酒は飲んでもなんとやら

自戒兼備忘録的なアレです。

3月25日深夜、自分は主催イベントの第2回開催に向け渋谷に向かっていました。ただ同じ最寄り駅・近いイベントコンセプトでめちゃくちゃBIGなイベントが開催されるという状況下であり、お客さん入ってくれるかな、盛り上がってくれるかな……とぶっちゃけ不安でした。
そこで自分が考えたのが「酒に潰れてしまおう」でした。自分のプレーは1番手だったので盛り上げ役でもないですし、主催の金でたくさん酒が出たら楽しくね?とか、会場を貸してくださるクラブへの感謝も兼ねて酒を出すのが良いと考えました。

自分はもともとかなりお酒に弱い体質(ほろ酔いで酔えるくらい)なのですが、その自覚が強かった故に、飲む量を抑えたり水をガブガブ飲むようにしたりで慎重に飲んでいたので、あまり酒での失敗は(多分)していませんでした。
これに加え、自分は今までどれだけ酔った時も吐いて万事解決してきました。なので二日酔いのような症状すら経験したこともなく、「確かに酔いすぎると気持ち悪いけど吐いちゃえば大して問題ないよね~^^」みたいな認識をしていました。
これが本当に大きな誤りでした。

当日自分は「過去最大級の飲酒をしよう」と意気込んでいたので、ヘパリーゼを飲み保険に色付きレジ袋を持って会場に入りました。そして1番手の自分のプレーが終わった後、早速お酒を(自分にしてはかなり)飲んでいました。
最終的に飲んだ量はおそらくイェーガーを7杯、カクテルを4杯くらいだったかと思います。ほろ酔いで酔う人間にしては無茶な量ではあるんじゃないでしょうか。
何より悪かったのが、勢いのままに飲み続けてしまいほとんど水を飲んでいなかったことです。5時間のイベント中で飲んだ水は300ml程度でした。結局東都第1回の時と飲酒量はあまり変わらないのですが、その時は6時間のうちに水3本くらい飲んでたので、イベント中に2回吐きに行きましたが吐いたら一旦リセットという感じでした。

今回は水をほとんど飲めていなかったので、イベント中の1回目の嘔吐の時点でほとんど出せるものを出してしまい、体内に許容量を超えたアルコールのみが残っている状況になってしまっていたんだと思います。そのため、常に嘔気に苛まれながらも何も吐けない状態でした。

かなり気分は悪いまま解散し、渋谷駅で一人となりました。一度吐いていたものの体調の悪さはまるで変わっておらず、このまま電車に乗ったら嘔吐間違いなしだったので、駅構内のトイレに入りました。
一応クラブを出てからコンビニで水を買って飲んでいたので、トイレに入った時点で普通に吐くことができました(この日本語何?)。
しかし問題はここからで、一切嘔気が収まる気配がありませんでした。これが落ち着かないことには電車に乗るわけにもいかないので、自分で大丈夫だと思えるまではここで吐き続けるしかありませんでした。
「はきだす」を使うためには「たくわえる」を使う必要があるので、とにかく水を飲みます。吐いた後の口内ってめちゃくちゃ嫌な臭いが残ってるので、水が本当に最悪な味がします。そのおかげですぐ吐けるのはいいんですが、吐けば吐くだけ食道と横隔膜にダメージが蓄積されてしまいます。これが結構キツいので、脳と気分は吐きたい、水を飲めと言ってるのに身体が嘔吐を嫌がります。この状況でかなり疲弊してしまいました。

そんな寝たり吐いたりを繰り返しているうちに、段々と寒気がしてきました。冷え性持ちなので慣れ親しんだ感覚ですが、特に寒いと感じるような気温ではないのに手先足先がどんどん冷えてきます。そして寒気からだんたん感覚がおかしくなってきて、気づけばひどい痺れになっていました。そろそろヤバいかもしれん……と思い始めると頭痛も感じるようになっていました。

酔いや吐き気が収まらないのに対し体調はどんどん悪化していく一方で、またそろそろ水もなくなりそうで吐きたくても吐けず二進も三進もいかなくなるのは目に見えていました。なので、吐いた後の僅かに気分が楽なタイミングで何か行動を起こさねばと思い、#7119(救急相談センター)に電話をかけました。
電話で症状を伝えると、最寄りの病院を調べてくれました。しかしその病院を探している間に寒気がひどくなって、自分で病院まで行けるような気が全くせず、救急車じゃないと病院まで移動するのは厳しいかもしれないと伝えた結果、駅員さんに声をかけて救急車を呼んでもらってくださいと言われました。自分ですぐに救急車を呼びたいところではあったんですが、話すだけでもとても苦しくて、トイレの場所の説明もできる気がしなかったので、また吐いて余裕を作ってから駅員さんに助けを求めました。

結果そのままの流れで救急車に乗せられて病院まで運ばれたわけですが、その間救急隊員の方に言われて気づいたのが過呼吸の症状でした。寒気と指先の痺れは悪化の一途を辿っていてだいぶ不安だったんですが、「酸素が入りすぎてるので、ほぼ吸わずに吐き続けてください」と言われ、それに従うと少しずつ指先の感覚も戻ってきました。前に沖縄でダイビングの体験をした時に同じことを教わっていたのですぐに受け入れられたのは良かったなーと思います。

その後は特筆するようなことはなく、病院に運ばれて点滴を打たれて寝ちゃって、起きたら体調がかなり回復していた、という流れです。

酒で羽目を外して失敗するって本当に情けない限りです。
吐けばどうにかなると考えていたのが1つ、普段は酒を飲むときはそれ以上に水を飲む意識を持っていたので、それが全くよぎらないくらいのペースで飲み始めてしまったのが1つ、ヘパリーゼってこんな効果てき面なんだ~って言って飲み続けてしまったのが1つ、とか言い出せばキリがないくらいに今回の失敗の要因は考えられます。ですが、2時ごろの自分に「お前やりすぎてね?」と言っても絶対止まらなかったと思います。そのくらいの勢いで酒に向かってしまっていました。

お酒は自分の体とちゃんと相談して飲むようにしましょう。

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