漫画ビレッジがアルになりました
こんにちは。強めのパーマをかけてみたら実験に失敗した博士みたいになったべくさすです。
今日は、私が去年リリースした、合法漫画村の「漫画ビレッジ」がどうなったのか、ということをnoteに書きます。
漫画ビレッジについて
漫画ビレッジは、去年の5月に「漫画村」のアンチテーゼとして立ち上げた個人サービスです。
ありがたいことに、リリース直後にITmediaに取り上げて頂いたり、Yahoo!砲が来たりして、リリース4ヶ月目時点で1000万PV/月ほどまで成長することができました。
また、漫画村対策関連で、政府の有識者検討会議でも話題に挙げて頂いたこともあり、出版社の方からも漫画ビレッジをかなり好意的に受け入れて頂けていました。
これ以外にも自分の知らなかったところで色んな方々の働きかけがあって良い方向に進んでいった感があるので、とにかく感謝しかないです。
本当にありがとうございます。
漫画ビレッジをどうしようかの悩み
そんなことがあり、個人サービスの規模としてはめちゃくちゃ順調な立ち上がりでした。
しかし、ここからどう成長させていこう、と考えた時に、業界の規模感の大きさや複雑さがあることからも、個人で運営し成長させ続けることは難しいかな、と思い始めました。
業界の人たちも本当に読者のためにいろいろ考えていて、あらゆるチャレンジをしようとしているのですが、その中で、個人サイトとしてできることはかなり限定的だなと感じるようになっていったのです。
例えば独自ビューアを持つみたいなレベルの大きな機能拡張は個人でやるのはやはり大変です。
なので、サービスとしては維持がやっとくらいかなあ。。とか、そんな感じの状態でした。
事業譲渡をするか?
であれば、うまく機能面だったりブランドとしてのシナジーを活用できる会社さんと組むのが良さそうかなと思い立ちました。
去年の夏頃から、電子書籍系や電子取次系、出版社やメディア事業など5社ほどと事業譲渡の話を進めていました。
漫画業界をより盛り上げたいと思っている人たちばかりで親身になって一緒に考えてくれて、かつ条件としても素晴らしいものばかりだったのですが、サービスの特性上、特定の出版社に依存するのも少し違うなというのがありました。
だからといって、金銭的なメリットだけで譲渡をするのもやりたかったことと違います。自分がやりたかったのは、漫画村のような一部の人が損するやり方ではなく、もっと全体がよくなるような仕組み作りでした。
そんな中で、漫画ビレッジの元々のアイデア発案者のけんすうさんと話していて、彼の「漫画業界のために強く貢献したい」という思いに強く共感し、だったら一緒に、やれるところまでやってみようじゃないか、ということになりました。
ということで、漫画ビレッジはリブランディングとして「アル」というサービス名に変更し、アル株式会社という法人を作りやっていくことになりました。
漫画ビレッジの今後について
プレスリリースにも出していますが、漫画ビレッジは「アル」というサービスになります。無料のマンガを探せる機能はそのままに、多くのマンガ情報を載せることで、マンガを発見でき、マンガをより楽しめるようなサービスを目指しています。
アルはWeb版、iOS版それぞれリリースしています。
アル(iOS版)
https://itunes.apple.com/us/app/id1438631492?l=ja&ls=1&mt=8
漫画村問題はまだまだ終わったとはいえませんが、漫画村自体は消滅しております。漫画ビレッジという名前は、いわば「漫画村の亜種」「合法漫画村」的な意味でつけた名前でしたが、この名前の役割は終えたかなとも考えております。
というわけで、みなさん、今後ともよろしくおねがいします!
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