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ときめき先生 ~2023年没作品倉庫~


はじめに

 2023年のボツ作品全集です。
 社会人になってもよく続けられたと思います。というか続けていかないと、仕事頑張れませんでした。それだけ心の支えだということです。
 しばらく読まれないときがあり、そこから「あいうえお作文」という新シリーズを始めました。これはこれで縛りがあって面白いんですよ。
 それではどうぞ!

本編ここから

1/9

3学期初日が終わり、今日も一緒に下校する二人。
彼氏が突然、ちょっとおどおどしながら話を切り出したようで…

彼氏「あのさ、もしかしたら気にしてないかもしれないんだけど…」
彼女「…え、なに?」
彼氏「年賀状、送れなくてごめんね、毎年やってるのに…!」
彼女「え!?全然いいよ!今年はなかったからちょっと心配したけど…」
彼氏「身内が亡くなってさ…年賀状、今年は出してなかったから…」
彼女「気にしないで!…わたしも確認しとけばよかったね…」
彼氏「…代わりと言ってはなんだけど…愛してるよ…ちゅっ…伝わった?」
彼女「…伝わったよ、今年も、よろしくね…」
彼氏「ああ…ずっと…好きだから…」

「今年も愛してる」その気持ちを、年賀状の代わりにキスで伝える彼。
それは、「寒チュー見舞い」。


彼女はイヤホンで音楽を聴きすぎて、耳を痛めてしまったようで…

彼女「ごめんね心配かけて…はぁ、音楽聴けないのマジ無理…」
彼氏「大丈夫、しばらく我慢になるけど、すぐ治るよ」
彼女「だといいけどね…しばらく大きな声は出さないでね?」
彼氏「分かってるよ…だからささやいてあげる…すーき。だーいすき。」
彼女「ふぇぇ、耳元でやめてよぉ、ゾクゾクするじゃん…」
彼氏「もっとすごいことするのに?ほら、こっち向いてよ」
彼女「…なんでわたしの耳塞ぐの?」
彼氏「ほら…ちゅーっ…ぷはっ…お口の中の音が響いて気持ちいいだろ…?」
彼女「はぁ…はぁ…やめてよぉ…わたし、おかしくなっちゃいそう…」
彼氏「へへ、そんなお前も可愛いよ♪」

お互いのキスの音を、耳をふさいで響かせ合う色っぽいキス。
その音を表すなら、それは、「く"ちゅ"く"ちゅ"」。


年が明けたある日の午後3時。彼女が変わったおやつを持ってきたようで…

彼女「ねえねえ!クッキー作ってみた!食べてみてもらっていいかな?」
彼氏「わー嬉しいありがとう!…変わった形してるね?」
彼女「そだよっ!中に紙、入ってるから、気をつけて食べてね!」
彼氏「紙?…あ、ほんとだ。なにこれ?」
彼女「えへへ、わたしからのおみくじだよ!」
彼氏「へぇ~すっごい…ん?『だいすき』?大吉じゃなくて?」
彼女「…うん、大好き…大吉なんて今更じゃん…キミと一緒なんだもん…」
彼氏「なんだよ可愛いな…ちゅっ…俺からも幸せ、あげちゃった♪」
彼女「ふぇぇ、なにそれ、照れるよぉ…」

クッキーの中のおみくじをきっかけに、ふたりは幸せいっぱいのキスをする。
ふたりが食べたもの、それは「フォー"チュ"ンクッキー」。


1/16

デートの日。駅前で彼女は彼氏を待っている。
しかし声をかけてきたのは、まったく見覚えのない男で…

ナンパ男「よお!俺と一緒に遊んでかない?かわいいな~!」
彼女「いや…いいです…」
ナンパ男「なんだよぉ~!って、痛っ!誰だてめえ!」
彼氏「すいませんね!俺の彼女なんで諦めてください!じゃ!」
ナンパ男「ったく…彼氏いたのかよ…くそーっ!!」

颯爽と助けてくれた彼氏にキュンとする彼女。しかし彼氏は怒り心頭で…

彼女「ちょっと…!ここ、来る予定じゃなかったじゃん…!」
彼氏「もうダメだ、今日はもう、デートなんてできない…」
彼女「なんで…こんなに楽しみにしてたじゃん…」
彼氏「クソ男に汚されてムカつく…だから俺がずっと愛してあげる…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…照れるよぉ…」

彼女にまとわりつくナンパ男を払いのけた彼のキス、それは「害チュー」。
そして、彼女を愛しまくる彼の行動で、彼女は顔を赤らめた。
彼女が連れてこられた場所、そこは「ほてる」。(ホテル/火照る)


