーるをサーチして展開したい

 ヴァリアンツの展開力と、水属性のヴァリアンツが魔法使い族であることを活かして、ユニオンキャリアーで黒き森のウィッチを装備、装備対象のモンスターを使ってリンク召喚などすればウィッチが墓地に落ち、えんぺんをサーチできます。
 黒き森のウィッチはマスカレーナ(闇属性)に装備しても同様のことができますね。

守備1,000。相手の攻撃表示モンスター限定のスキドレ。手札の続く限り収縮。バケモノ。


 マスカレーナの効果で相手ターンにユニオンキャリアーとリンク召喚などすれば、黒き森のウィッチが墓地に送られ、サーチができます。
 出すのは2~3素材アポロウーサになることが多め。殴られそうな気配しかありませんがそこは稀代の決闘者に何とかしてもらいます。

 返しの自分ターンでえんぺん召喚→旅じたくサーチ→すのーるサーチと繋ぎます。しかし旅じたくのコストにえんぺんを使うのは勿体ない。

場、手札の鳥獣を除外してデッキのふわんだりぃずをサーチ。


 そこで、手札次第ですが簡素融合から出したデスバードやEMオッドアイズライトフェニックスをコストに充てます。
 そして、すのーるで増やした召喚権をドクロバットジョーカーの他、妖精伝姫カグヤの召喚に充て、勝ちをもぎ取ります。

 カグヤを思うさま召喚して、バウンス効果使って、さらにペンデュラム召喚する快感は、格別ですよ。

どうして名称ターン1じゃないんですか?



各カードの紹介

 まずはヴァリアンツについて、所感を交え紹介します。

真羅万象(水属性、魔法使い族)陣営

レベル2、4はP効果で特殊召喚するとヴァリアンツ特有の縛り発生。また、起動効果も特殊召喚されていないと発動できません。炎属性機械族も同様。

東雲:
 魔法のサーチ
 動いたらモンスターをサーチ。1、2ターン目は優先的に使うカード。
西園:
 弱体化(半減か効果無効)。
 動いたら除去(バウンスか破壊)。貴重な盤面干渉。
南月:
 モンスターを移動
 動いたらヴァリアンツ限定で魔法罠ゾーンの前に特殊召喚。
北条:
 魔法罠セルフバウンス。
 動いたら融合。

百識公国(炎属性、機械族)陣営

レベル6、8は同じ属性のヴァリアンツか対応するフィールドがあればP効果で特殊召喚できます。縛りはありません。また、起動効果も発動条件なし。水属性魔法使い族も同様。

バロン:
 ヴァリアンツを移動
 動いたらペンデュラムゾーンのカードを隣に移動。
ヴァイカント:
 エクストラデッキのヴァリアンツを永続魔法にする
 動いたらエクストラデッキのヴァリアンツをペンデュラムゾーンに貼る
マーキス:
 ダイスの目だけトップめくってヴァリアンツがあれば手札に
 動いたらダイス振って2~5なら何でも魔法罠ゾーンの前に特殊召喚。
デューク:
 魔法罠封じ。
 動いたら相手モンスターを攻撃、効果発動不可、ヴァリアンツ扱いで奪う

 こう見ると百識公国側の方が効果がごちゃごちゃしてますね。
 東雲、ヴァイカント、それと運が絡みますがマーキスが強いです。また南月、バロンは位置移動効果を持ちますのでやはり重要。駒を動かして積極的に手数を増やしましょう。

融合ヴァリアンツ

グランデューク:
 相手の魔法罠ゾーンのモンスターをバウンスして攻撃力分のダメージとその半分強化。上級ヴァリアンツをリリースして特殊召喚できるので、とりあえず出しておいて、ヴァイカントを用いて何度も活用しましょう。
幻中:
 モンスターを外に押し出す。フリチェ。出たら中々強い。けど3体融合故中々出ない。推しが映ってなければ入れないかも。

 続いて、そのほかのモンスターについて紹介していきます。
 あらためてメインデッキをご覧ください。

テーマ外カード27枚。このうちいくつかを紹介。


EM(エンタメイト)各種(7枚)
ドクロバットジョーカー:

