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[ベトナム992日目]VAT減税の落とし穴!2023年以降に作成するインボイスの注意点

税務総局は2023年5月29日付のオフィシャルレターで以下の内容を案内しました。

VAT減税対象商品・サービスのインボイス調整のポイント

2022年にコロナ対策として行われたVAT減税の対象となった商品やサービスがありました。

「政令第15/2022/ND-CP号(以下「政令15号」)」に基づくと、2023年1月1日以降に金額や売上VAT、課税価格に影響を与えない誤りを発見した場合に、調整インボイスの発行やインボイスの差し替えが必要となります。

調整インボイスと差し替え後のインボイスには、VATの税率として8%が適用されます。

商品数量変更に伴う調整インボイスと返品インボイスの注意点

商品数量の変更によって生じる商品の金額や売上VAT額の変動がある場合には、関連する調整インボイスや差替インボイスを発行します。

これらのインボイスには、発行時点のVAT税率が適用されます。

VAT 8%購入品の返品手続き

2022年12月31日以前にVAT 8%で購入した商品を返品する際には、仕様や品質の不適切さを理由とする返品インボイスの発行が必要です。

この場合、VAT 8%が適用されます。返品に関する合意書は売手と買手の両方の署名が必要であり、返品である旨を明記する必要があります。

VAT 8%適用商品の値引き

2022年に販売したVAT 8%適用商品の値引きを含むインボイスが、2023年1月1日以降に発行される場合は以下の通りに取り扱います。

① 2022年から2023年にまたがる場合で、2023年1月1日以降の購入に割引が適用される場合には、インボイス作成時点で有効な税率が適用されます。

② 2022年内に購入した商品に対する値引き額が、2023年1月1日以降に確定し、遡って適用される場合には、調整インボイスは販売時点で適用したVAT税率(8%)が適用されます。

VATの適用は契約時点(支払い義務の時点)であるため、キャンペーンが2022年内にあり、支払は2023年以降である場合にはVAT税率は遡って8%
を適用します。

VAT 8%適用の事業者のインボイス作成時

政令15号に基づきVAT 8%を適用して商品販売やサービス提供を行った事業者のインボイス発行についてです。

VAT減税の始まった2022年2月1日から適用終了となる12月31日までの売り上げにかかるインボイスを2023年以降に発行する場合には、減税の適用は認められます。

ただし、インボイス作成時点の誤りには行政違反として処理されます。

例えば、建設や工事の引き渡しが12月31日までに完了していたが、インボイスの発行が2023年以降にあった場合です。

さいごに

具体的な申告・納税については専門家へ質問してください。

話は変わりますが、日本円で給与をもらっているサラリーマンには辛い時期ですよね。

本日の日経平均は米国株安を受けて4日続落です。

日経平均は68円安の32,629円で寄り付きましたが、取引開始後5分余りで9円安の32,689円まで持ち直したが、戻し切れず下落幅を広げました。

そして、10時30分には391円安の32,306円まで下落。続落祭りです。

最終的には軟調な推移となり、160円安の32,538円。

ドル円レートは143.79円です。143円ですよ。

5万円あっても、347ドルにしかならない上にカリフォルニアやワシントンDCの物価は上昇中のため、レストラン1食分が5万円くらいになってしまいます。

営業活動が攻めだとしたら、税制を確認するのは守りですね。

ではまた。
ありがとうございました。

参照


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