ウイニングポスト10 2024系統確立#シカンブル系
ようやくウイポ登場かと思いきや期待を裏切ってきました。
Sicambreについて
父:Prince Bio
父系:プリンスビオ系(親プリンスローズ系)
1948年生まれで、競走成績は仏ダービー勝ちなど9戦8勝。種牡馬としてもクラシックに強い種牡馬で、仏リーディングを獲得するなど成功しました。
血脈活性化対象の2代前はプリンスローズ系×ザテトラーク系(親ヘロド系)×セントサイモン系×エクリプス系ということで、以前までなら親セントサイモン系2本となっていたところ、今作からプリンスビオ系の確立とプリンスローズ系の親系統昇格もあり、自前では親系統を4本揃えています。また、序盤のノーザンダンサー系はともかく、ハイペリオン系やブランドフォード系を持たない血統ですので、かなり配合相手の選択は自由がある使い勝手のよい血統構成といえるでしょう。
種牡馬因子は金銀1つずつと最低限といったところですが、金ばかりという馬も多い初期にはそれほどマイナスにはなりません。
父系は3代続けてスタミナ因子持ち、母もスピード因子持ちですが、本馬は勝負根性のみということでそこは残念です。
引退年について
史実においては75年死亡のようですが、SP種牡馬の導入状況にも左右されるものの73年または74年に引退します。自分のデータでは73年に引退しています。
系統確立について
確立年
初年度1973年に確立します。SP種牡馬の導入状況にかかわらない、自動確立です。
系統特性
父プリンスビオのST系を引き継いではもらえず、無系になります。今作から無系も爆発力などの加算対象にはなったので……。
支配率
世界支配率2.0%での確立です。日本に産駒が多く輸入されたこともあり、日本型での確立になります。
実際のプレイ状況
自動確立のため、プレイヤーの介入の余地はありません。
日本繋養SP種牡馬を高額順に10頭導入してみましたが、ザテトラーク系が日本で増えた分の0.1%変動のみと支配率にはほぼ影響がなく、日本型での確立でした。このあたりは9 2022なども同様でした。
後継について
種牡馬の父として
多くの産駒が日本に輸入されています。
クラシック二冠のカブラヤオーや南関三冠のゴールデンリボーを輩出したファラモンド、ダービー馬アサデンコウを輩出したシーフュリュー、同じくクラシック二冠のタニノムーティエや菊花賞馬ニホンピロムーテーを輩出したムーティエなどがおり、種牡馬の父としても成功したと言えるでしょう。
ただ、ひ孫世代からはほとんど活躍馬が出ず、サラ系(天の川牝系)のダービー2着馬グランパズドリーム(父カブラヤオー)や函館記念勝ちのホーワセキト(父タレイラン)が収録されている程度。
孫世代は史実牡馬がそれなりの数収録されているため、子世代は確立も狙えるところではありますが、孫→ひ孫と確立を続けていくのは基本的に自家生産頼りとなり、かなりの手間がかかりそうなところです。
海外で父系を伸ばしたのは引退済みのShantung。サンクルー大賞を勝ったFelicio(ブラジルで種牡馬入りもウイポではフランス繋養)→リオ三冠馬Itajara→ハリウッドGCなど米G1を2勝したSiphonが収録されています。
最後の登場牡馬はRoi Dagobertを3代父に持つアマジックマン(1992年生まれ)ですので、この系統を保護するならそこまで待つか、別途後継を作るかといったところでしょうか。
ファラモンドは確立でST系に戻るのでST箱庭作りにも役立つのですが、それならシカンブル系もST系のままでいてもらいたかった。
母父として
英ダービーや凱旋門賞を勝ったSea-Birdや仏ダービー馬クリスタルパレスを輩出。本馬がST系を継いでいればどちらもST系に持っていく余地があっただけに残念。
登場牡馬産駒
終わりに
以上、シカンブル系でした。
プリンスビオ系の確立ができない前作までの状況なら、ラウンドテーブル系確立と合わせてプリンスローズ系の親昇格が狙える、ということで登場を望んでいたものではありますが、こうなるとは……。
同じプリンスビオ系からPrince Tajやセダンが確立を狙える立ち位置にいますので、親系統昇格を目標にするのも手でしょうか。
次回はラウンドテーブル系です。