4歳の息子がコロナになった。

4歳のお誕生日をお祝いした翌日、朝から息子が38.8度の高熱を出した。月曜だったため、保育園を休ませることを決める。そして、このご時世なので、夫は出勤をやめて在宅勤務に切り替え。私はまだ育休中ということもあり、仕事はしていたものの急ぎの要件はなかったため、とりあえず何もせずに、1歳になる二男も含めて自宅でゆっくり過ごすと決めた。

そして、まずは「小児科には行っておこう」ということでネット予約。月曜の朝ということもあってか、やや混んでいる。一番早い時間帯で空いていたのは、午前の1番最後の受診時間のみ。そして、何も考えずに気ままに時間が経つのを待ち、車で小児科へ。

高熱のため車から電話受付を行い、そのまま待機。すると、ほどなくして防護服に身を包んだお医者さんと看護師さんがわが家の車までやってきた。高熱のため、PCR検査。長男はおそらく生まれて初めて、鼻に棒を突っ込まれてぐりぐり。それから10分ぐらい経った頃だっただろうか。再びお医者さんたちがやってきた。聞かされた結果は、「すぐに陽性反応が出ました」とのことだった。


その結果を聞いた途端、一瞬にして私は大きなショック受け、かたまった。

今思えばなんでだろう。このご時世だ。いつ、誰がコロナに罹ってもおかしくはなかった。熱がある時点で、その可能性さえ考えていたはずだ。それでも、私はとにかくショックだった。

たちまち涙目になった私に、お医者さんも看護師さんも
「子供の場合、重症化しづらいと言われています」
と話しくれた。親のショックを緩和させようとしてくれたのかもしれない。そっかぁ…と冷静に聞きながらも、かなりの衝撃で、どこか放心状態な自分がいた。

病院に行く前には「保湿剤が無くなったから、ついでに処方出してもらおう」などと考えていたが、そんなことを言える覇気もなくなった私は、とりあえず言われるがままに、隣の調剤薬局の駐車場に移動した。そして、熱冷ましの座薬だけを受け取って帰路に着いた。

それからは、とにかく情報収集とスケジュールの調整、各所への連絡などを済ませた。苦しそうな息子を目の前に何度も涙ぐんだけれども、泣いていても仕方がないし「病は気から」と言うように、悪い方に考えないように自分を奮い立たせた。息子の力を信じるんだと。

けれども、診断から2時間半ほど経った時、膝で寝ていた長男が、お昼寝中に泣き出した二男の声につられて泣いて起きた。そして、両手が震え出した。怖くなり熱を図ると39.4度。上がっている。怖い。とにかくすぐさま座薬を投入。泣いていた息子も、座薬の効果で落ち着いたのか、またもや眠りにつき、それから4時間以上も眠り続けた。

そんなこんなで診断から2日たった今朝、やっと熱もほぼ平熱まで戻り、再び元気でわんぱくでちょけまくりの息子に戻った。

たった2日だけれども、コロナの子を抱えて、いろんなことを考えた。この時に考えたこと・とった行動・お世話になった人たちのことを忘れずに記録しておきたいと思い、今noteを書いている。

次回、その記録を綴ります。

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