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【高校演劇】鑑賞感想「Catchall」2020年

この記事はYOUTUBE「木田さんの演劇産業革命」チャンネルで公開中の動画
https://youtu.be/vGy-R_2UqeQ
をテキストにしたものです。

こんばんは、木田さんの演劇産業革命演劇ニュースの時間です。
この動画では僕が特別講師を担当させていただいた、静岡県西部高等学校演劇協議会発表会の感想をお届けしたいと思います。
今あまり演劇を観れなくてさびしいと言う方もこの動画を見て少しでも現場の空気を感じてもらえたり、演劇ってまだまだ頑張っているんだなって感じてもらえると思います。
それでは今日は9校目に鑑賞した、県立袋井高等学校演劇部さんが上演した「Catchall」について。
いよいよ今日から鑑賞感想も3日目の上演校に突入です。その3日目10月25日の発表会でトップバッターで上演したのが、この袋井高校演劇部さんです。
どんな舞台になるのかなと思ってワクワクしていたら幕が上がり、音楽が鳴り始め導入部分が始まりました。
これ、今回鑑賞していて思ったことなんですが、意外と冒頭に音楽を使わずに幕を開ける作品が多かったんですよね。結構、あの無音が僕は苦手だったりして、緞帳の音が目立つので音がある方が良いなと思うんです。なので、最初に音楽が鳴るだけで、まず「おっ」ってなりますよね。
一つの基準として、緞帳挙げる時に音楽を流している高校は、比較的その後の舞台のクオリティも高い印象がありました。
さて、話は戻ります、冒頭のシーンが終わるとこの袋井高校演劇部さんはダンスを導入していたんですね。で、これが結構しっかりと作りこまれていて良かったです。立ち位置も工夫していて、最初は気付かなかったんですが、役の立場なんかも絡めて作っていたと思うんです。そう言う工夫が素敵ですよね。
物語は、有名進学校の生徒会が学園の問題児を更正させるために奔走するといった内容だったのですが、残念なことにそもそも台本の設定で問題児たちが問題児の説得力がないと言うのが勿体なかったですね。
舞台セットもシンプルで一幕劇だったのでテンポも良く、演技もレベルが高かったので、おしかったなと思いました。
それでも無理な展開では無かったし、役者さん達の掛け合いも上手だったので最後まで飽きずに鑑賞することが出来ました。優良校にも選出されたので全体的にバランスよく作れていたと思います。
次回作はもう少し別の台本に挑戦してもらいたいなと思いました。
と言うことで9校目県立袋井高校演劇部さんの「Catchall」についてお話させていただきました。
次回は10校目磐田南高等学校さんです。お楽しみに!

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