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オープンレターへのオープンレターを提出します

現状の騒動について

 「オープンレター・女性差別的な文化を脱するために」(以下、原レター)について、現在Twitter上で大きく議論が行われています。しかしながら公正かつ公平な議論は少なく、憶測や断定、曖昧な話ばかりが流布し、結果的に攻撃的な発言や誹謗中傷が行われてしまっている現状があるように感じます。

 もちろん、呉座勇一氏の行ったツイート等については議論の余地なく中傷として扱うべきという原レターの主張は確かだと思います。

❝中傷それ自体を「議論」の一環であるかのように扱うことは、そのような中傷が「議論」を成立させない効果をうんできた事実を、隠蔽してしまいます❞(原文ママ)

 これは例えば、日本が行った戦争について侵略戦争かどうかを議論すること自体が含む暴力性と近いものだと理解しています。

 しかしながら原レターで示される呉座勇一氏の差別的なツイート等について、その根拠が示されていないことによって、先述のように憶測や誹謗中傷が広がってしまっている一面があるように感じました。

 今現在、原レターについて行われている議論は幾人かの発信力の高い人の影響が大きいものです。例えば與那覇潤氏、嶋理人氏、高橋雄一郎氏など、それぞれブログやTwitterで意見を表明されています。

 これらの意見を見渡してみても、議論には常に「呉座勇一氏のどのようなツイート等を差別的・歴史修正主義的と見なしているのか」というトピックが含まれています。しかし根拠となるツイート等は明らかではありません。

悪しき文化

 嶋氏や他起草者の方々が主張しているように、原レターは呉座氏への個人攻撃を企図したものではないのでしょう。主題ではない呉座氏については手短にしか触れたくないため、根拠となる呉座勇一氏のツイート等を省略しているのかもしれませんし、あるいは二次加害等へ利用されることを危惧しているのかもしれません。

 とはいえ原レターでは呉座氏のツイート等に問題があったことを多数指摘しているのも事実です。問題を初期からずっと追いかけていた人であれば「あれのことか」と理解できるのかもしれませんが、共通の認識を持つことは多くの人にとって難しいのではないでしょうか。原レターの主題でもある「女性差別的な文化」を脱するためにも、どのような方法で悪しき文化が広まってしまったのか、実証的に明らかにされることはとても重要だと思います。悪しき文化の事例を知ることで、差別に無自覚だった人々は気付き、改めることができ、一般市民にとって良い契機になるはずです。

署名者の心理的不安

 触れなければいけない問題として、原レターの呉座氏への言及が名誉毀損にあたる可能性が多数の専門家から示されています。その影響もあってか、何人か署名を撤回する人が出てきています。署名者の心理的不安も「呉座勇一氏のどのようなツイート等を差別的・歴史修正主義的と見なしているのか」その根拠が明確でないために広まってしまったのではないでしょうか。
 原レターが名誉毀損にあたらないことは「違法性阻却事由」を示すことで客観的に判断が可能になります。要するに、呉座氏のツイート等がまさに原レターの指摘通りに差別的であるという「真実性」を示すことで、名誉毀損にあたる可能性は非常に低くなるということです。

 どんなに高潔な思想であれ、法律的に問題がある場合は名誉毀損になり得ます。過去に、ヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子弁護士が最高裁まで争ったものの敗訴しています。法律に照らし合わせてみても「真実性」はとても重要です。


提案

 以上のように、原レターが問題視している呉座氏のツイート等に関する根拠が示されることで、一般市民はより主体的に考える契機を得られ、違法性阻却事由も明らかになります。

 「言った、言ってない」「どっちもどっち」のような歴史修正主義的な価値観を否定し、公正と正義が実現されるべきです。

 よって、私は「オープンレター・女性差別的な文化を脱するために」の責任者へ根拠となる史料の公開または提供を求めます。

署名方法について

 意見に賛同し、歴史修正主義に抗して客観的に考えることを望む人は以下のサイトから署名をお願いします。

 史料が公開された場合は登録された情報を利用することはありません。もしも本件管理者宛に史料が提供された場合、登録されたメールアドレスに対して管理者が一斉にメールを送信し、共有します。目的終了または未達の時、サイトは閉鎖されます。

質問等あればメールまたはTelegram、noteコメント欄にお願いします。(Twitterは見落とす可能性が高いです)

Twitter ID : @DJ_AsadaAkira
Mail : djasadaakira@ctemplar.com
Telegram : djasadaakira

①史料が公開される → 特に何もなし
②史料がクローズドで提供される → クローズドで配布
③史料の公開と提供を拒絶される → 特に何もなし
以上3パターンで署名者に対応します。

署名に関する詳細ポリシー

メールアドレスは提出された史料を送る以外の用途には利用しません。

メールアドレスは一切公開しません。第三者提供もしません。本オープンレターの目的(史料の公開または提供)が達成された場合、すみやかに情報は削除されます。本件用に用意された専用のMailChimp(署名用のサイト及びメール配信機能を構築するサービス)アカウントにおいて全データは管理され、ローカルへの保存やバックアップ等も一切行いません。よって、事故や不備に対する補填・保証は一切ありません。メールによる共有は一度限り行います。届かなかった場合でも再送は行いません。

(場合によっては再配布方法も考えます)

また目的が達成されなかった場合、または達成が見込めないと管理者が判断した場合にはその旨を発表し、全データを削除します。

なお、「全データ」とは登録されたメールアドレス他、サイト用に用意したMailChimpアカウントそのものを意味します。

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