"シンプルだけど深い!ストラット式サスペンション

ストラット式サスペンションは、車のサスペンション(車体とタイヤをつなぐ部分)の一種で、ショックアブソーバ(衝撃吸収器)を支柱として使います。これはナックル(タイヤを支える部分)の位置を決めるためのものです。上部は車体にゴム製の部品を介して固定され、下部はナックルに固定されます。そして、そのナックルはロアアームと呼ばれる部分につながれます。

ストラット式サスペンションの利点は、エンジンルーム(エンジンを収めるスペース)を大きく取れること、強度があること、製造が簡単でコストや重量を抑えられることなどです。そのため、特にエンジンを横に配置した車や小型車、軽自動車などでよく使われています。

しかし、欠点もあります。ショックアブソーバが大きな力を受けると、部品の間の摩擦が大きくなり、乗り心地が悪くなることがあります。その改善策として、ストラット軸に対してサスペンションばねをオフセットさせて(つまり、ばねの位置を少し移動して)大きな力を受ける部分の曲がりを軽減したり、摩擦を減らす特別な低摩擦材をストラット内部に使用したりすることがあります。

メリット:
1. エンジンルームを広く取れる
2. 構造が強固
3. 製造が簡単で軽量

デメリット:
1. フリクションによる乗り心地悪化
2. ショックアブソーバーへの負担

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