歳が随分離れた弟ができた彼氏。彼女は赤ん坊の弟を抱きかかえているようで…

彼女「あ~!かわいい~!よちよち!」
弟「ばぶー!ばぶー!きゃっきゃ!」
彼氏「すっかり懐いちゃってるじゃん、俺じゃ泣きっぱなしだからなぁ…」
彼女「えへへ、わたしも歳の離れた妹がいるから、慣れてるんだ♪」

その夜。彼女の母性溢れる姿に溺れていたのは、彼氏もだったようで…。

彼女「も~、キミまで甘えちゃってどうしたの…」
彼氏「あんなの見せられたらもう無理だよ…甘えたいんだよ…ばぶぅ…」
彼女「は~い、よしよし…いつもがんばってるね、えらいね…」
彼氏「はぁ~、もう、大好きぃ…ちゅーっ…」
彼女「ちょ、どこにキスしてんの…かわいい。今日はいっぱい、甘えてね…」

すっかり赤ちゃんに逆戻りした彼が、彼女に甘えてしちゃうキス。
それは、「授乳チュー」。


彼女は最近、新しいアルバイトを始めたようで…

彼女「じゃーん!かわいいでしょ!わたし、メイドさんやるんだ!」
彼氏「へぇ~!すっごく可愛いよ!猫耳、似合ってるよ!」
彼女「えへへ嬉しい…あ、猫耳もう1個あるからつけてみて?…わ~似合ってる!」
彼氏「おいおい、恥ずかしいだろ…」

しかしその夜。彼氏が豹変する…

彼女「はぁはぁ…もうやめてよぉ…体じゅう舐めてきて…」
彼氏「へへ、猫になったんだもん、毛づくろいしたくなっちゃった…」
彼女「もう、何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
彼氏「でも気持ちよかったんだろ…?お前の体、甘かったな…」
彼女「ふぇぇ、やめてよぉ…わたし、飴じゃないんだよ…」
彼氏「可愛い…あ、大事なとこ忘れてた。こっち向いて…ちゅっ…」

猫のように毛づくろいをする2人のキス、それは「ちゃお"ちゅー"る」。
そして甘い彼女の体を味わう彼のキス、それは「"チュッ"パチャップス」。


彼氏はとっても彼女想い。でも、その気持ちが暴走することがあるようで…

彼女「ごめんね!今日さ、ちょっと遅くなるかも…」
彼氏「いいよ、最近忙しいらしいじゃん」
彼女「うん…今日はゼミがあるし、その後飲み会が…」
彼氏「飲み会!?ちょ、飲み会!?だ、誰と…?」
彼女「やだー!安心してよ!先輩の追いコンだから!」
彼氏「そ、そうか…でも…なんか悔しい…俺以外の男と…」
彼女「だーいじょうぶだって!わたし、変なことしないよ?」
彼氏「…でも、彼氏が俺って自覚、足りない。だから分からせる…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…もう…嫉妬深すぎだよぉ…」

彼女のちょっとした言動でも聞き逃さず、嫉妬しちゃう彼のキス。
それは、「聞"き捨"てならない」。


1/24

上司に怒られてばかりの主人公。年上で先輩の彼女に甘える日が続く…。

彼氏「聞いてくださいよぉ、課長が、あのクソ上司がぁ…」
彼女「うんうん、大変だったね、頑張っててえらいよ…」
彼氏「はぁ…俺…仕事頑張れるかなあ…もういやだぁ…」
彼女「そういう時は、わたしに甘えて?してほしいこと、何でも言って?」
彼氏「じゃあ…ぎゅーしたい…ぎゅー…ぎゅーして…」
彼女「はい、ぎゅー…よしよし…かわいい…」
彼氏「ねぇ…今日は、ママって呼んでいい?」
彼女「いいよぉ、いっぱい甘えて?…おっぱい欲しい?」
彼氏「欲しい…おっぱい…ちゅっ…ちゅ…」
彼女「あはは、もう、赤ちゃんじゃん…かわいい…」

すっかり赤ちゃんに逆戻りした彼が、彼女に甘えてしちゃうキス。
それは、「授乳チュー」。


料理が趣味な彼氏は、彼女の分もお弁当を作ってくる。
そんな彼女だが、最近ちょっと様子がおかしいようで…

彼女「ごめん…わたし、食べたくない…」
彼氏「なんで?…何かあったの?最近おいしくなくなった…?」
彼女「この間、友達に言われちゃった、もしかして太った?って…」
彼氏「そうは見えないけど…でも、気にするよね…」
彼女「うん…だって、キミからの指輪が入らなくなったらやだもん…」
彼氏「…かわいいかよ…ぎゅー…うわ、すっごい柔らかい…」
彼女「ふぇぇ、恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「ごめんって…ちゅっ…この愛情なら、太らねえだろ?」
彼女「やだぁもう…照れるよぉ…」

