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結局ヤナミューが好きなんだよって話(乱文)

2016年10月にアイドルグループ「ヤなことそっとミュート(以下ヤナミュー)」に出会ってから、私はずっとその活動を追ってきた。
まずその音楽性に惹かれ、またメンバーに惹かれ、何よりライブを愛して今でも通い続けている。

新メンバー「彩華」ちゃんの加入によって4人になったヤナミューのライブを観たら、あらゆる感情が自分の手に余るほどに大きくなってしまったので勢いだけでこの文章を書き始めている。ゆえの乱文はお許しいただきたい。

コロナ禍で一番身に染みたことは、いつでもそこにあるものだと思っていたアイドル現場がかなりの数失われてしまったことだった。どれだけアイドルが生活の一部に、生きることに鮮やかな色を与えていてくれたのか思い知ってしまった。

インディーズアイドルはそれでも手探りでなんとか試行錯誤を繰り返し、ライブを行うことができていたが、私のメイン現場であるヤなことそっとミュートはメジャーレーベルに所属しているため思うように身動きがとれないようで、メンバーもオタクも歯痒い思いをしていた。丁度メジャーデビューをしたばかりのタイミングでこれからの躍進を期待していた矢先のコロナ禍。オンラインサイン会やメンバー個人の配信、個別メッセージチェキの販売などそれでもメンバーは自分に出来ることをできる限りの力で頑張っていた。

「ライブのあと、特典会でチェキを撮って話す」これが今までのオタクのアイドル現場における当たり前。当たり前は急に当たり前ではなくなる。それは今までは解散だったり、メンバーの脱退だったりしてきた。それが、未曾有の事態で丸ごと失われた。

私はコロナ禍のアイドル事情について書きたいわけではないのでこの辺りはかなり端折るが許してほしい。

また、元メンバー凛つかさの脱退について触れないわけにはいかない。メジャーデビュー前に加入したアイドル未経験のメンバー。大学院への進学を機に脱退してしまった。彼女の脱退の一連の件に関しては今でも言葉にし難い複雑な感情を抱いているのでここでは割愛させていただくが、彼女が確かにヤナミューにいたことだけは今までもこれからも忘れないでいるし、本人にもそう伝えた。

私にとってヤナミューは「いつでもそこに居てくれる、実家のような現場」で「帰る場所」のようなものだった。
「病めるときも健やかなるときも」彼女たちの音楽やライブがそこにあってくれたから、生きるのが苦しいときも、仕事が嫌なときも、彼氏と別れた時も、心身を病んでしまった時も、何とか生きることをやってこられたのだと思う。

メジャー移籍後、「Beyond the blue」というとんでもなく素晴らしいアルバムを出したのに思うようにライブが出来なかったこと、メンバーとオタクのジレンマ、今思い出しても胸が苦しくなる。病み始めるオタク、悔しがるメンバー…ヤナミューを愛する人の数だけ、もどかしい思いがあった。

そんな諸々を経て、まだ世界は混乱したままだけれど、そして今まで通りの本数とまではいかないけれど、またライブが見られる世界が来た。今までこんなに有り難く思えていただろうか。当然あるものだと思ってはいなかっただろうか。彼女たちのパフォーマンスの一瞬一瞬をきちんと大切に捉えられていただろうか。そんなことをうっすら思いながら始まったライブを見た瞬間、全てのごちゃごちゃした思考は吹き飛んでしまった。

これだよ、これなんだよ。

大きな音で大好きな曲が鳴っている。彼女たちが光を受けて歌っている。踊っている。それを見られるだけで良かった。本当にそれだけで幸せだった。

(言うのも野暮になるが、勿論彼女たちの懸命の練習や努力、関係者の尽力があってこそのステージというのは承知の上で)

彼女たちがいてくれたから得たもの、体験はもちろん、友達だとか楽しさだとか経験だとか、得難いたくさんのもの。音楽を楽しめること。彼女たちの音楽によってまたたくさんの音楽を聴くようになったこと。オタクと音楽の話をできる楽しさ。追いかけて行った遠征の楽しさ。出会い。生きるモチベーションのようなもの。メンバーがくれるオタクへの愛情。オタクとしてのメンバーとの個々の関係性。

去年、心が壊れてしまって生きることを諦めそうになったことがあった。そんな時も直接ではなくても通販チェキのメッセージやZoom特典会で励ましてもらったこと。メンバーが私を笑わせてくれようとしたこと。なんだ、私はライブに行けなくても会えなくてもずっと一緒にいたんじゃないか。ずっとそこにいてくれていたんじゃないか。外に出るきっかけだってくれていたし、人との交流を絶たずに済んだのも彼女たちがいてくれた部分が大きい。こんなにもらってばかりで何も返せないのがもどかしいけれど、その代わりに私はヤナミューがある限り追い続けよう。

私、なんとかまだ生きられそうです。

なでちゃんへ。
あなたが推しメンで幸せです。ずっと歌を聞かせてね。いつも本当にありがとう。

一花へ。
いつも気にかけてくれてありがとう。優しさに救われています。たくさんのモチベをありがとう。

まみやまへ。
あなたがヤナミューでいてくれるからヤナミューはヤナミューなんだと思います。話すの楽しいよ。ありがとう。

彩華ちゃんへ。
加入してくれてありがとう。舞台度胸の強さかっこいいです。今度挨拶に行くね。

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