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Kindle Fire HD10 (2017) suez に LineageOS 16 をインストールして、SafetyNetをごまかす話


はじめに

この記事はあくまで備忘録として作成したため、内容に関して一切の責任を負わないほか質問を受け付けません。
今のところ、ほとんどの場合で殻割すればアンブリックできるみたいですが・・・

もちろんWidevine L1死にます、L3になってアマプラはSD画質のみです
単純なroot検出ギミック(dアニメとか)やsafetynetのみに依存するものは、記事中のやり方でいけるはず。
厳重なものはshamikoとかでないと無理。
なお、shamikoは使ってないので記事にする予定はありません。

また、testing なROMなのでたまにハングアップしたりします。

参考資料

作業環境

PC

  • Win10 22H2 

  • VMware Workstation Player

  • Ubuntu Desktop 22.04.2 LTS ISO Image

  • python3

  • python3-serial

  • adb

  • fastboot

  • dos2unix

  • FireOSバージョンに応じたtemp rootツール (今回はDirty COWを利用したWSRootをオフラインで使用、場合によってはMTK-SU)

  • amonet-suez-v1.1.2.zip

  • BitGapps Core ARM64 Android9.0

  • Magisk (Github)

  • Magisk Hide Props Config (オリジナル版をGitHubよりDL)

  • Universal SafetyNet Fix(Github)

  • 適当なAndroid内で動かせるTerminalアプリ

Kindle Fire HD 10

  • Fire OS 5.6.9.0

  • 開発者OP有効

  • ADB有効

手順

1.Windows上でVMにLinuxをインストールする

今回はVMware Workstation Playerに、Ubuntu Desktop 22.04.2 LTSをインストール
完了後、terminalでapt-get python3 python3-serial adb fastboot dos2unix4

2.端末を接続

VMにUSBで接続したKindleをパススルーで接続
terminal から adb で接続を確認

3.root取得

adb shell で端末に入った後、必要パッケージを adb push で転送
権限設定後、adb shellで実行
adb shellの権限が root になる
※正常にできない場合はkindleを再起動

4.BLU

kindleのModemManagerを無効か削除
amonet-suez-v1.1.2.zip を展開し、terminal 内 step-1.sh を実行。
なお、今回のFireOSバージョンでは、kindleを仮死させ強制的にBLをダウングレードする必要がある
そのため、古いバージョンであれば以下のダウングレードは不要
恐らくはMTK-SUが使用可能なバージョンでも必要な場合があるので注意


bootrom-step-minimal.sh を実行しスクリプトに従う。
その後 fastboot-step.sh を実行すると、改ざんされたfastbootが起動する。
この状態で step-2.sh 実行可能になる


step-2.sh を実行
完了後、TWRPが起動する

5.ROM導入

TWRP のメニューから [Wipe] - [Advanced Wipe] を選択
Storage以外を選択し実行
TWRPのメニューから[Mount]でストレージのマウントを確認し、USBでPCに接続
LineageOS 16の zip を転送し、TWRP の [Install] で選択し Flash

6.Magsik導入

Lineage OS16 導入後、そのまま起動し Setup を完了させる
その後、TWRP に戻り BitGapps のパッケージを転送
[Install] から選択し導入
再び、LineageOS 16 に戻り Magisk の APK をGithubよりDLしインストール
Magisk アプリを起動すると、boot.img にパッチしろと出るため、ガイダンス通りに行う
※vbmetaにパッチOPにチェックを入れる
TWRP に戻り、パッチ済み boot.img を [Install] 
完了後、再び Magisk アプリを起動する
正常に完了していれば、ホーム画面で導入できていることが確認できる

7.Magiskを設定する

Magisk を起動し設定より[Zygisk]をEnable
[DenyListを適用] をEnable
[DenyListを構成] から GooglePlay 系を追加
Magisk Hide Props Config (MHPC)・Universal Safetynet Fix のZIP を読み込みインストールし再起動
モジュールからそれぞれ有効なことを確認
設定より [Magiskを隠す] を実行しMagiskを隠す

8,SafetyNetをバイパス

Terminalアプリを起動し、コマンド [props] を入力
MHPC の設定用スクリプトが起動する

[1.Edit device fingerprint] - [F - Pick a certfied fingerprint]  - [7 - Google] - [20 - Google Pixel 3a] - [1 - Android version 9] - [yes]
※インストールしたLineageOSのバージョンに合わせる

[2.Force BASIC Key attestation] をEnable

[3.device simulation] - [s - device simulation] をEnable
[1,2,3,4,5,9] を入力し Enable

再起動後、GooglePlay関係のアプリのデータとキャッシュを削除
適当なチェック方法でチェックし、safetynetがPassできてればOK
※Magiskアプリ起動時に何か警告や注意が出ていたりする(=正常にインストールできていない)とPassできない

9.おまけ(動作を快適にしたい場合)

FTweakなどカーネル最適化スクリプトでパラメータいじって
zRAMは一応Enableのコマンドは通るが動いてないかもしれない




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