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デネディクト・ファイクという二人(+夢のようなもしも)

自キャラもとい。。うちのヒカセンメインキャラである、でねくんとファイク君の簡単な紹介となります。
オマケでチビでねくんちゃんのお話もあります。
※多少暗い過去が見え隠れしますが 今彼らは至ってふわふわのんびり。。幸せにしております。





彼らの日常


「 。。デネ、またお魚が逃げますよ」
「んぅ…?」

ギィキィと竿がしなり、やがて動かなくなった頃にようやく。。 のそのそと少し身動いで目をこすった。

「お魚逃げちゃいましたね。。 」
「ん~。。 」
「波の音、気持ちいいです?」
「。。んっ!」
「それは良かった」


この手を置いて頭を撫でても 透き通る髪を乱すのは風のみで。。… 外から見たらきっとこの手は何処にも無いのだろう。

でもこの感じは。。 彼も嫌じゃないらしい。
そして 伝わってくるモノで僕も少し、浮かれてしまう。


あぁ。… なるほど。 
確かに ここの波の音は 心地良い。。






ふたりの紹介


・Denedikt(デネディクト):でねくん

人だった頃の最後の身体の年齢:21才
一人称:ぼく
二人称:きみ、キミ、あなた
三人称:彼(性の判別が付かない場合。。こちらで呼ぶことが多い)、彼女

でねくん→ファイク君
(呼び方:ファイク君、ファイク)

ファイク君→でねくん
(呼び方:デネ)

穏やかでのんびりとした ふわふわとした性格のヒト。争い事や力を求めることを好まず 花や水や、緑や空や 音を愛で好む。ので趣味は 好きな音のする場所でぼぉ~~っとすること、 風や水やきれぃなモノを眺めて寝転ぶこと。。その派生でのんびりと釣り竿を垂らして過ごすこと(よく寝落ちてエサをとられている)、 想いのまま歌ったり楽器を弾いたりすること、 甘いお菓子とお茶でほっこりすること(人ではないので 食事をそれほど必要としない彼らにとって、食べる行為は 人らしい趣味の一つ)。
話してみると どこか見た目の歳に不相応な、または憤慨や何かが欠落している様な… 未成熟な彼の心に気づく人も居るだろうか。。 懐いた相手にはふんわりと花が綻んだ様な笑顔を見せる。
戦いは好まないが、戦場となれば “ひと(や救いたい相手)を癒すことこそ 善きこと” という信念のもと、真っ直ぐにその癒やしの術を振るう。中でも周囲のエーテルと感応し、集め扱う白魔道士との相性が良いようだ。 他にも何かの気配を少し感じるものの。。しかし、道士様ほど精霊の声などが聞こえるわけではなく。。 …本人曰く、この世界にくる前は もっと色んなモノが聞こえ見えて 溢れかえっていたのだという。
よく連れる一角獣(ユニコンさん)と青い蝶(モルフォちゃん)を だいじな友だち と表している。 きれぃでやさしい。。大切な友人だと。
ごく稀に… もう一人友人がいるのだと 彼は零す。
「料理うまくて、がんばり屋で、いつも側に居てくれて…ぼくが落ち込んでるときとかそっと側に居てくれるの。。*」 
と 笑って話す先にはなにも見えない。。 誰かが居るのだろうか。




・Feig(ファイク):ファイク君

享年:23才
一人称:僕、(極々たまに オレ)
二人称:君、きみ、貴方
三人称:彼(性の判別が付かない場合。。こちらで呼ぶことが多い)、彼女

でねくん→ファイク君
(呼び方:ファイク君、ファイク)

ファイク君→でねくん
(呼び方:デネ)