 初動で召喚権が余る際、高スケールをサーチできるので採用。
稀代の決闘者:
 上述の通り、妨げ回収用。VV始まりの地も墓地から除外して使う魔法なので、もう壊獣握ってるよって時はこちらを戻します。ペンデュラム効果も優秀。なぜか攻撃無効は強制効果、しかも相手も使えるので注意。
天空の魔術師:
 エンドにペンデュラムモンスターを補充したりグランデュークと合わせて引導火力になったり。
オッドアイズライトフェニックス:
 ドクロバットから旅じたくのコストをサーチできるように採用。スモールワールドの範囲拡大にも一役買ってくれます。上級故若干重いですがインコーラスよりスモールワールドの範囲が多いので採用。

壊獣(3枚)
ジズキエル・ドゴラン・ガメシエル:

 妨げ素引きケア+スモールワールド範囲拡大用です。8が多いのはデュークで奪取して真血公ヴァンパイアを出すため。

デュエリストアドベントのサーチ先(2枚)
EXP:
 使えたら、バロン南月で北条を動かして幻中の融合召喚を狙います。アポロウーサやライゴウのリンク先を2回もペンデュラム召喚で埋める快感は他では中々味わえない。
ラスターP:
 事故回避用。適当な下級ヴァリアンツを割って増やせば初動になりますので、初手で引くデュエリストアドベントに役割を与えられます。

スモールワールド:
 かなりの広範囲でサーチが行える魔法。ふわんだりぃずや壊獣、エンタメイトを経由して東雲をサーチしたり、展開後に残した召喚権を適切に使ったり。ほぼすべてのモンスターから任意のモンスターにアクセスできます。


 続いて、エクストラデッキ。
 やりたいことで紹介していないモンスターについて書きます。

混沌の戦士カオスソルジャー:
 相手の効果の対象にならない、ということは、相手が発動したこちらの場の百識公国の対象にできないということ(事務局に確認済み)。なのでメインモンスターゾーンに出しても問題なし。

破械雙王神ライゴウ:
 自分の場に残っちゃった百識公国を割って相手にターンを返せば、押し込む効果を使われなくて済みますね。

簡素融合の対象
無の畢竟オールヴェイン:
 
レベル4ペンデュラムとシンクロしてメタファイズホルス、ホルスの効果で相手モンスターを奪い、シェリダンに。
デスバード:
 
レベル6とシェリダンになったり旅じたくのコストになったり。送料、税込み284円。



おわりに


 以上、「ヴァリ鳥」でした。
 現状のヴァリアンツを活かしつつ、自分の使いたいように構築してみました。
 以前からすのーるの召喚権追加や、最強鬼畜モンスターえんぺんを使いたい、メタホルシェリダンなどのギミックを使いたい、また、アポロウーサを単に強いカードとしてではなく理にかなった採用理由で組み込みたいと思っており、そういった欲求は上手く消化できたかなと満足してます。
 スモールワールド用のモンスターやデスバードいるのか問題などなど、正直詰めきれてない部分もあります。ですが、これらは同時にこのデッキの伸びしろとも捉えられます。長く使って、色んなアイデアを試していけたらと思います。

 デッキ構築にアイデンティティを反映させるのは大変で、Twitterなどで上手く組む人や速く組む人を見かけては自分と比較して自信がなくなったり、以前組んだデッキの水準を自分自身に要求してどんどん勝手にハードルが上がっていったり、そんなこんなで最近は、劣等感やらプレッシャーが「ない交ぜ」になって、組んだデッキを披露する事に尻込みしてしまってました。
 けどどうせ100点満点の構築なんてできないし、新規もらったらまた改築するし、ちょっとくらい不完全でもいいじゃん?みたいな感覚で行かないと何も発信できないなと思い、見切りをつけて記事を書かせていただきました。逆に不完全だからいろいろ試していける、みたいなところもあるはず。
 デッキ名は、これから磨いていこうねって意味も込めての「バリ取り」→「ヴァリ鳥」。プラモデル制作における用語から持ってきました。

 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。また次の記事やイラストなどでお会いしましょう。びた泥でした。

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