ウイニングポスト9 2022 サイアーラインまとめ#ヘロド系
今回はヘロド系ですが、親ヘロド系ー子ヘロド系は9 2022でも10でも登場がないため、子ザテトラーク系を取り上げます。
2024のPVが公開されていましたが、詳細は11/30から公開ということで今このタイミングでは楽しみです。
*12/16 牝馬の父としてのみ、子ヘロド系の種牡馬の名前がありましたので追記します。
ヘロド系
Herodは始祖種牡馬Byerley Turkを4代父にもつ馬で、10戦6勝の成績を残しており競走馬として一流といえるものの、という程度。比較対象がEclipseになるとさすがに見劣りするのは否めません。
主なサイアーラインは米国の大種牡馬Lexingtonを排出したFlorizel、Tourbillonなどを排出したWoodpecker、ヘロド系王朝の立役者となったHighflyerの3本がでていますが、サイアーラインとして残っているのはWoodpeckerのラインのみとなっています。それすらも消えかけの状態が続いていますが。
ウイポ上でも登場するのはWoodpecker産駒のBuzzardから分離したザテトラーク系とトウルビヨン系ということで、やはりFlorizel、Highflyerのラインからは登場はありません。
レキシントン系は1969年のレースに勝っているのが最後の勝利ということになっているようですので、登場させられないことはないでしょうが……。もし次作以降で親ヘロド系ー子ヘロド系として登場するならこと系統からでしょう。
ハイフライヤー系は18世紀終盤から19世紀前半まで隆盛を誇りましたが、言ってしまえばセントサイモンの悲劇と同様の事態になったということでしょう。
ザテトラーク系
The Tetrarchは2歳短距離(1000~1200m)で7戦7勝の成績を残した快速馬。
種付け嫌いのところがあり、生涯産駒は多くないですが、産駒数以上の勝ち星を挙げているあたり優秀。
後継は英2000ギニー勝ちのTetratemaで、そこから英2000ギニー2着のセフトが日本に輸入されたことで日本競馬(というよりウイポ)に登場することとなりました。
9 2022でダイナナホウシュウ(父シーマー)、タイセイホープ(父イッセイ)、ボストニアン(父セフト)がSP種牡馬として登場。10では幻の馬トキノミノル(父セフト)がSP種牡馬(年齢的に確立は無理そうですが)が登場するようになりました。
血統的には名牝Mumtaz Mahalが血脈を世界中に広げています。現代のメジャー4父系にはすべて血が入っているのでほとんどは血を引いていると見てよさそうです。
Tetratemaを経ない系統では、亜2000ギニー勝ちのヴィーノーピュローが日本に輸入。5勝をあげたオーエスケーが種牡馬入りしていますが未登場。
ほかにAlcide(ブランドフォード系)の母父であるKing Salmonが晩年ブラジルで残したProsperの産駒で1972年ダービーパウリスタ大賞勝ち馬のNichoなどがおり年代的には登場の目もありそうですが、南米馬の取扱い次第でしょうか。
セフトを経ない系統では仏ダービー馬で日本に輸入されたタパルクも未登場。その産駒で種牡馬入りしたアズユーライクも未登場。仏ダービー馬という肩書きがありますし、タパルクは登場してもよさそうなものですが。
トウルビヨン系に触らないとこの程度で終わってしまうのか、という感じです。マッチェム系でもマンノウォー系は除いているのですが、それを超える零細具合ですね。
次回はヒムヤー系です。