見出し画像

学童を早々に辞めました。

この春から小学生になった長男。
もうそれはドキドキ。
だって、前の記事にも書いたように、彼はかなりの繊細気質だから。

そのため、入学前には小学校と面談をし、彼の気質について細かくお話をしてきました。そして迎えた入学式の日。
その面談時に、親身に受け答えくださった方が担任の先生になられたので、まずはホッとしました。

それから数日、今は彼なりに一生懸命に前に進もうとしています。
まだまだ小さな体で、重いランドセルを背負いながら一歩ずつ自分の足で進んでいます。

今回は、その息子が4月1日に入所した学童についてお話します。
一言でいえば「最悪」な対応でした。

学校生活よりも先に始まった学童での生活。
「慣れるまでに時間がかかるだろうな~」と思っていた私は、まず初日は午前中の2時間だけ預けることにしました。

案の定、息子は学童の施設に着くや否や大泣き。
私の足にしがみついて離れません。
何とか少しでも慣れてもらいたい私は、何とかその手を引き離し、スタッフの方に預けました。
その時のスタッフの方の対応と言えば「(しがみついていたら)お母さん迷惑だから」。
今思えば、この発言も若干引っかかる言い方でした。
※息子がHSC気質とお話しましたが、私もHSPです。なので、言葉一つ一つにおいても結構細かく気になる性質です。

そして、あっという間に2時間経ち、お迎えの時間。
学童の施設の扉を開けると、まず目に飛び込んできたのは、息子の真っ赤な泣き腫らした顔。
その時は、下駄箱のところまで、下の子を載せたベビーカーを乗り入れていたのですが、まず出てきたスタッフの方が放った第一声が

「そこ土足ダメなんで」。

そして、うつむきながらゆっくりと出てくる息子。
スタッフの方が、言葉少なげに私にこう話し始めました。

「ずっと泣いてました」
「下駄箱のところで」
「私たちも50人に対して3人しかいないので、付きっきりにはなれないので」

これだけ。
しかも、私にはどうみても、その方から”困った”という雰囲気を感じざるを得ませんでした。言葉少なげに、やっと絞り出した発言がそれだけでした。

もちろん、保育園ほど手厚い環境ではないことも重々承知していました。慣れるまでにかなりの時間を要するだろうということも。
けども、彼の様子を見ていると、明らかにずっと泣いていたし、何もフォローが無かったのかなと思わずにいられませんでした。
そして、あからさまに嫌そうな顔をされたことが悔しくて悔しくて、その日は「辛かったね」とだけ息子に声をかけて、泣きながら親子で帰路に付きました。

それからというもの、息子は学童を拒否。
学校は、事前面談の甲斐もあってか、先生方がかなり優しく見守ってくださっているようで、彼なりに楽しみを見つけて帰ってきています。

それでも、「学童、またチャレンジしてみる?」と声をかけると暗い表情になる息子。
ただ、何とか頑張って、何回か通いました。

そして、4月17日。
息子は学校終わりに学童に向かいました。通うのはこれで4回目。
この日も早めにお迎えに行った私が見たのは、またもや泣いてうつむく息子の姿でした。

スタッフの方が出てきて
「ずっと泣いていました」
と。

「またその発言か」
と、スタッフの言い方にやや呆れつつも、私から
「息子は学童で何をしたらいいのか分からないようなので、塗り絵を持ち込んでもいいですか?」
と質問しました。

すると、それに対してスタッフの方は
「それ以前に泣いてばかりで何もできていないので」
と返してきたので、私が「それでも…」というものの、まともに取り合ってもらえず。

そして、奥から出てきた別のスタッフの方に、こう言われました。

「ずっと泣いていました」

「どうします?」

と。

この言葉で、とうとう私の中で糸が切れました。

「どうします?」って、そもそもそれは親だけが考えることではなく、学童も一緒に考えることなのではないのか。
それは辞めてほしいと遠回しに言っているのか。
学童のスタッフと言うのは、その程度の仕事なのか。
息子のような気質の持ち主は、その気質というだけで、こんな思いをしなければならないのか。何が多様性の時代だ。
少しずつ時間をかけて慣れさせようと思っていた親の気持ちを、まるで無視するのか。

こんな劣悪な環境に息子を安心して任せることはできない。
ずっと泣いていたのは、おそらくスタッフが何もしなかったのだろう。
その態度だから、息子も心を開こうとしなかったのだろう。

そんな思いが沸々とわいてきました。
そして何よりも、頑張ろうとしていた息子の気持ちを想うとやり切れ無くなりました。

その次の瞬間、私はそのスタッフたちにこう言いました。

「辞めることも考えています」
と。

すると、スタッフは
「学校は楽しくやっているみたいなんですけどね」
と返してきたので
「はい、学校の方はこの子の性格をよく理解して寄り添ってくれているので、楽しいと言っています」
と私も言い返しました。

「とはいえ、うちも共働きなので、やめるかどうかは考えているところです」
と言い放ち、その場を去りました。

悔しくて悔しくてたまりませんでした。
もはや、”学童を続ける”という選択肢はあり得ませんでした。
なので、帰りながら息子には
「もう学童やめよう」
「あなたは何も悪くないよ」
「無理させてしまってごめんね」
と話しました。

もう行かなくていいと分かった息子は、心なしかスッキリとした表情のようにも見えました。

そして翌日。
学童まで退所届を出しに行くのすら嫌だったので、朝一で市役所に出向き、退所届を出してきました。

退所理由に「なじめなかった」「まるで退所を促すかのような発言があった」と書きました。
それを見た窓口の方はビックリ。
そして、私の話を事細かく聞いてくださりました。

詳細は端折りますが、その窓口の方がずっと
「辛かったですね」
「ひどいですね」
「このことは市から児童クラブの委託先に連絡入れます」
と言ってくださり、それでだいぶ心が救われました。

それからは、私も「今日は学童いくかな?いかないかな?」と悩むことがなくなったので、気持ちも晴れ晴れしています。

全ての学童がそのような環境とは思いません。
同じ市内に住むお母さんたちにも今回のことを話しましたが、皆さんいずれも「それはひどすぎる」と口を揃えて言うので、おかしいと感じたのは私だけではなかったんだなと安堵の思いです。

ただ、まさかスタッフの方がきっかけで退所を決意するとは想像もしていなかったので、このようなことが続かないことを祈るばかりです。

と、長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました😌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?