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私の愛読する漫画作品

どうも。
いつも見ていただいてる方も、初めましての方も軽く自己紹介させていただきます。
今回Vol.1 12/5のアドベントカレンダーを担当させていただくゆちょ(游楪)と申す者です。
普段は中身のないことしかノートしてません。
そんなやつが書くアドベントカレンダー。雑に言えば話題の日めくりカレンダーなんですが、
提供したい話題と言えば、11/4に私は「みんなに知ってもらいたい・共有したい作品がある」ということで
今回はそれについて語らせて頂きます。


なんて作品?

ずばりその作品のタイトルですが、
過去に週刊少年サンデーにて掲載されていた漫画、「ハヤテのごとく!」です。

ハヤテのごとく!第1巻

これは2004年から2017年の間まで連載していた畑健二郎(はたけんじろう)が描く、通称「愛と流血の執事ギャグコメディー」であり
畑先生にとっての初の週刊連載作品でもあります。

あらすじとしては、
「親の借金を抱えさせられた主人公・綾崎ハヤテは自身の状況に絶望していたところに、不良に絡まれていた少女・三千院ナギを助ける。
ナギはお礼に何でもと言うので、このとき考えていた誘拐による身代金の人質になってもらうべく発した一言『僕は君がほしいんだ』。
この一言をきっかけにあらゆるドタバタに巻き込まれていく」といった内容です。
…いやぁ、改めて見てもすごい冒頭ですね。
親の借金を抱えさせられたとありますが、ハヤテの両親は共にろくな職に就かずギャンブルにハヤテのバイト代すらも突っ込むクズofクズなんですよね。
そんな親が丸投げした額は脅威の1億5000万円。イカれてます。
そんなヤバい青年を拾ったのがナギ、本作のメインヒロインです。
この三千院ナギ、CVは釘宮理恵。
私が釘宮理恵に脳みそ溶かされたきっかけのキャラです。
ナギは貧乏で哀れなハヤテと違い、三千院家と呼ばれる莫大な資産を持つ家のお嬢様。
彼の借金なんて彼女から見ればはした金、加えてわずか13歳にして飛び級の資格を持つほどの頭脳も備えた超スーパーお嬢様なのです。
しかし世間知らずで純粋な面もあるため、ハヤテのびみょ〜〜な言い回しをナギは告白と受け止めたのをきっかけにハヤテを執事として迎え入れ、そして三千院家で共に過ごす関係になります。
ちなみに、このびみょぉ〜〜にすれ違った関係であることにハヤテとナギは気づいていません。ただ一人を除いて。
それがマリア、三千院家にてメイドを務める美人さんです。
ナギの保護者のような存在でもあります。
かくして両者の事情を知るメイドさんと、借金執事、そしてワガママお嬢様の3人で三千院家の日常が描かれます。
個人的に序盤の話であれば、マスク・ザ・マネーのくだりはかわいいですね。
ハヤテの鈍感さ、ナギの子供っぽさ、マリアのママみ。ここに全部表れててすきです。

本作主人公・綾崎ハヤテ。
とにかく頑丈で、多分ガン〇ムの生まれ変わり。
三千院ナギ。オタクに厳しいオタク。
数多くの少年を沼に落とした罪深き美少女。
完全に余談だが、このタッチの頃のナギがいっちゃんかわいい。

いちばん伝えたい話

なお、ハヤテのごとく!は全部で52巻まであり、それら全て好きな私が語ってしまうとまとまりがなくなってしまうので
ここからはいちばん伝えたく、そして大好きなところであるアテネ編について書きたいと思います。
このアテネ編というのは単行本17~25巻辺りまでの話で、ナギやハヤテの通う学校「白皇学院」がGWによる大型連休となり、3人でどこへ行こうか笑ってコ〇えてよろしくダーツで決めようとするも上手く刺さらず、日本海溝と宇宙になりかけるも
手元にあったパンフレットのアテネに刺すことで見事旅行先が決まる…が冒頭です。このくだり好き。