普段はほとんど表に出てこようとしない。。 Denedikt feigという冒険者の裏の人格。
(この名前はミューヌさんに冒険者登録をして貰うとき 二人で相談して決めた)
元は別々の人間として生きていたが 彼が亡くなったその時。。人ではなくなっていたでねくんと邂逅し、その身体に受け入れる形で 共に在る生が始まった。
(この世界(エオルゼア)での容姿はでねくんにだいぶ寄っており。。 彼の生前の見た目の名残は、前髪で隠したその深い青の右目と 毛先の青のみ。 
ただ、彼が表に出ているときは 首が露出する格好を避ける傾向にある。まるで万一にでも見られたくないモノが在るかのように)
相手を傷付けることも、傷つくことも好まない。。丁寧な口調の 柔らかで落ち着いた性格の人。
ただし 弱者を傷つけることを愉しむモノと。。 大切な友人を都合のいい存在として、搾取しに群がるモノには恐ろしく冷たい。
表に出てこようとしないのは、でねくんで外界との交流は事足りるから(自分の出る幕はない、と考えている)。それと、不必要に出て 周りを混乱させたくないため。人と触れ合えば自ずと 傷付けたり傷つくことにも繫がる。。と考えているが、 一方で他者に認知されない自身について 少しもの寂しさも抱いている。(とある人物経由で シドゥルグとリエルの二人とは交流がある)
生前、想いの多くを圧し殺して生きてしまった上に、 この世界でとある人物と出逢うまで 自身の負の感情、特に憤怒を穢らわしいと断罪する 自己否定の塊のような人だった。そのためか、 未だに“好きなように自分で決める” という。。自分で望みを選んで動くことが苦手。散歩などでよくモルフォちゃんに道標をお願いしては、『スキにアルケ』と言っているかのように断られている。(本当に気まぐれに。。 何処かへ導く仕草をするときもある) (でねくんはモルフォちゃんを頼らないから断られる頻度も少ない)
人との交流は控えめなものの、 新しい土地の見知らぬ文化が込められた製作物。。特に料理を識り、自ら作ることも好きな模様。 よく秘伝書を広げながら、味見してはウンウン唸りながら調理している。
(始まりは 壊滅的な調理レベルのでねくんが 「料理してみたいッ!✨」と言い出したのを必死に止めて代わりにやり始めたから。。というのは、ここだけの話)
ユニコンさんとは 一緒に大事な友人を護っていこうと誓っている間柄。 それと よくその背に乗って水面を走り、水辺遊びをする。。彼の密かな趣味にも付き合ってくれている。
モルフォちゃんには完全に尻に敷かれている。が… それは何処か彼女なりの激励のように ほんのりと優しい。
でねくんは 心の恩人であり… 大切な友人であり… 分かち合う、その瞳に映る世界の輝かしさが眩しい。。憧れの存在でもある。






夢のような 小さなもしも (チビでねくんちゃんの紹介)


それはふと芽生えた願い。。…



「。。 ?」
目覚めたての目をこすって 辺りを見渡す。。
甘い香りがする。。 月見草かな

「……わぁ。。✨」 
空を見上げた。星が 今にもこぼれ落ちそうなほど降っている。

よく見渡してみたら お店できれぃな飴が売られていた。甘い香りは、これだったみたい。

「。。えへへ おはよぅ」
鼻先に飛んできたきれぃな彼女。ふわふわとまた飛んでいった。

「きょうはあっち行ってみよぅ。。*」
指を差して進み出す。
ふわふわと見守るように青い蝶はついて行った。 







それはふと芽生えた願い。


好きなものを“すき”と言うこと。
どう想うかなど誰にも求められていなかった。

傷つけることが“イヤだ”と言うこと。
望まれる姿を選ぶしかなかった。

“助けて”と言うことを諦めた。
奪われながら生かされる内に 声を何時しか忘れていった。

自分を殺す事が“当然”だった。
救いを願えるのは自分だけなのに。





想うままに願うこと。
。。それのなんと難しい事か


。。でもふと ある時 閉ざしていたモノが開かれた
願いが一つ 零れる

『想うままに生きられたら』

子供のような 小さな夢のような。
泡沫の様な 幻のような。


そんな願いのあとから。。 時折夢を見るようになった。

その夢では 色んな場所で目が覚める。
花と同じ背丈で世界が視えて
星降る夜。。 賑わう市場。。 潮騒の浜。。 せせらぎのそば。。

人とも会う。
穏やかなひと。。 かわいいひと。。 落ちつくひと。。ほわほわと


さぁ今日は何処に行こうか






ーーーーー

「少し前から 不思議な“ララフェルのような何か”を見かけるって噂、知ってるかい?」

「どうして“何か”って付けるのかって? 
そりゃあお前さん、“消える”んだよ。。 夢か幻かだったみたいに フッ……とな」

「市場ですれ違って ふと振り返ればいなかったり。。 草むらで寝っ転がった姿に心配した住人が 声をかけようとしたら目の前で消えたり…」

「しかも似た目撃例があっちこちの都市に発生していて 外見も似てるときたもんだ」

「別になにか悪さしてるって訳でも無いし… 捕まえようとしてもその場で消えちまうそうだ。。 だから話ばかり広まって、ちょっとした噂になっているのさ」

「お前さんも 運が良けりゃぁ見られるかも知れねぇな」


ーーーーー


ps.
・角のお兄さん
……チビでねくんちゃんがそう呼ぶ、アウラ男性の姿をとっている 夢見の間のユニコンさんの姿。
チビでねくんちゃんを『お嬢!』と呼び、とても大事にしている。
チビでねくんちゃんは でねくんとファイク君二人ともの、 ずっと閉じてきた願いの“芽吹き”であり… その芽を大事に見守っている。


・耳のお姉さん
……チビでねくんちゃんがそう呼ぶ、ヴィエラ女性の姿をとっている 夢見の間のモルフォちゃんの姿。
二人は便宜上、チビでねくんちゃんのリテイナーとされており とても気怠げに話すが、モルフォちゃんだけいつの間にか採集を終わらせていて 蝶の姿で側に居る。
角のお兄さんこと、ユニコンさんがどうやってそんなに早く終わらせているのか聞いても 要領が悪いと一刀両断される。カナシイネ

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