彼の作るお弁当はいつも具材が「ぎゅーぎゅー」詰め。
そして、彼がお弁当作りでいつもやっていること、それは「ラブ"チュー"入」。
そんな弁当を食べる二人の幸せな昼下がりのキス、それは「チュー食」。


学校一のヤンキーが図書室に入り浸っていると、校内ではもっぱらの噂。
どうやら彼は、かわいい図書委員長の女子と仲良くしているようで…

女子「ありがとうね、あなたのおかげで片付け、捗ってる」
男子「そんなん当たり前だろ、だってさ…好きだから来てるし」
女子「うれしい!本のこと、好きになったの?」
男子「ちげーよ…先輩、アンタのことが好きだ…こんな俺でも受け入れてくれて…」
女子「…わたしも好き。最初は怖かった。でも、すごく優しい人だったから…」
男子「やめろ先輩、恥ずいだろうがっ…!」
女子「お礼と言ってはなんだけど、ベーゼしてあげる…ちゅっ…」
男子「ちょ、せ、先輩…それ、キスじゃねえかよ…」
女子「ふふ、ベーゼってキスって意味だよ…官能小説、一緒に読も…?」

図書室で出会った大好きな男子にしちゃう、文学少女のキス。
それは、「活字チュー毒」。


1/31

とても束縛が強い彼氏。彼女が外に出ようとすると、彼が声をかける…。

彼氏「おい…どこ行くんだ?」
彼女「言わなかった?今日は友達と会う約束があるって…」
彼氏「ねえ、そいつって男?女?なんで俺を置いていくの?」
彼女「だめ…?」
彼氏「行かないでいいから、一緒にいようよ…俺寂しい…」
彼女「でも約束だから…」
彼氏「じゃあ別れる。一人にするんなら別れる」
彼女「それは…やだ…分かった…じゃあ行かない…」
彼氏「へへ、それでいいんだよ…大好き…愛してる…離さない…」
彼女「もう…そんなこと言われたら…恥ずかしいじゃん…」

「甘々」な言葉で彼女を「しばりつける」彼氏。
それは、「にがさない」。(苦さ、ない/逃がさない)


仕事を終え退勤しようとするヒロイン。すると突然男性から声をかけられる…。

男性「…先生!僕のこと、覚えていますか?」
女性「あれ…?もしかして…!」

その時彼女は、新人教師だったころの10年前を思い出していた。

生徒「先生…俺、先生のことが大好きです…!」
先生「ありがとう…でも、先生と生徒で、恋愛はちょっと出来ないかな…」
生徒「そう…ですよね…ごめんなさい…」

一気に懐かしくなり、話が止まらない二人。

女性「あったよね、キミがわたしのこと好きだって言ってくれてさ…」
男性「それを伝えに来たんです。俺、先生のこと、10年経っても好きです…」
女性「…ずっと忘れてなかったんだ…」
男性「今は、先生と生徒じゃないですから…10年…忘れられなくて…」
女性「だーめ…ちゅっ…うそ、いいよ。ありがとう、来てくれて…」

立派になった生徒からの時を越えた告白と、それに応える彼女のキス。
それは、「ス"チュー"デント」。


2/6

レポートに追われて忙しくしている彼氏。
しかし彼女の甘えたモードは、そんな日でも関係はないようで…

彼女「ねーねー、聞いてよー」
彼氏「今忙しいんだから後にして、ごめん」
彼女「やだやだー!かまってよー!かまえー!かまえー!」
彼氏「ダメだって言ってるじゃん…甘えたってだめだぞ?」
彼女「むー…いじわるぅ…じゃあ勝手にぎゅーしちゃお♪」
彼氏「わわ、やめろよ!邪魔すんなよ!」
彼女「えへへ、無視するキミが悪いんだもん…ホントは嬉しいくせに♪」
彼氏「ったく…お前、そういうとこだぞ…かわいいな…」

甘えまくる彼女に「ひれ伏されちゃう」彼だけど、
彼女に甘えられるそんな日々に、彼は「幸せ」を感じていた。
それは、「こうふく」。(降伏/幸福)


