ジョジョ立ち専用車両のススメ
おかしい。
おかしいのだ。
何をこいつはこんな平日の朝っぱらから疑問を抱いているのかとお思いになるかと思うが、明らかにおかしいのだ。
私の常識を軽々と打ち破られるような事象に直面しているのだ。
私は人類の歴史が始まって以来人類とは直立二足歩行を行う生物だと思っていた。
いや、待て。まずは自分の常識を疑ってみることだ。自分の常識は他人の非常識。まずは他人を疑うより自分を疑えだ。
私は高校時代地理の専攻であったため生物学に明るくない。ひょっとすると直立二足歩行タイプ以外の人類も存在しているかもしれない。
ポケモンだってほのおタイプやみずタイプやエスパータイプなどひとくちにポケモンといっても多種多様である。
人間にも直立二足歩行タイプ以外にも並列三足歩行タイプや後輪駆動タイプなど一風変わったタイプのものが存在しているのかもしれない。
ポケモンだって最初は151匹しかいないとされてたのに、ある日突然増えた。
まだ発見されていなかった新種のポケモンだ!の一言で片付けられているが、これをヒトに置き換えると大変な事だ。
まだ発見されていなかった並列三足タイプのヒトだ!
で、念のため困った時の頼れるニクいやつ、その名もGoogle先生に尋ねてみた。
直立二足歩行の定義とは?
流石はGoogle先生。回答は簡潔明瞭だ。
脚と脊椎を垂直に立てて行う二足歩行のことである。現存する生物のうち、直立二足歩行が可能な生物は、ヒトだけである。
いや、待て。直立二足歩行が出来るのはヒトだけであるとは書かれているが、これではヒト=直立二足歩行は成り立たない。
ヒトは直立二足歩行する哺乳類であるという定義付けが必要なはずだ。
更に私はGoogle先生に問いかける。
ヒトとは何か
ここでもGoogle先生は間髪入れずに答えに導いてくれる。
その間僅かに0.07秒。。。
「ヒトの身体的な特徴のかなりの部分(下肢が上肢に比べて大きくて強い、骨盤の幅が広くて大きい、等)は、直立二足歩行を行うことへの適応の結果生じた形質である。」
違うそうじゃない。
ヒトは直立二足歩行以外には存在しないという定義付けが必要なんだ。
しかしページをめくると衝撃的なワードが飛び込んでくる。
「乳幼児を除いて、ほとんどの場合二足歩行を行う。」
「ほんどの場合二足歩行を行う」
ちょっと待て。例外的には二足歩行タイプ以外のヒトも存在するってことか。
やはりまだ見ぬ並列三足走行タイプのヒトもいるかもしれないということか。
ハンパねえ。人類。
さて、冒頭の私の疑問だが、通勤電車に乗っていると私の真下には本来私の脚を置くスペースがあるはずなのだが、無いのだ。
そう。ヒトは直立二足歩行であり、基本的には体の真下には脚が伸びており垂直に立つ事が可能なはずだ。
しかし私の眼前に広がる事実として言えるのは一つ。そのあるべきはずの直立すべきために必要なスペースが無いのだ。
こうなると私は当然体が斜めにならざるを得ず直立なんてレベルじゃ無い。
斜立二足歩行生物の爆誕である。
この現象が決してn=1ではなく私の体感ではn=200はゆうに超えている。
これは新宿界隈に三足以上の新種のヒトが存在しており、どうしても3本目以上の脚が他人のスペースを侵食してしまっているか、周りの人が全員でStylish Jojo standing(訳:スタイリッシュジョジョ立ち)をキメているとしか考えられない。
イメージ図
私は知らず知らずのうちにジョジョ立ち専用車両に乗り込んでいたというのか!
恐るべし、都営大江戸線。
皆さんも都営大江戸線に乗るときはStylish Jojo standing(訳:ジョジョ立ち)をキメることが求められるので気をつけましょう。
サラリーマンの徒然なるつぶやき。野球とサッカーとダーツとウニが好きです。