見出し画像

午前中ずっと、夢を語っている

今日はある本を紹介します。紹介するのはものすごく下手。でも、すごくいい本なので最後まで読んでください。


最近、午前中をずっと、夢を語るのに使っている。

朝起きて、顔を洗って、犬の散歩へ行き、夫を会社に送り出し、朝ごはんを食べた後、やっていることは一つだけ。ノートに向かってただひたすら書いている。何を書いているのか、といえばわからないけれど、強いていうなら自分の夢について。



(この価格はおかしい。新品で1800円のはず。私は古本で300円で買いました)

この本は、2年前に買った。その頃の私は、絶賛うつど真ん中で、一日中、布団の中で過ごしていた。それなのに、なんでこの本を取り寄せたかわからない。でも、自分にはずっとやりたかったことがある気がして、それができていない気がして、誰かに「やってもいいよ」じゃなくて「やりなさい」といって欲しくて、買ったのだった。


全部で12章ある。12章にそれぞれ課題があって、それをこなして身につけていくうちに、したくてもできなかったことをはじめられる、らしい。基本的には、アート的なことをしてみたいけれどなんとなくできない、という人に向けて書かれた本だ。昔やっていた、一度もやったことがない、は関係ない。ただ、いま、やってみたいのにやれない、という人。


なんなら、芸術に限らない。ビジネスでもサービスでも(もちろんアートの要素があるから)何か新しいことを始めてみたいけれど、なんだか気持ちが引っかかるような、前に進めないような・・・そんな時に読む本として作られたのだと思う。


私が午前中の間、ずっとしているのはなんなのか、というと、その課題だ。1章を一週間かけてするものとして設定されており、全部で12週間かかる。いま、私は1週目だ。具体的になにをしているかというと、


やめる

「遅すぎる」と自分にいうのをやめたり、お金が貯まるまで自分がしたいことを我慢するのをやめたり、恥をかくのは嫌だ、と思うことをやめたり、する。私は自分に「遅すぎるよ」とか「お金がないからいまは無理」「自分の絵を見せるなんて恥ずかしい」と言い聞かせてこの2年間を過ごしていたのだと気づいた。他にもいろいろ、やめることが書かれている。それを全部やめる。


自分とデート

また、小さな楽しみを探しにいったりする。それは、私の場合、散歩だったり、自分の好きなおやつを買って一人で食べる(子供みたいに)だったり、する。これを本の中では「アーティストデート」という。私は、これがとても苦手だ。一人で散歩ってすごく早足になってしまうし、いつもは夫と楽しんでいる。

でもここは、一人でやらなくてはいけない。それが、自分との対話、らしいから。お菓子は、何を買えばいいかわからない。家族が食べたいものはわかるけど、自分が食べたいものがわからない。わかったとしても、買うときに、なんとなくもったいないんじゃないか、自分だけ食べていいのか、と思い、手に取ってもやめてしまうのだ。


自分に手紙

自分を支える存在として、自分に向けて手紙やメールを書く、というもの。これは困った。デート以上に困った。自分にメールを書いてみたけれど、何を書いていいかさっぱりわからない。支える立場として書くわけだから、マネージャーみたいな感じの事務的な口調で、自分をさっぱり褒めて終えてしまった。自分のメアド宛に送信した。


夢を語る

したいことや、なりたい職業を20ずつくらい書く。突拍子もないものでもいいらしいので、タロット占い師とか、魔術師とか、ハーブ園を開くとか、色々書いてみた。したいことは、パラグライダー、沖縄のウミウシを見る、珍しい料理を食べる、など結構浮かんでくる。描いているうちに、それが叶う叶わないはどうでもよくて、自分の内なる部分にはこんな願望が秘められていたんだな、と鍵のかかった扉を開けていくみたいで面白かった。ちなみに、「あいみょんみたいなミュージシャン」と書いた時にはすごく驚いた。音楽をしたいとも思わないし、あいみょんのファンでもなんでもないのに。


これらは膨大な課題のほんの一部で、他にも色々と面白いものがわんさか詰まっている1冊だ。自分探しの旅に出たいなら、海外なんか行くよりもこの1冊をきちんと仕上げるほうがよっぽど自分のことが分かる気がする。


この本では、年齢やできる・できないに全く関係なく「やりたいことをやる方法」を教えてくれる。言い換えれば「実は誰も邪魔してない。邪魔しているのは自分なのでその邪魔してくる自分のコントロール法」を教えてくれる。


私は、最近、イラストを描き始めたのだけれど、書いている最中に、脳の中で否定的な声がすることに悩まされていた。きっとこの声を聴き続けていたらいずれ描けなくなるだろう、と思った。だから、それを消したくて、この本の課題を始めた。まだ1週目だけれど、自分のなかの「自分を味方する自分」がだんだん育ってきて「邪魔する自分」がネタ切れになってきたので、とても嬉しい。


もちろん、好みは人それぞれと思いますが、もし私と同じようなことで困っていたり、何かをしたいけれど始められないと悩んでいる方は是非、一度読んで課題をしてみてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。微熱

画像1

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?