とんでもない吹雪から帰ってきた彼女を、彼氏は玄関で出迎えたようで…

彼女「ただいまー!はぁ…寒すぎるよぉ…」
彼氏「ああもう!こんなに濡れて…うわ冷たっ!風邪ひくよ…」
彼女「こんな日に外に出るんじゃなかった…さぶい…」
彼氏「とりあえず入って、着替えて暖房あたりな」
彼女「ありがと…はあ、あったかい…」
彼氏「ブランケットいる?かけてあげようか?」
彼女「うん…あったかい…ありがと…あ、キミの匂いがする♪」
彼氏「え…?あ、これ俺のじゃん!ごめん…」
彼女「いいよ、だってキミの温もり感じられて嬉しいもん!ほら、一緒に入ろ♪」
彼氏「なんだよしょうがねえなぁ…かわいいこと言っちゃって…」

今日は「猛吹雪」。そしてふたりにとっては「毛布武器」。(もうふぶき)


ふたりは同じ授業をとっている。授業開始前、彼女が青ざめたようで…

彼女「…やばい、教科書忘れた...ごめん、見せてくれる?」
彼氏「マジ?いいよそのくらい、一緒に見よう」
彼女「ごめんね…」

その日の授業を何とか乗り切ったふたりは、一緒に家に帰っていく。

彼女「ホントありがと、助かったよ…」
彼氏「どうってことねえよ、でも、次は気をつけろよ?」
彼女「うん…あのね、今日のお礼、させてくれる?」
彼氏「そんなんもいいよ、大袈裟だな」
彼女「ううん、ほんの気持ちだから…ほら、ちゅっ…ありがとね…」
彼氏「この程度でキスかよ…でも嬉しい。明日も忘れ物してほしいくらい…」
彼女「ふぇぇ、やめてよぉ、ばかぁ…」

教科書を見せてくれたお礼に、頼れる彼氏にしちゃうキス。
それは、「テ"キス"ト」。


2/13

2月14日。彼女は、ちょっとした仕掛けをしたようで…

彼女「ねーねー、チョコあげるから来て!」
彼氏「ああそうか、今日はバレンタインデーか!嬉しい!ありがと!」
彼女「はい、ここからチョコ取ってみて♪」
彼氏「待て待て待て…口から?!そこから取れって!?」
彼女「そーだよ、はやくぅー♪」
彼氏「分かったよ…やってやるよ…ちゅーっ…」
彼女「んっ…ぷはぁ、はぁ…ちょっと…乱暴だよ…」
彼氏「誘ったのはそっちだからな?キスした後の声、可愛いな…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、はずかしいよぉ…」

彼氏は彼女の口からチョコを奪い、そこで熱いキスをした。
チョコも、キスをされた彼女の声も、どちらも「とろけて」しまった。


彼氏は、今日も彼女のことを甘やかしまくっているようで…

彼氏「好きだ…大好き、愛してる…」
彼女「わたしも…ん?あれ、いまスマホ鳴った?」
彼氏「そんなことどうでもいいだろ」
彼女「でも大事な連絡だったら…」
彼氏「…別のこと、考えないで。俺のことだけ考えて」
彼女「別のこと…?」
彼氏「そう。今は俺とお前の時間。俺、いつもお前のことしか考えてないから」
彼女「ふぇぇ、照れるよぉ…わたしも、キミのことでずーっと頭がいっぱい…」
彼氏「そうか…いい子だ…ずっとそうしていような…ちゅっ…」

他に目移りせず、ずーっと、そのまま、お互いのことを考えるふたりのキス。
それは、「ステイ"チュー"ン」。


おやつタイムを楽しんでいるふたり。
彼氏は彼女が食べているものが気になるようで…

彼氏「あ、それ俺にもちょうだい?」
彼女「あっ!ごめん…もう最後の1個食べちゃったよ…」
彼氏「そっかあ…マジか…残念だなぁ…」
彼女「ごめんね、また今度買ってくるから…」
彼氏「今度っていつだよ、待てねえよ…だから今すぐもらう…ちゅっ…」
彼女「ちょっと…なんでキスするの…?」
彼氏「そっか、グレープ味か…キスで分かったよ、ごちそうさま…」
彼女「ふぇぇ、恥ずかしいよぉ…あれ、ほんのりいちごの味が…」
彼氏「へへ、飴、舐めてたし。味、シェアしちゃったね…」

