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2021/05/29 オレンジ

・ベースアンプとエフェクターを買った。Orangeのアンプとオレンジ色のエフェクター。

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・ベーアンは前から欲しくて、手頃なやつが売ってたから買った。その場でヤフオクやメルカリで相場を調べて買う、みたいな買い方絶対みんなしてるんだろうけど、なんか惨めな気持ちになりますね。気のせいか。けっこういい音だったので満足です。


・このDS-2というエフェクター、僕のめちゃくちゃ好きなジョン・フルシャンテというギタリストが使ってたやつで前から気になっていたのだが、前に試奏したとき全然ピンと来ず見送っていた。今日も試奏したのだがおや…そんなに悪くないぞ…?という感じで、あと久しぶりにジョンのことを思い出して今度こそジョンになる日が来てる、ガイアが俺に輝けと言っていると直感し購入、家に帰って音を鳴らしてみたところ、あぁ〜まあまあっすね…という感触を得、直感が正しかったかどうかの判断は今度下すことに決定、射精、飲酒、現在に到る。


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・それで思い出したのだけれど、僕はこのジョン・フルシャンテというギタリストが本当に好きで、とにかく恋焦がれまくっていた。服装を調べたりウィキペディアを読んだり待ち受けにしたりとしていたのだが肝心のギターのコピーとかはそこまでしていなかった。この時の僕を批判できるのは好きな女の子全員に告白してきた人だけです。


・実際それなりに真似したのだけど、とにかく自分とスタイルというかもうギターの握り方から違うという感じで、真似してもちっともカッコよくならなかったのが実際ショックだった。それでも何曲かコピーしたり、ライブでのジョンのインプロをイメージしたフレージングなんかはかなり真似していた。コピバンに誘われたりもしたが、尊敬のあまり物怖じし、時間をくれと言ったまま流れてしまった。その後レッチリどころかそもそもロックとかバンドとかをほぼ聞いてない時期とかがありすっかり忘れていた。

・それら諸々の、挫折と呼ぶほどでもないガッカリみたいな、敵わなかった淡い恋みたいな記憶を今日急に思い出したわけで、久しぶりにギターでジョンのフレーズを弾いてみた。かつて必死にコピーした頃より確実にギターの腕は上がっているはずなのに、全くというほどジョンらしく聞こえなかった。少し驚いてしまった。

・影響を受けるということと、憧れるということは別なのだなと改めて思った。こういう時いつもきのこ帝国の「僕たちはいつも叶わないものから / 順番に愛してしまうよ」という歌詞を思い出す。言い訳みたいにこのフレーズを引用しているように聞こえたら恥ずかしい限りだが、今の自分の気持ちにこの言葉を添えることにする。今の自分はうまいギタリストでも圧倒的個性のあるギタリストでもないが、それなりに自分の音楽を作る土壌は揃っているように思う。もちろんリズム感の無さや指の動かなさ、引き出しの少なさに自分を殺したくなり、練習しろバカ、はいぃ…、シャワーでも浴びるか(←シャワーを浴びると何かが変わると思っている)、の流れを100000000回繰り返して1分の曲をやっとこさ作るという具合で、これに満足する気はないのだが、ないものねだりよりも、自分の音楽をやることに向き合おうというマインドが整ってきた。


・結局、自分の音楽をやるためには持っているもので勝負するしかないのである。牙を研ぐことはできても、大人に新しい歯は生えない。それに、自分にないものは、他人が与えてくれる。一人で一年かけて得るインスピレーションを、1秒で与えてくれるのが、バンドの、セッションのおもしろいところなのだ。
 弊バンドではベースを担当しようかなと構想を練っているので、最近はベースの練習と音作りをしている。年内にEPを出したいので、ミキシングの勉強をし、パソコンのスペックを上げ、オーディオインターフェースを買い替え、部屋を掃除し、洗濯をし、食器を洗い、親のラインを返し、換気をしようと思う。



・すいません、勝手に鼻息を荒くしてしまいました。それにしてもジョンがいた頃のレッチリは本当にかっこいい。今でも大好きです。特にこのジャムは本当に最初から最後まで凄まじすぎる。




・そういえば昔恐竜が大好きだったな。みんなの昔好きだったものはなんですか?

(終わり)

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