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歩行者優先

わたしは、歩行者優先の横断歩道でさえ強気には渡れず、止まってしまう。

何回も何回も車を見送る事をする。わたしと車の距離感が掴めずに、長い事止まってしまう。

しかし、譲ってくれる心の優しい方もいる。わたしは、マスクの下でにっこりと笑い、会釈をする。どんなときも欠かさずに。

しかし、その時に思ってしまうのだ。
「今どきこんな若者が会釈するなんて珍しいだろ、こんなわたしみたいな人もいるんだぞ」
っと。
最悪だ、なんで脳裏に咄嗟にこの言葉が出てきてしまうのだろう。前に載せた「お手伝い」の時と同じ思考がここにも出てきてしまう。

変えようと思っても、もう変えることは出来ないのだから、いい子ぶってゆこう。

悪い事では無い。いい子ぶる事は。他人に迷惑はかけない。ならこのままでいいじゃないか。

自分が辛くなければ、もしくは辛さを乗り越え、こんな自分を認める事が出来れば、

今の私には難しい。だから、わたしはわたしの事が好きでは無い。苦手だ。

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