彼氏がキスで味わった彼女のお菓子、それは「ハイ"チュウ"」。
そして彼女に伝わった彼氏のお菓子、それは「"チュッ"パチャップス」。


2/20

今日は、彼女が彼氏の家に泊まりに来たようで…

彼氏「今日は来てくれてありがとう、ゆっくりしていってね!」
彼女「ありがとう、誠さん…」
彼氏「もう、固いなぁ、誠くんでいいよ。じゃ、お風呂入るね~」

ふと見ると、彼はパーカーを脱ぎ捨てていったようで…

彼女「あ、パーカー…誠…くん、いいよね…くんくん…いい匂い…
   だめ、こんなこと…でも…誠くんの匂い好き…
   もう…何やってんのわたし…でも…やめられないよぉ…」
彼氏「ふー、気持ちよかった…って、何してんの!?」
彼女「ひゃっ…まことく…ごめんね、その…あの…」
彼氏「いいんだよ付き合ってるんだし。ほら、ぎゅー…どう?満足?」
彼女「ふぇぇ恥ずかしいよぉ…でも…すごくいい匂い…」

呼び方が柔らかくなった彼女は、彼氏の匂いが大好き。
それは、「くんくん」。(匂いを「くんくん」/呼び方が「君・くん」)


彼女はクラスでは「眠り姫」と呼ばれるくらいによく寝ている。
席替えで隣の席になった彼は、それが心配でならなかったようで…

先生「では次のページ。江戸幕府3代将軍徳川家光は…また寝てるのか」
彼氏「先生、俺が何とかします」
先生「そう言って誰も起こせなかったんだぞ?君ができるのか…?」
彼氏「できます。俺、こいつの彼氏なんで。しょうがない奴だ…ちゅーっ…」
彼女「んーっ!?…ちょ…なにしてんの…しかも授業中…!?」
先生「おい!今授業中なんだぞ!何をやっているんだ!!」
彼氏「こうしないとお前は起きねーだろ?先生も寝かさない授業、頼みますよ!」
先生「おう、そうだな…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、みんなの前で…恥ずかしいよぉ…」

「授業中」に寝ている彼女を、「情熱的なキス」で起こしてしまう。
それは、「すいまくる」。(睡魔来る/吸いまくる)


幼馴染の彼女は、彼氏がきっかけでテニスを始めた。
素質は彼女のほうが圧倒的に高く、今では部活ではエースのようで…

彼氏「また試合に出るってね、すげえなあ…もう俺かなわないや…」
彼女「そんなことない、そっちもがんばってよ」
彼氏「無理無理、俺補欠だし。最近はお前から1ポイントも取れないし…」
彼女「でも…わたしがテニス始めたのって、キミのおかげだからね?」
彼氏「だからこそだよ…俺、いいとこ見せられなくて情けないな…」
彼女「もう!またそんなこと言ってる!…それでも、好きだよ?」
彼氏「なにが?」
彼女「優しくて…頑張ってるキミのことが…ちゅっ…」
彼氏「ったく…やめろよ…恥ずかしいなあ…」

強いテニス選手になった彼女のキス、それは「百発百チュー」。
そして、彼氏に「1点も取らせない」、「恋人」同士のテニスの試合。
それは「ラブゲーム」。(LOVE/テニスでは「0」を「ラブ」と読む)


2/27

大学進学で見知らぬ土地に引っ越してきたヒロイン。
とりあえず何か買おうと、近所のコンビニに行くと…

男子「いらっしゃっせー、960円になります」
女子「PayPayで」
男子「あざしたー」
女子「(まって、あの店員さんカッコよすぎ…)」

店員さんに一目惚れしてしまった彼女。
通いつめるうちに、店員さんのシフトまで把握してしまい…

男子「レシートです、あざしたー」
女子「今日もかっこよかった…ん?裏に何か書いてある!」

「もう少しで上がるので裏で待っててください」

女子「え、うそ…!?」
男子「すいません、こんなことして…いつもありがとうございます」
女子「いやいや…わたし…キモイですよね、いつもあなたの時だけ…」
男子「僕も…好きになったんです…ずっとあなたを見てたくて…」
女子「ふぇ、ふぇぇ!?」

「バイト先」によく会う人と、「ずっと一緒に」いたくなった。
それは、「あきない」。(商い/飽きない)


深夜2時。彼女から「眠れない」とLINEを受けた彼氏は、
彼女を呼び出し、公園まで散歩することにしたようで…

彼女「ごめんね…もう、寝るところだったよね」
彼氏「全然。俺もちょっと寝付けなくてさ、気にしないで」
彼女「だといいけど…星、こんなにきれいだったんだ」
彼氏「ほんとだ…いつもスマホばっか見てるからわかんなかったや」
彼女「わたし…なんだか幸せ。キミと一緒にいられて…」
彼氏「そっか…俺も嬉しいよ…あっ!流れ星が!」
彼女「えっ、どこっ……んっ!?ん…ちょっと!なんでキスするの…?」
彼氏「へへ、お前の唇に、流れ星落としちゃった…可愛すぎて…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

