見出し画像

水辺のキューク あらすじ

舞台は、フィヨルドが入り組む北欧の都オスロ。最愛の彼との婚約が破綻し、路頭に迷ったユミコは、ひょんなことから個人宅へ出向く「出張料理人」をすることになる。ノルウェー人の家を転々と渡り歩きながら、得意の日本料理を作る日々。あるときはアニメオタクの女の子宅でお寿司パーティー。またあるときはトランスジェンダーの女性とそば打ち。使い慣れないキッチンで出来上がった和食に舌鼓を打つ彼らとともに、ユミコは自分らしい生き方を模索していく。
世界有数の美しい水辺の街で、フリーランスの料理人キュークとして働く。そんな非日常を送る彼女を取り巻くのは、しかし、日本となんら変わらない個性豊かな人間模様だった。

297字


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?