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盛岡と仙台、そして飯能

この時期の東北は紅葉も終わって人が少なくなるので好きだ。特に盛岡は私の好きな街の一つ。さわや書店やキリン書房も久しぶりに覗きに行きたいと2週間ほど前にぶらりと行ってきた。今回は鉈屋町という旧宮古街道沿いの古い町並みの残るエリアにある蔵をリノベした「ゲストハウスととと」に泊まってみるのも目的の一つだったりする。「ゲストハウスととと」は居心地の良い、思った通りとても素敵な宿だった。上の写真の「細重酒店」は「ゲストハウスととと」の向かい側にある角打のできる酒屋で向かい側にはカワテツという手作り惣菜がたくさんある地元スーパーがある。そこで好きな惣菜を買って「細重酒店」へ持ち込み、酒を買って惣菜をつまみに飲むのだ。とてもいい、こんな街はなくならないで欲しいと強く思った。さらに宿主のO氏に紹介されて翌朝早朝に鉈屋町の先にある神子田朝市に行ってみた。観光客相手というより地元密着な地味な朝市なのだが月曜日以外は毎朝5時から9時くらいまでやっているとのことで野菜や果物のほか、惣菜や立ち食いできるおでんやひっつみ汁、甘酒などいろいろあって毎日でも通いたくなる朝市で、私もいろいろ立ち食いし、できたての焼きおにぎりとでっかいおでん種が7個も入って500円のおでんを買って帰り、ゲストハウスで朝食とした。大満足な盛岡だった。

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鉈屋町とともに町歩きしたかったのが肴町商店街。ここはアーケードのある商店街で写真のような「誰でも本を借りられる本棚」が何ヶ所かにあった。気に入った本があれば1冊持って行って読み終わったら返すか、他の本を1冊持ってきていれておくというシステムのようだ。ノートがあってそこには「●●本を借りて行きました。とても感銘しました。」「△△を読みました。自分では選ぶことのなかったジャンル、ここにあって無料で借りられたので読めてよかった」などのコメントが多々ある。いいなあと思った。私も来年にはこのような本棚を作って借りている部屋(私設図書室&古本屋)の前に置いてみたい。

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盛岡から帰る途中、仙台で友人と会う約束をしていたのでその前に「あらえみし」に行ってみた。こちらのお店も一度訪ねてみたかったのだ。看板がなければ古本屋だとはわからない普通の住宅。中に入ると東北各地のいろいろな本がたくさんある。近くにあれば頻繁に通ってしまいたくなる古本屋だった。こういう店にしたいなあと思うお店だった。

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東北から戻って翌日、飯能へ行く用事があったので帰りに街ブラしてきた。そのときに偶然入ったコワーキングスペースとレンタルショップ「BookMark」という店で出会った本の交換箱。これも良いアイデアで赤羽岩淵の私の私設図書室でも参考にさせてもらいたいと思ったものの一つ。

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旅は新しい発見がたくさんある。だから旅はヤメられないのだ。


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