寝静まる夜、きらめく星空の下で、彼は愛を込めたキスをする。
それは、「宇チュー」。


渋谷駅近くの駐車場にて彼女を待つ彼氏。彼女がちょっと遅れているようで…

彼氏「遅いなあ…でも催促したらあいつに悪いかな…」
彼女「…ごめん!お待たせ…遅くなってごめんね…」
彼氏「いいよいいよ!もしかして…迷っちゃってた?」
彼女「ううん、お化粧時間かかっちゃって…急かしてもよかったのに…」
彼氏「いいんだよ、無事だったんだし。それに…楽しみじゃん」
彼女「なにが?」
彼氏「待ってる間すごくワクワクしてたから…その時間が長くなって嬉しくてさ」
彼女「…そんな、気、遣わなくたっていいのに…」
彼氏「さ!ドライブデート始めよ!…我慢してたんだぞ?ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ、いきなりそれとか、恥ずかしいよぉ…」

彼女を急かさず愛車の中で待つ彼氏。それは「くるまで」待つ。(車で/来るまで)
そして、スタートの渋谷駅からキスをする彼。それは「チュー犬ハチ公」。


3/6

彼氏がぼーっとしていると、彼女が突然腕を叩いてきたようで…

彼氏「いってーなぁ!おい!いきなり何すんだよ!」
彼女「ごめんねいきなり…でも、腕に蚊が止まってたから…」
彼氏「マジ?だったら…ありがとう…」
彼女「でも刺されちゃってるね…だってほら、手に血、ついちゃってるし…」
彼氏「やだなあ…虫刺され…じゃあさ、そっちも腕出してよ」
彼女「え?なんで…?」
彼氏「ほら…いくよ…ちゅーっ…あ、腕に赤い痕がついちゃってる♪」
彼女「ちょっと…なにするの!」
彼氏「これでお揃いじゃん…お前の腕に刺していいのは、俺だけだから…」
彼女「ふぇぇ、何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

蚊になりきって、彼女の腕に痕をつける彼のキス。それは「害チュー」。


卒業式終了後、教師のヒロインのもとに男子生徒が現れる…

男子「先生…約束、果たしに来ました…」
先生「本当に来てくれたんだ…」

「約束」、それは遡ること2年前。

男子「…俺、先生のことが好きです。マジです。」
先生「…ダメだよ、キミは生徒で、私は先生だから…」
男子「そんなルール誰が決めたんですか?…俺本気なのに」
先生「嬉しい…じゃあ、キミが生徒じゃなくなったら、また来て」

あの時を思い出す先生。

男子「俺のことを分かってくれる先生が好きです…先生、俺はもう…」
先生「覚えててくれて、ありがとう…」
男子「忘れるわけないです…俺、もう生徒じゃないから…お願いします…」
先生「ごめんなさい…うそ、いいよ…ちゅっ…先生って呼ぶの、もう禁止ね…」

卒業を機に、先生と生徒は、年の差がある恋人同士になる。
そんな二人のキス、それは「ス"チュー"デント」。


彼氏は高校3年生で、彼女は高校2年生の生徒会長。
今日は彼の卒業式だったようで…

彼氏「立派だったよ、あんなに大勢の前で話せるなんて…」
彼女「仕事だからね…それより…さみしいよ…ぐすん…」
彼氏「泣くなって…絶対…会いに行くから…」
彼女「ぐすっ…ぜったい、ぜったいね…」

それから15年後、とある夫婦が、家の片付けをしている。

夫「なんだこの紙…?え、未だにこんなの持ってたの!?」
妻「見るなー!もう…恥ずかしいよ、昔に未練あるみたいで…」
夫「あの時は感動したなー。で、その後のお前の泣きっぷりな!」
妻「言うなー!…でも、ホントに会いに来てくれたね…」
夫「今じゃ俺たち、家族だしな…俺、今が一番幸せかな」
妻「キミらしくないね…でも、わたしも幸せだよ」

「片付け」で思い出す「卒業式」の思い出に浸り、笑い合う夫婦。
それは、「そうじ」。(掃除/送辞)


