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ウイニングポスト10 2024系統確立#テスコボーイ系


テスコボーイについて

父:Princely Gift
父系:プリンスリーギフト系
 1963年英国生まれで、競走馬としてはクイーンアンS勝ちなど。
 愛国で種牡馬入り後、日本に輸入されると活躍馬を多数輩出し、リーディングサイアーを4度獲得するなど、日本にマッチした種牡馬として父系を発展させました。1969年生まれのランドプリンスが初年度産駒で皐月賞勝ちということで、73年スタートではテスコボーイ系の隆盛を時代と共に追っていくような感じでしょうか。
 2代前はナスルーラ系×フェアウェイ系×ハイペリオン系×ゲインズボロー系(親ハンプトン系)ということで4本ありますが、当時の主流血統であるナスルーラ系とハイペリオン系の2本を持つので、配合の自由度は多少制限がかかります。当初からSP系のザテトラーク系やザボス系、テディ系は因子がすかすかなので、前年に確立したレイズアネイティブ系と掛け合わせた方が勝手は良いかもしれません。
 種牡馬因子としては金3個、銀2個と十分な数があります。母父ハイペリオンはともかく(こちらはこちらで後まで影響する場合もありますが)、2代父ナスルーラ・3代父ネアルコが主流父系を形成している関係から、簡単にインブリードが発生してしまうことには若干の注意が必要でしょうか。
 能力因子はスピード×2、4代続けてスピード因子を持っており確定で活性化するため、自家生産でも十分な産駒の活躍が見込めます。

引退年について

 史実死亡は1987年ですが、前年の86年末で引退します。その頃には孫のミスターシービーも種牡馬入り済みですので、十分確立可能です。

系統確立について

確立年

 1977年の確立です。
 ランドプリンスの活躍、72年生まれの架空馬種牡馬入り等により76年の確立も可能なようですが、トウショウボーイ(73年)世代まで使っての77年確立が簡単。
 下記のプレイ状況では76年末の支配率が4.0%にしかいかない原因としては、DLC等で所有できる馬を軒並み満額種牡馬入りさせているのが悪さをしているのはありそうです。

系統特性

 SP系。本来は無系(8シリーズなど)のようですが、後年スタートの特性に引っ張られてSP系になってくれるようです。

支配率

 日本5.0%超えによるものです(5.2%)。

実際のプレイ状況について

 DLCでキタノカチドキを所有。72年以降の産駒は通常所有可能です。
 史実牝馬も多く競走馬として登場するため、リーディングサイアーを取らせることを考え、重賞戦線を戦える程度に強化しています。

 ランドプリンスは初戦の中山記念からドバイターフと進んでくれたので、種付け料は850万に。宝塚記念も勝てればもう少し上澄みが見込めたのですが。秋古馬ローテでJC、有馬を2着に来てくれれば1,000万までは伸びます。

 72年生まれ~73年生まれの史実牡馬6頭はすべて所有しました。ほかに早世してしまうテスコガビーも所有。
 72年生まれは3歳引退で、タイフウオー1,350万、ほか2頭は1,500万、73年生まれも3歳引退させ、トウショウボーイ1,400万、フローカンボーイ700万、ホクトボーイ850万という種付け料。

 72年生まれの架空牡馬は3頭いますが、フジトモエ72はハリウッドダービーなどを勝って350万、グースリベンジ72はNHKマイルCなどを勝って550万で種牡馬入りしています。ナスノホシ72は成長遅めで2,3歳重賞が厳しいため、所有する必要はなかったかなという感想です。
 支配率5.2%であれば、種牡馬入りしたどちらかは削ることができたか。

後継について

種牡馬の父として

 序盤はトウショウボーイ→ミスターシービーとクラシックに強い産駒で種牡馬が出てきますが、現代まで続いているのはサクラユタカオー→サクラバクシンオー→グランプリボス、ビッグアーサーのライン。
 有力な後継が2本となるので、親系統昇格までは狙いやすいものですが、世界系統まで考慮すると自家生産主体になるのがネックといったところ。

母父として

 母父としても多数のG1馬を輩出しましたが、種牡馬として成績を残したのはバンブーアトラスぐらい。ほかにアイネスフウジンのSP系化もできますが、産駒収録が乏しいか。
 本馬の確立による影響は(プリンスリーギフト系が日本型で確立しているのもあり)そう大きくないので、母父◎としての活用を模索するのもよさそうです。

登場牡馬産駒

テスコボーイ 1963*種牡馬
┣ ランドプリンス 1969*現役→種牡馬(1974から)
┣ フジノタカワシ 1970*現役(種牡馬入りしないよう)
┣ ウエスタンダッシュ 1971*現役(種牡馬入りしないよう)
┣ キタノカチドキ 1971*所有→種牡馬(1976から)
┣ スリーフラム 1972*所有
┣ タイフウオー 1972*所有
┣ ライジン 1972*所有
┣ トウショウボーイ 1973*所有 ートウショウボーイ系
┣ フローカンボーイ 1973*所有
┣ ホクトボーイ 1973*所有
┣ サンシャインボーイ 1974
┣ インターグシケン 1975
┣ トウショウイレブン 1976
┣ リンドタイヨー 1977
┣ ホクトオウショウ 1978
┣ ハギノカムイオー 1979
┣ サクラユタカオー 1982 ーサクラユタカオー系
┗ ドウカンテスコ 1982

終わりに

 76年時点で確立済みとなっていた9 2022がやり過ぎた感もありますが、せっかくなら70年代には確立しておきたいところです。