歴史考察 #166『噴水にはかつて大事な役割があった?!』
こんにちは、véritéです。
イタリアのトレヴィの泉
フランスのベルサイユ宮殿の噴水
イギリスのバッキンガム宮殿前の噴水
ドイツのドイツのツヴィンガー宮殿の噴水
そして日本の迎賓館赤坂離宮前の噴水
京都国立博物館の噴水など
美しい洋館の正面にはたいてい美しい噴水が設けられていますね。
また、噴水は洋館のみならず、東本願寺前にも見ることができます。
噴水とは単に鑑賞するためだけのものだったのでしょうか?
そんな中、その回答とも思える絵に遭遇しました!!
それは...
15世紀のイタリアで描かれたという「楽園の泉」という作品です。
こちらを見る限り、噴水は「沐浴場」だったのでは?!
記録に残る最も古い沐浴の習俗は、古代ギリシャのエレウシスで行われていた「神秘」と呼ばれる神秘主義者達による海での浄化の儀式です。
また、キリスト教では「洗礼」、日本の神道では「禊」と呼ぶなど、( 下鴨神社や北野天満宮の「足つけ神事」もいわば浄化の儀式!)宗教ごとに呼び名は異なりますが、「潔め」によって聖と俗との分離をはかる、ということは共通し、ユダヤ教においては、ミクヴェと呼ばれる水槽に浸る行為もあるようです。
ちなみに、東福寺や永観堂の敷地内には「浴室」が伴っており、そこで体を清めていたようで、いずれにしましても、美しい水で溢れる光景は清々しく、心が洗われますね✨
水は生命の源、綺麗に大切に使いたいものですね✨
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