3/13

3月14日。彼氏は袋いっぱいのお菓子を彼女にプレゼントしたようで…

彼女「重たっ!!こんなにいっぱい…ありがとう…!」
彼氏「それ、中身見てごらんよ、もっとびっくりすると思う」
彼女「…すごい!飴がいっぱいじゃん!」
彼氏「ホワイトデーの飴って、付き合いが長続きする、って意味があるらしいよ」
彼女「ほぇぇ…でも、こんなに多いとひとりじゃ無理…一緒に食べよ?」
彼氏「いいよ、あーんしてあげる、ほら、口開けて?」
彼女「あーん…んっ…?!ちゅっ…ぷはっ…ちょっと、何するの!?」
彼氏「素直にあげるとでも思った?油断してたし、ちゅーしちゃった…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

飴をあげると見せかけて、隙をついてキスをする。
それは「"チュッ"パチャップス」。


3月14日。彼氏はホワイトデーのお返しに、お菓子を選ばなかったようで…

彼女「…え、テディベア!?お菓子じゃなくて…?」
彼氏「それも考えたけどね…でも、やっぱり残るものがいいなって」
彼女「残るもの…確かに…」
彼氏「だからさ、俺がいないときでも、それを俺だと思ってほしいなあって…」
彼女「ふふっ…キミって案外可愛いとこあるんだね♪」
彼氏「あーやめろ、言うな言うな恥ずかしい…!」
彼女「でも嬉しい…キミだと思って大事にするね!でも、今は本物がいるよね…」
彼氏「本物…?って、何?」
彼女「もう!にぶーい!ほら、ぎゅー!えへへ、やっぱキミが一番だぁ♪」
彼氏「なんだよホントに…可愛すぎて無理…」

ぬいぐるみや人形よりも、やっぱり大切な人にしちゃうハグ。
それは「フィ"ギュ"ア」。


彼女はスマホで通販サイトを見ている。気になる商品があるようで…

彼女「ねぇねぇ、これ買っていい?」
彼氏「んー?リモートキス…?ふむふむ…え、そんなの要るか?」
彼女「だって…ちょっとでもいっぱいキスしたいもん…キミが恋しい…」
彼氏「まだそんなこと言ってんのか…情けねえな…」
彼女「ごめんね…わがまま…だよね…」
彼氏「ちげーよ…俺の愛、まだ足りてなかったんだな…ちゅーっ…」
彼女「んっ…んっ…はぁ…はぁ…乱暴だよぉ…」
彼氏「そんなにキスが欲しいなら、こうやって教え込ませてやるよ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

リモートでキスしようとたくらむ彼女。それは、「チュー継」。
そして、そんな彼女に自分の愛を教え込む彼のキス、それは「調教チュー」。


3/20

デート中のふたり。彼女が何かにぶつかってしまったようで…

彼女「きゃっ…!痛~い…」
彼氏「大丈夫?怪我してない…?これは痛いわ…」
彼女「大丈夫だけどさ…マジでテンション下がる…」
彼氏「ちゃんと前見て歩かなきゃダメだよ、危ないからさ」
彼女「うん…ごめんね、気をつけるね…」
彼氏「でもなあ…災難だけどさ、俺はちょっと悔しいんだよな…」
彼女「なんで…?」
彼氏「俺より先に柱にキスするなんて…痛み、和らげてあげる…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ、何言ってんの、照れるよぉ…」

前をよく見ずにぶつかってしまった彼女にしちゃう癒しのキス。
それは「電柱」。(でんチュー)


歴史学専攻同士のカップルは、博物館デートをしているようで…

彼女「見て見て!これすごくかっこいい!」
彼氏「本当に戦国武将が好きなんだな、ロマンあるしな」
彼女「うん…こうやって身体守ってくれるのほんとすごいと思う…」
彼氏「俺も…お前にとって、そうでありたいな」
彼女「ほぇ?どういうこと…?」
彼氏「俺がお前を、鎧のようにずっと守ってやる…ぎゅっ…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、照れるよぉ…」
彼氏「あ、ここ、守り忘れてるや…ちゅっ…」
彼女「もう、やめてよ、博物館で…ばかぁ…」

彼女を鎧のように守ってあげたい彼のキス。
それは「甲冑」(かっチュー)。


同棲をはじめたふたり。
彼女の楽しみは、彼が家に帰ってくる時のようで…

彼氏「ただいま〜!お弁当、美味しかったよ!」
彼女「おかえり!よかったよ、いつも全部食べてくれてありがと!」
彼氏「おかげでいつも頑張れてるんだよ、こちらこそだよ」
彼女「えへへ、嬉しい…いっぱい作ってよかった…」

