静凛ソロイベント「RecollectioN」の思い出

イベントまで

Vtuberのイベントにも行き慣れ、コロナ禍でネットでのイベント鑑賞にも飽きてきた頃、このイベントを知った。
正直、静凛本人が普段からあまり歌系のイベントに積極的なようには見えて来なかったので、このイベントは意外だった。
まだワクチンも浸透しきっていない世の中、名古屋まで行くかどうか、かなり迷った。
最終的に行くことを決めたのは、静凛という人のやるイベントがどうなるのか知りたかったのが一番大きかったように思う。(もしかしたら、名古屋を観光したい気持ちが多分に含まれていたかもしれない。)

静凛という人は

視聴者から見る静凛という人は、99%の時間ゲームをしている。
特に、Vtuberとして活動を始める前の静凛自身の話というものをほとんど聞いたことが無いんじゃないかとすら思うぐらい、あまり自分の事を語ってくれない傾向にある。
好きな曲や歌について歌枠などで知ることはあっても、静凛の思うイベントとは?エンターテイメントとは?といったところがほとんど全く想像がつかず、期待に胸を膨らませながら、名古屋へ向かった。

特に用もないのに

名古屋駅を下りて、まずイベント会場に向かうことにしたのだが、道中にアニメイトがあり、吸い込まれるように入店し、ただ歩き回って外に出た。
名古屋に着いてはじめにやったことが「アニメイトに入る」になってしまった。
今にして思えば、アウェイでとりあえず落ち着く場所がなかったのかもしれない。
そして名古屋駅からZeppまで歩いた人なら半数以上がわかってくれるだろうめちゃくちゃ高い遊歩道を歩き会場まで向かった。
ああここが名古屋なんだなぁと思ったのをよく覚えている。

イベント内容

会場内での席は後ろの方だったが、視界は悪くなかった。
正直、ゲストの多さ的にあまり期待してなかったが、一曲目の「VORACITY」の時点で来てよかったなぁと思った。
モニター二枚使った派手な演出とレーザーと、派手なイベント衣装がよく映えていて、とても綺麗だと思った。最初の一曲がいいと、イベントはすべてよく思える。

前半のパートは、タイトルにかかった内容になっていて、すごくよかった。
個人的に、叶くんへの評価が大きく好転した。前日ゲームの大会に出ていたのにそのまま直行でイベントに来てくれるのはなかなか出来ることではないだろう。かなかなだけに。
イベントのガイド役が森中花咲だったのも、よかった。案内役として、等身が低く愛らしい彼女はよく映えたと思う。色味も静凛のイメージとよく合うと思う。
そして渋谷ハジメの3D初姿を、生で見ることができて、それもめちゃくちゃよかった。
ああ渋谷ハジメってこういう動きするんだなぁ、と、予想通りでもあり、意外でもあるような、不思議な感動だった。

後半ライブパートも、めちゃくちゃ盛り上がった。
声が出せないライブというのは、こんなに苦しいものかと。
特にDive with me!はいつ聞いても求めていたものが出てくる安心感があると思った。

静凛が、「ライブで最後の曲を歌う気分を味わわせてくれてありがとう」と言っていたのが、強く印象に残った。たぶんあそこを聞くために名古屋に行ったんだと思う。

イベントを通して特に好みだったのは、アンコールの演出だったと思う。
声を出せないイベントの性質と、前半パートの内容を含めたゲームの画面を想起させるもので、他のライブにないものだと思った。

ありがとうZeepNagoya

イベントが終わって、会場の外に出た。
イベントが終わった寂しさというより、満足できたな~と感じたのをよく覚えている。
帰りに、同じイベント帰りの二人組が
「あーあの人なんだっけ!ピエロの!」「あーわかるわかる!名前なんだっけ!」
と言い合っていて、ああそういう人も来てるんだなと聞いていたら、スマホで調べたようで
「ああ思い出した!ジョーカー(じょーかー)だ!」「そうそう!」と解決?していて笑いをこらえるのが大変だった。

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