第一弾『LiDとわたし』

担当:穴見

こんにちは。LiD1期生の穴見まりえです。第一弾ではLiD期間中にやったこと、起きたことを書きます!

『LiDとわたし』はじまりはじまり~♪

①LiDとは

LiDとは、Leadership in Developing countriesの略です。週末に授業を受け、ケーススタディとして社会起業家のビジネス改善をする2か月間の国内トレーニングです。選ばれると、別の高校生向けプログラムの引率として現地への渡航もできます。

②なぜLiDに参加したのか

参加の理由は、今年の目標を達成するために最適な機会だと思ったからです。(エゴじゃないか👊)
今年の目標は「家出」でした。出家ではありません、家出です。これには二つの意味があります。1つ目は、自分のコンフォートゾーンを脱し続けるというもの。2つ目は、日本を出るというもの。つまり家のように居心地のいい場所を出続けることが今年の目標でした(我ながらセンスのいい言葉選び✨)。
LiDには、ビジネスの勉強とその実践など、今までやったことがなく、これから必要になる要素がたくさんありました。私の「家出」にもってこいの機会だったのです。ご縁に感謝。

③LiD期間にしたこと

授業とケーススタディに分けて書きます。

まずは授業。豪華な講師の方々が繰り広げるパラダイスです★
授業内容を大きく分けると、途上国理解系、ビジネス系、実践系の3つかなと思います。
もうもうもう全部書きたいんですけど、指から血が出そうなので今回はパクパクっとだけ。

途上国理解に関して。途上国の人々の生活は一見すると疑問だらけで、「そういう文化だからかな」なんて言って終わりそうなところなんですが、そこで終わらないのがLiDです(はい拍手👏)。
途上国の人々は私たち以上に「生き延びる」ことに対して危機感を持って考えています。「生き延びる」という感覚は、政府が全部守ってくれる国に住む身としてあまりないものでした。途上国の人=遅れた人と考えがち、でも違和感はあるけどその違和感が何かはっきりしてこなかった、という私は初めて途上国を本質的に理解できたと思えました。

ビジネス系に関して。ほんとにすごい。「自分が普段手にしているものはこうやって考えられて作られてるのね!」という感動の声が何度頭の中を響き渡ったことか。経済やマーケティングについては一度も勉強したことがなかったので、頭が爆発しまくって活火山になるかと思うほどでした。逆に何も失うものがないので、質問しまくってなんとかしました。

実践系では、プロジェクトマネジメントやロジカルシンキング、ファシリテーションについて学びました。話し方とか計画とかって普段意識しなくても、なんとなくできちゃうんですよね。だから問題視もしないでいたんですが、質のいいアウトプットを出すためにはこれらをしっかりさせる必要があったんです。今知っといてよかったぁぁ💦


そんなパラダイスで終わらないのもLiDです。(開始のゴングが鳴る🔔)
「あー良い授業だったー!」と浸る私に迫ってくるのがケーススタディでした。

ケーススタディでは、実際にあるソーシャルビジネスをみて、経営改善の案を出すことが目標でした。もう、ほんとに、頭と胴体が離れているんじゃないかというくらいに頭が飛びました。
私たちのチームでは、ベトナムにある服屋さんを担当しました。Cuc Handmade Designといって、ベトナムの村の人を雇って、伝統的模様で環境にも優しい服を作って販売しています。伝統も雇用も環境も守る、素敵すぎて倒れそう。しかもCucさんというオーナーが可愛すぎて失神。
倒れてばかりもいられません。経営改善と一口に言っても本当に大変です。まず、何を目標とするのか、店はどうなっているのか、何をしたらCuc Handmade Designのためになるのかなどやることがいっぱい!そしてすべてが初めてで難しい!授業で習ったはずなのに実際に使おうとするととても大変でした。
週末にある進捗報告プレゼンでは現役コンサルタントの方からフィードバックをもらいます。それはもうズタズタに。価値提供はそんな甘いもんじゃないんだと常々思いました。

しかし、そんな大変な時もチームのみんなが優秀で、良い人ばかりだったので助けてもらっていました。(私がチームリーダーだったということはここだけの秘密♡)最終週は毎日ミーティングをやって提案を詰めていきました。コメダ珈琲大塚店の守り神となったことでしょう。

さて、経営改善の提案はどうだったか。主に私の英語がゴミ・オブ・ザ・ワールドすぎたのが原因ですが、満足のいくものではなかったと私は思います。もっと早く進めていれば、もっといい施策が出せたはず…。と悔やんでいます。でも、フィードバックをくださるコンサルタントの方から「シャンシャンで終わるプログラムでは成長しない。」とお言葉をいただきました。救われました。(シャンシャンとはパンダではなく、「できたね~よかったね~」っていって終わるぬるい様を表す言葉だと思われます)
ゴミだとしても、逃げずに価値提供を追い求めた、この時間は、血となり肉となり骨となってこれからの私を活かしてくれるのです。

苦しくて悔しかったLiD期間。でもそこで終わらないのが女の強さ(きらっ)
この悔しさを晴らすお話はまた次回(@^^)/~~~