舞台鑑賞【あゝ同期の桜】

今回は配信で鑑賞しました。
もちろん今回も事前情報ほとんどなし。
うろ覚えの「今の幸せを何百倍にも感じられる」というニッキの言葉がどうにも忘れられなくて。
配信があるというのを知って、嬉しいと同時に緊張が走りました。
休みの日に、ゆったり時間をとって鑑賞しました。


うまいこといい名前をつけましたね。名前だけ。
ほんの少し相手にダメージを与えるためだけに、人の命を差し出させる。
本人たちが熱望したと言うけど、彼らに他の選択肢を与える状況を作らなかったですよね。
極限の状況で出撃命令を待つ日々で、ある意味洗脳状態になったのではないでしょうか。


うまいこと名前をつけて、勝つ見込みもない戦争のために飛び立てと。
命令する立場の上官の胸の内はどれほどのものだったのか。
若者に命令する立場の上官がその胸の内を明かすことなどできなかったでしょうね。


何を見ても体験してない戦争のことは、一方向からの視点しか持たなかった。
けどこの舞台を観て、二方向に増えました。

自分の年齢を思えば命令する立場です。
とてもじゃないけどあんな気丈に振る舞えない。

時間が流れ時代が変わり、そんな命令を受けることもすることもなく生きています。
腹が立つことはあっても、だからといって命を落とすこともない。

観た人は、今の幸せを何百倍にも感じられる

本当にその通りだと思います。


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