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もしカップルYoutuberになったら


最近、海外のカップルYoutuberのチャンネルを夫とよくみている。私たちはマイノリティーの人たちのチャンネルが好きで、普通のいちゃこらしてる若いYoutuberも可愛いんだけど、そうじゃなくて、ちょっと特殊な人たちを推している。


例えば、身長差のあるカップル。女性の方が2メートル近くあり、男性が170センチ。ドイツ人だけど、ドイツで男性は170センチというと小さめなほうだ。お互い慎重にコンプレックスのあるもの同士が、付き合い、意気投合して結婚したというわけだ。


ジェンダーを乗り越えたカップルもいる。一人は男性から女性になり、もう一人はもともとは女性だけど女性も男性も好きになれない、という人。アメリカ人で、結構有名なYoutuberだ。


格差婚カップルもいる。女性は内科医で院長。男性はトラックドライバー。その仕事について周りがどうこういうのは良くないけれど、本人たちが面白おかしく、今月の給料の差額とかを発表してるんだから、それはそれで可愛いと思う。給料の差額をピタリと当てられたファンの人にはプレゼントがある、なんていう面白い企画もある。


年の差婚カップルもいる。これははっきりいってアジアの方が慣れてるんじゃないかな、と思ったりする。だって、私の周りでも20歳差婚なんて普通にいるし。私が14歳差でオーストラリア人と付き合っていたとき、元彼は周りの人にとやかく言われるのでは、とやきもきしていたが、私の方ははっきりいって14なんて全然、って感じだった。


でもこのカップルが珍しいのは、男性の方が若いということだ。18歳差。女性の方は先生で、男性の方が生徒だったということだ。高校を卒業して、そのまま付き合い、結婚した。学校で、お互いを好きな気持ちをどうやって隠していたか、なんていう質問に答えたりしている。面白い。


そういうのを見ていて、私たち夫婦は


私たちがカップルYoutuberになったら何を売りにするか、ということを考えるようになった。なんだよそれ。


身長差はあるけど、男の方が高いんだから普通だ。年の差もたった5歳。うーむ。


じゃあ、何か面白い企画を立てよう、ということになった。企画で引き付ければファンも増えるだろう(真剣)。


夫は、どうやって出会ったか、お互いの何に惹かれたか、なんていうのを答えるといっていたけれど、そんなの普通すぎだよー。誰も見ないよ。


私は、私たちがどれだけ仲良いか、というところをアピールできるエピソードを伝えるというのがいいと思う。カップルなんて人前に出たら、仲の良さをアピールしてなんぼだ。どのカップルタレントだって、夫婦タレントだって、どれだけ仲良いか、のエピソードで競い合っている気がする。


でも、仲の良さってなんだろうなー、と改めて考えると疑問だ。キスする、とか、よくデートに行くとかなんてありきたりすぎるし。よく手伝ってくれるとか、買ってくれるとか?でも、こういうのは自慢になってはいけない気がする。そういうのを望んでてもしてくれない、という関係の人はいるし、それを発表することで誰かしらが傷つくのは嫌だ。


私がいいと思うのは、「どれだけ気を許しあっているか」がわかるエピソードを伝えるということだ。


例えば・・・なんだろうな。


耳の裏が痒い時に夫にかいてもらう→背中もかいてもらうが、耳の裏の方がインパクトがある気がする

長く歩いた時に、夫に足の臭いを嗅いでもらう→嫌がる夫に早く嗅いで!とキレ気味で迫ることもある

歯を磨いた後に、口が臭くないか臭いを嗅いでチェックしてもらう→その時、夫の鼻全体を口の中に入れて、はーってやるのがポイント

履き終えた妻の靴下を、あごにはめる→これはいつから始めたかわからないけど、長らくこんなことをしながら遊んでいる。夫はヒゲがあるので靴下がずり落ちない。

わき毛がどれくらい伸びてきたか、と夫にチェックしてもらう→わき毛って見るの難しくないですか。私は首が硬いのかなあ、なかなか覗き込めない。

パンツを前後ろ逆に履いてしまったとき、夫を呼んで履き替えるのを手伝ってもらう


みなさんがもっと引くやつもある。ここには書けない。


ちなみにこれ、逆はない。私→夫へ一方通行である。それって、最低な妻選手権状態じゃない?


夫は「そういうのはYoutubeでは流さない方がいいよね。夫さん可愛そう、とかいって炎上すると思う」


と、ガビーん、という顔をしていた。


でも、自分では「自分がかわいそう」って思わないの?と聞くと


別に思わない。どれも好きでやっている


ということらしい。それならよかった!

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