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ベトナムで猫を飛行機に乗せるの巻

ハノイからホーチミンへの転勤🇻🇳
埼玉→東京の距離ではなく、青森→宮崎くらいの引越し。つまり、飛行機移動、もしくは電車(JR普通くらい)で32時間かけての移動、数日かけた陸路、くらいしかないのです。

猫を飛行機に乗せるには?

今回はベトナム国内移動のケースについてお話しします。かつ客室内に持ち込むケースです。
国外の場合は第三国に血清を送ったり、となかなか大変なのでここでは書きません。

【国内移動も健康診断書が必要です】
飛行機を予約し、その搭乗日の5日前に動物病院に行き、健康診断を受けます。
すると、搭乗日1日だけ使える診断書がもらえるのですが、これは国の書類なので、発行に時間がかかります。ちなみにこの診断書を出してもらうのに1,200,000vnd(約6,000円弱)。
私の場合は、搭乗日前日の24時間を切る時間帯にしかもらえないという、最悪なことが起こり、一旦病院の診断書のPDFを航空会社に送るということをやりました。

【猫用の航空チケット予約】
あくまでもベトナム航空の場合です。36時間前までに猫用の航空チケット予約が必要です。ただしここではお金は支払わず、当日空港のカウンターで支払うことになります。ちなみに猫を乗せられる機体は実施1種類なので機体も先に見ておかないと危ないです。
この予約の際に、
・上記の診断書が必要
・猫を入れるケースの大きさと材質の申請が必要
です。

【一番苦労した猫用ケース確保】
そんな大きさどこに売ってんのよー!と叫びたくなるような不思議な大きさ。
そもそもAはそんな長さいらんから奥行き40センチとかくれ、って感じなんです。総和でOKでしょ?という甘い考えも通用しません。
カウンターでお金渡せば、とか強引に押し通せばなんとかなるのでは?とも思いましたが、思いの外頑なでした。これより大きいケージと判断された場合は、荷物と同じ貨物室に送られるわけです。

■そもそもの輸送条件
ベトナム航空のサイトをご覧ください
https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/travel-information/baggage/special-baggage/petc-popup

うちのどすこいくん、体重4.2kg、ケージ1.3kgと制限の6kgまであとわずか…。飛行機に乗せるまではとにかく運動させました笑。

で、見つけたのがこのダサいケース。ソフトケースなのに、材質的にOKらしく、とにかくあのイラストのようなケージ!と探しまくっていたのが無駄でした。
これだと幅はわずか16センチですが奥行きはギリギリ制限内に収まります。
但し、「ニャーニャー、うるさかったりしたら、機長の判断で貨物室なんでよろしく」くらいなexcuseをされ、当日まで持ち込めるか分からない状況でした。

【搭乗当日】
普段出張の多い私はWebチェックインで楽々滑り込み、なんですが、今回ばかりは2時間ちょい前に空港に到着してぎりぎりでした。
搭乗の流れ
1.カウンターに行き猫の健康診断書とパスポート(もちろん人間のね)を提示。
2.ケージの材質と大きさチェック
3.その後よく意味が分からないが30分待たされる
4.okが出たら別の支払いカウンターで支払い
客室持ち込みの場合は高い!
3,300,000vnd(約1万6000円くらい)
5.スタッフと荷物検査場に
この時私はスタッフがいなくなり、「猫を乗せるな」の押し問答。相当待たされてイラついてた私は、日本語で捲し立てて突破!(加減しないと捕まりますのでご注意)
ちなみに猫は検査のレーンに乗せません。人間が通るところも通らずに、係員がパスしてくれます。


6.いよいよ機内に!
なんとラッキーにもビジネスクラスにアップグレードな上に、隣も前も空いている席(滑り込みで乗ってきた2人により前は埋まりましたが)
こんな感じで前に乗せます。乗った瞬間はニャーニャー行ってましたが、飛んでしまうと、静かになりました。
周りも映画を観たりでヘッドフォンをしているので、猫に気付いていない人も多かったです。

とにかくうちの猫様には苦労をさせましたが無事新居に到着しました。
ちなみに余談ですが…
ベトナムでは、特にハノイでは、Grabカーもタクシーも猫は乗せたがりません。当然衛生上の理由もありますがそれ以上に、「猫の鳴き声が、貧乏、と言っているようにベトナム人には聞こえる」らしく縁起が悪いそうです。なんじゃそりゃですが。
なので、私も事前に猫オッケードライバーを確保してました。ここもベトナム国内で移動する場合はマストですね。
お金を5倍払う!といってもげん担ぎするドライバーは絶対乗せませんのでご注意。

飛行機に乗った翌日の猫様。だいぶ疲れたご様子でした。やはり命を削る行為なので、なるべく移動はさせたくないですね。国外移動の場合は貨物室になるので、温度や騒音など相当ストレスになります。細心の注意を払って、小さな命を守りたいですね。

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