そして17半ば~18頭にかけてハヤテの過去も語られますが、この話に登場する「天王州アテネ」。
彼女こそがこのアテネ編を語る上で省くことなどできない最重要キャラクターなのです。
何故?
それは彼女が綾崎ハヤテを構成する大きな要素であり、
若くして白皇学院の理事長でありながら、天王州家という三千院家に匹敵するとさえ言われる資産を持つお嬢様だからです。
美しい金髪に縦ロール、ポニテにアホ毛巨乳となかなかクラシカルな属性をお持ちなのが特徴。

正妻枠・天王州アテネ。
私はこいつに全てを狂わされました。

そんなアテネとハヤテは過去編にて喧嘩別れの形で一度関係が切れるも、旅行先で迷い込んだ屋敷の庭にて再会を果たしています。
が、アテネはハヤテに対しまるで他人かのように冷たくあしらい庭から追い出します。
しかし10年前にハヤテと過ごした日々は、当然忘れられるわけもなく…。

一方、追い出されてしまったハヤテはアテネに忘れられたショックで気を落とすも、同級生の取り計らいで夜の街を散歩することに。
そこでアテネについての聞き込みをする中で、唯一彼女と話のできていた生徒会長・桂ヒナギクの証言からハヤテもまた、アテネが10年前のことを覚えていると確信するのですが
彼女が覚えているからといって庭にて拒絶されてしまったことには変わりなく、嫌われてしまったと思うには十分。
そのような暗い気持ちの中で迫るヒナギクとのディナーの約束。
ヒナギクもまたハヤテに好意を寄せるひとりなのですが、常に俯いた表情を見せるハヤテに“ディナーが憂鬱だったのでは”という不安が募り理由を問う。
しかしハヤテからは昨日のアテネとの一件が理由であることを聞かされ、ヒナギクは胸を撫で下ろす。
そして改めて問いかける。
「ハヤテ君と天王州さんっていったいどういう関係なの?」、と。

この「ハヤテにとってのアテネはどんな存在?」や、
アテネが抱える問題に対してハヤテは何ができる?
そして試されるナギとの絆の試練。
綾崎ハヤテにとっての物語の完結編
、そういった内容です。

どうか、どうかこのアテネ編まではぜひとも読んで頂きたい。
本当に良い話なので。
なお、このアテネ編が好きだという一番の理由なんですが。
書いてしまうとネタバレになるというか…、もし読んでいただいた際に「あーあいつの言ってたこのシーンね」と私によるノイズが発生するのが死ぬほど嫌なので、もうほんとに読んでくださいとしか…。
タイトルだけお伝えするならば、
24巻9話「〜Fly High〜」 10話「ETERNAL WIND」
25巻4話「木の芽風」 5話「そして笑顔になる」です。
ここにアテネ編の盛り上がり、そして好きになるポイントが詰まってます。
ハヤアテはいいぞ…………。


ほぼ余談

また、ハヤテのごとく!は出てくるキャラやセリフの端々で他作品のネタが混じるパロディ作品としても有名です。
ムシキングなんてそのまま出てきます。
「ハヤテのごとくをきっかけにオタクになった」なんて話もよく聞きますね。
なお26巻以降の話は、1~17巻半ばまでのようなギャグ一辺倒ではなくなり、三千院家の遺産相続を巡るナギ中心の物語となっていくんです。
(私個人はナギの成長を見ることができてこれもまた好きですが、26~52巻は本題とはまた別の話なので割愛。)
なので私は今回26巻以降は触れず、1~25巻までのハヤテの物語を強くおすすめしたいと思います。

現在ハヤテのごとく!は完全版が発売中です。
もし興味を持ってくださった方がいれば、そこから手に取っていただくのもいいかなと思います。


最後に

こんな拙い文章にお付き合いくださり、ありがとうございました。
もしハヤテのごとく!、読んでいただけましたら私に読んだよ!と言ってくれると死ぬほど喜びます。
では。





PS.結界師も読め。

                   游楪

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