給食パン屋さんと大人の事情

いつも書いている給食パン屋さん。また行きました。なんかもう、中毒になってる？ってくらい食べたくなります。何故だろう。やっぱりあのパン生地が懐かしい・・そして中身の具！何が出てくるかわかんなくて、ワクワク。

今回は、行ったら先客さんがいて、店の外で少し待つ。寒かったので早く入りたいなーなんて店の中を見ていた。失礼だったかな。私たちの番になって、いよおし！って感じで入っていき、鼻息荒く数々のパンを見渡した。

目に飛び込んできたのは「大人の事情」というパン。なんじゃそれ。これ一つください。と言ったら店長が、「あ、それ行きますか。ありがとうございます」という。なんですかこれは、と聞く。

実は、ほかのnoterさんにも聞かれたのだけれどどうしてこのお店がこんなに安くパンを売れるのかについて。（だいたい120円か150円のパン。中身はぎっしりでサイズは大きめ）それは、地元の食品会社の業者さんと提携しているかららしい。業者さんが「売れ残ってる、助けてー」とパン屋さんに電話して、パン屋さんが格安で買い取って、それを具にしているというわけ。なるほど行くたびに中身が違うのはそのせいか。

パン屋さんは昔、創作料理の店でバイトしていたことがあるらしい。そこの創作料理のお店も、そうやって地元の店から安く買い取って、その範囲内でできるものをその日その日で考えては出していた。そういうのって面白いな、って思ったそうだ。

そして今回、大人の事情（つまり廃棄寸前のなにか）で出来上がったのがこの長方形のパン。なんなんだろう。気になるので買う。夫も買う。いままで、中身は内緒のタイプのパンには裏切られてないので、信じよう。

食べて見ると、ソーセージパンだった。でも、ソーセージが3本入っている・・・もうこれ、絶対ソーセージ余って仕方なかったんだな。笑いながら食べた。うまい。なにこの食べ応え。朝からかなりがっつりだけれどすごく美味しいソーセージで、中身がケチャップとチーズでピザみたいになっていた。すごく贅沢なアメリカンドッグを食べているみたい。

他にはごぼうサラダのパンを買った。私はごぼうサラダに目がない。本当に、大好きなんである。ごぼうの「ごぼ」くらいをみて、買い！ってなった。最近は、農家さんを助ける運動を盛んに行なっているらしく、野菜をどうやったら美味しくパンにできるか、ということをすごく考えているそうだ。夫は、ほうれん草のクリームシチューというパンを買った。

今日は、ソーセージのボリュームがすごいので、2個ずつ。これで大満足になった。朝からフランクフルトみたいな長さのソーセージ3本も食べるなんて。

帰り腹ごなしにちょっと遠回りした。他にも気になったパンがいくつもあったけれど、胃袋には限りがあるので選ばなきゃいけない。あの店のメニューをすべて食べられる日ってくるのかな、と夫がいう。その日その日で新しいアイデアが出るわけだから、むりじゃないかなあ、と答える。

クリエイティブってすごい。