主催イベントを開きました。

あーねんまつ


今年最大の思い出は間違いなくあのイベントだったので、備忘録として書いておこうと思います。年内に書き切れなかったら下書きで温めておきます。書き始めたのは22時12分です。

東都之音開催のきっかけは様々あるのですが、某イベントで知り合い、自分がゆのもきゅで最も好きな曲であるところの「銀河鉄道のペンギン/Yunomi & Aiobahn Feat. nicamoq」を流していたぐっちさんから「kawaii系でイベントやりたくないですか?」と声をかけられたところが発端だったように思います。
CY8ER、電音部等でダンスミュージックに興味自体はずっとあって、暴音部さんでブースの上で超絶良い音を流してフロアを爆踊りさせるDJさんを見て、「ああいう音楽でDJをしてみたい!」と思い燻っていた中での提案だったので、その場では脊髄が「やりましょう‼」と返したのですが、そう口火を切ったものの中身は何も考えていませんでした。
ここで、「自分が開きたいイベント」について真剣に考えるようになります。

東都之音は「オタク向けダンスミュージッククラブイベント」という長ったらしい銘を打っていますが、要するに言うと、普段はアニソンとかがメインのオタクでも、ダンスミュージックの要素を取り入れたアニソンも非常に増えている昨今ですので、そういった曲を入り口として「ダンスミュージックも聞いてみませんか?」というスタンスで生まれました。また、逆に普段ダンスミュージックだけど自分の好きなトラックメイカーがサブカル系コンテンツにも楽曲を提供していてちょっと知ってる、みたいな人には逆にオタクの世界が覗けるような、そんなアニソンとダンスミュージックの中間くらいの立ち位置のイベントを目指しています。

こんな感じでイベントを開きたいなーと考えながらぐっちさんと話を進めていく中、自分は初めて新木場ageHaを訪れ、そこで「暴力的にカワイイ」、「BPM15Q」といったイベントに参加しました。
ここでモチベが大爆発したように思います。

自分が大好きな曲に「同じ曲聴いて笑えば心も通じ合えるよ」というフレーズがあるのですが、これを心から感じたのがあの2つのイベントでした。
フロアに響き渡る低音に合わせてみんなで跳ねて、ビルドアップでクラップしていたら、見ず知らずの人とでもこれほど楽しい時間を共有できる。こういったイベントがこれほどに楽しいものなのかと学び、自分がもしこの楽しみを少しでも共有できれば、と思いました。

当時絡んでいた方は普段アニクラに参加する人が中心だったので、そういった人にもこういう曲の面白さを伝えられたらいいなと思うと、期待は加速しました。

自分はそれまでダンスミュージックでのDJはそれほど経験がなく、多くの人からは邦ロックの人、ブシロードの人、武士柱と認識されていたと思います(美味クラさんやIEクラさんでは多少やっていましたが)。なので、自分が主催としてこういうイベントを開いて、「オファー先の方はこの話に乗ってくれるだろうか?」とか、「お客さんは本当に入ってくれるのか?」とか、たくさん不安はもちろんありました。

しかし、結果を見ると、演者陣もこの道で活躍されている方々にご参加頂き、お客さんも当初想定していた倍以上の方が来てくれて、イベントは無事に大団円で締めることが出来たと思っています。

今回の東都之音が成功で終えることが出来たのは、皆様のご協力ありきに違いありません。イベントにはDJがいて、VJがいて、配信を含めお客さんがいて、会場がないと成立しません。そしてその場にいる人みんながその場を楽しむ気持ちを持っていないと、イベントは成功しないと思います。
初回開催でかつこんなちっぽけな自分が主催のこのイベントを、あの場にいたみんなが信じてくれたからこそ、あの空間が生まれました。
感謝してもしきれません。くどいようではありますが、本当にありがとうございました。

東都之音を「誰もが入りやすく、誰もが笑って楽しめる場」として成長させていけるよう努めて参りますので、今後とも何卒よろしくお願いします。


もっとヘラヘラ書くつもりだったのに思ったよりしっとりしたわ。

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