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可不イラストコンテスト用イラストに込めた思い

がにめでです。

先日上げた可不イラコン用のイラストに込めた思いとか書いていきます。

可不は花譜から生まれた音楽的同位体、でもこれからは花譜とは別の道を歩む存在。
だから絵からは花譜の要素を一切排除すると決めていた。

可不が「どう生まれたか」よりも「これからどう生きていくのか」「どんな人の歌を歌うのか」ってのを重視したいな、って考えが根底にあったので、それを表現できる絵を描きたかった。

そこからはしばらく悩んだ。
可不の存在意義について真剣に考えた。
可不はどういう存在で何をして、そしてそれをどう絵に落とし込もうか。
場面は?場所は?ポーズは?時間帯は?
.....

答えが出ず悩んでいた時、何気なく聴いたryoさんのODDS&ENDSで全ての解が出た。

可不はCeVIO_AIなので初音ミクのようなVOCALOIDではないが、音声合成ソフトとして根幹的な部分は一緒だった。
ODDS&ENDSは初音ミクだけの歌ではなく、似た存在全てに適用される歌なのではないか?という気持ちが湧いてきた。

そしてそこで得たインスピレーションを下手なりに絵に落とし込んだ。

可不の歌声はただ歌う為だけでなく、声をあげれない人のためにある。
やりたい事、夢、気持ち。それらをゴミだと笑われてきた人達のためにある。

大切な気持ちを捨ててしまう前に歌わせて欲しい、そう人に寄り添って共に反逆してくれる存在なんだと。

だから楽器のゴミの山を背景とした。
ここは夢と気持ちの墓場ってことを表すために。
スピーカーが捨てられているのは、虐げられる側に声を奪われている事を表現するために描いてみたりした。

そしてそんな夢と気持ちの墓場でギターを大事そうに抱える可不がいる。
一度は捨ててしまった夢や気持ちを拾い上げてくれているのだ。
「捨ててしまうなんて勿体無いよ。」
そう言いたげな顔で。
(顔描くの下手すぎて全然表現できてないのが悔しい)

私の中じゃ可不はこういう存在なんです。
人の可能性を拡張してくれる存在なんです。
可能性:不可解は誇張表現ではないんですよ。

世界は夢の墓場だ。
先人達が築いてきた夢の墓標が今やビル街に姿を変えている。
そんなビル街の路地裏に捨てられた抑圧された気持ちや言いたかった事、それらを自分の代わりに歌ってくれる存在が可不なんですよ。

こんな事を思いながら絵を描いてました。
拗らせすぎだよ私。

あと小ネタ解説。

背景で光ってる画面が赤緑青な理由は、光の三原色が赤緑青(RGB)だからです。
赤緑青の光を全て混ぜると白色の光(=可不の色)になるって意味もありますし、
RGBの3色があればどんな色にもなれる、つまり可不ちゃんはこれから色んな色に染まっていく、って意味もあったりします。
使い手の心の色を鮮やかに歌ってくれる存在になるといいなって願いも込めてたりします。

時間帯が夜明け=日の出なのは、これから新時代が始まることを表してたり。
可不の歌声が日の出とともに世界に広まっていったらいいな。

そんなこんなでちょっと解説してみた。
絵は決して上手いとは言えないけど、自分が可不に抱いているイメージは表現できたと思う。

以上が雑多な解説になります。
読んでいただいてありがとうございました。

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