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北米獣医師免許試験・備忘録46、二回目の不合格通知~流石に凹みました

前回、郵送での結果通知だったので、てっきり今回も同じだと思って待っていたら、メールでの試験結果通知でした。添付されていたPDFファイルを開くと無残にも「不合格」。得点としては前回よりあがっていたものの、一歩及ばずといった感じで。計算してみたら、あと5問正解していたら合格だったようです。

獣医の友人には「下手に受かるよりよかったんじゃない?もう一年頑張る時間を貰ったとおもって勉強しようよ」と激励され、父には「次は試験いつなの?」と尋ねられ…いや、気持ちが既に挫折しかかってるんですけど…と思いながら周囲の慰めを聞いていました。

不合格通知を受け取ってから撃沈すること3日間。

冷静に分析すると、要するに基礎知識の不足と語学の壁に立ちはだかられているようです。Zuku Reviewはやり尽した感じなので(要するに問題を半分読むと、『ああ、あの問題か』と思う状態)、つまるところ自分が獣医として受けた授業内容&記憶に頼るだけではBCSEを通過するという最初の関門すら通れないという事です。

前回の結果、三十一.試験結果通知を見て、今回の結果(下記)を見ると、合格ライン以下のところが殆ど変っていません。つまり病理・麻酔・外科・診断は叩き直さなければダメだという事です。確かに私の学生時代、この辺りはあまりきちんとした授業がなかったような…今度、友人にどうだったか聞いておきます。彼女の方が覚えていると思うので。

1.解剖学 - 合格ライン、若しくはそれ以上
2.薬学、生理学、毒性学 - 合格ライン、若しくはそれ以上
3.病理学 - 合格ライン以下
4.医学 - 合格ライン、若しくはそれ以上
5.麻酔学 - 合格ライン以下
6.外科学基礎 - 合格ライン以下
7.診断学 - 合格ライン以下
8.動物愛護 - 合格ライン以下
9.予防学 - 合格ライン以下

それにしても、前回無かった「動物愛護(Animal Welfare)」というカテゴリーは何なんでしょう?「予防学」も少し掘り下げてみる必要がありそうです。

そんなことをつらつらと考えている折に、最近弓道の先生が言っていたことを思い出しました。弓道には型があって、それに沿うように弓矢の扱いを習得して行くものなのですが、やはり矢が的に当たるか(的中といいます)も練習を重ねれば重要になってきます。先生が言うには、矢が的中するようになってから型を直そうとしても難しい。型をきちんと押さえてから的中を考えた方がよいというのです。何だか今回のことで、獣医としての私も同じかしらと思ってしまいました。獣医だ何だと肩書きを気にする前に、つまらないように見えるけれども、今まで時間があったら読もうと思いつつ、Zuku Reviewもあるしと横に押しやっていた本たちを読み抜くべきなのかしらと。けれどそれをしていたら、いつまでたっても進まないんじゃないか?制限時間のない免許書換試験というものの、今後の生活もあるのに…という不安もあるのです。

現在、本気で続けようかどうしようか考えている最中です。

最終的に BSCE 4 回、NAVLE 2 回、PSA 1 回、CEP full 1 回、Surgery retake 1 回という、とんでもなく長い過程を努力と持続力だけで耐え抜いた凡獣医師がここにおります…(笑)

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