そんなふたりはまだお金がなく、シングルベッドでふたりで寝ているようで…

彼氏「ごめん…嫌じゃない?俺のベッド使い回してさ…」
彼女「ぜんぜんいいよ、今はしょうがないよ…」
彼氏「いつか、もっと大きいベッド、買おうね…」
彼女「でもこうやってくっついてられるの嬉しい…ぎゅー!」
彼氏「なんだよ恥ずかしいなあ…でも…俺も…嬉しい…」

お弁当も、ベッドでも、ふたりはいつでも「ぎゅーぎゅー詰め」。


3/27&4/3

学校の廊下で、人気のある女子同士が大喧嘩しているようで…

女子1「違う!わたしのことが好きに決まってるでしょ!」
女子2「はぁ?誰があんたなんか!それよりもわたしでしょ!」
彼 氏「うるっせぇなぁ、何ケンカしてんだよ…?」
女子1「ねぇ、本当に好きなの、わたしだよね?」
女子2「そうじゃないよね?私のほうでしょ?ねえ??」
1・2「ねぇ、どっちの味方なの!?」
彼 氏「じゃあ教えてあげる…俺は、こいつの味方♪ ちゅっ…」
彼 女「ふぇぇ…やめてよぉ…みんな見てるのに…」
彼 氏「悪いね、俺、彼女いるから、誰の肩も持たないよ、じゃあ♪」
1・2「ぐぐぐ…」
彼 女「もう…わたしが恨まれたら、責任取ってよ、ばか…」

誰の味方になるわけでもなく、ただただ愛する彼女にしちゃう彼のキス。
それは「中立」(チューりつ)。


テレビを見ている彼女だが、今日は面白い番組はやっていないようで…

彼女「うーん…面白くないなあ…テレビ切ろうかな…」
彼氏「今日はハズレだったかもしれないね、そんな日もあるよ」
彼女「だね〜、うーん、TikTokでも見ようかな、暇だし」
彼氏「もっと見たいものあるんじゃない?てか見てほしい」
彼女「え、なーに?」
彼氏「見るものないなら俺見ろよ…休みだしずーっといちゃつこうよ」
彼女「えへへ…そうだね…なんか照れるけど…」
彼氏「俺だってお前だけ見てられるからお互い様だな…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「はぁ、そんなお前をずっと見てられるわ…大好き…ちゅっ…」

どんなときも、お互いの顔から、見るものを変えないふたりのキス。
それは、「ステイ“チュー”ン」。


朝、彼女がとても青ざめた様子で目を覚ましたようで…

彼女「ねぇ、怖い夢見たの…キミがね、離れて行っちゃう夢…」
彼氏「マジかよ…かわいそうに…いや、これは俺が悪い。ごめんね…」
彼女「なんで…?夢見たの、わたしなのに…?」
彼氏「心のどこかで俺がいなくなるって思ってたから、そういう夢見たんだろ?」
彼女「…わかんないけど、そうなのかなあ」
彼氏「だからそう思わせないように、いーっぱい、愛してあげる…」
彼女「ふぇぇ…そんな…」
彼氏「大好き。愛してる。世界一好き。離したくない。ずっといて。あと…」
彼女「もう!もうわかったから!伝わったから…」
彼氏「だーめ、俺が満足できてない。ほら、こっち向いて…ちゅっ…」

不安に駆られる彼女に、言葉とキスをひたすら投げかけまくる彼。
それは、「集中砲火」。(しゅうチューほうか)


先日、初めてキスをしたふたり。彼女はその経験が忘れられないようで…

彼氏「問題です。今日の数学の課題は何ページから何ページまで?」
彼女「はうっ…その…えっと…わかんない…」
彼氏「やっぱり…今日ずっとぼーっとしてたもんな…」
彼女「え、え、なんでわかったの…」
彼氏「そんなの見りゃ分かるって…ま、そんな顔も可愛いけどさ…」
彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、恥ずかしいよぉ…」
彼氏「なんでそうなっちゃったの?もしかしてキス、忘れられなかったの?」
彼女「うん…ごめん…キモいよね…」
彼氏「ううん、可愛いよ…じゃあ、お望み通り…ちゅっ…満足した?」
彼女「…もっとしてほしい…キス、大好き…」

あの時のキスで彼女が奪われたもの、それは「集中力」。(集チュー力)
そして、もうお互いにやめられなくなったキス。それは「中毒」。(チュー毒)


お昼休み。最近、彼女の元気がない。彼氏はそれが心配なようで…

彼氏「どうしたの?最近食べないね、体調しんどいの?」
彼女「ううん、元気だよ、気にしないで…」
彼氏「無理だよ…だって俺の作った弁当だし…もしかして美味しくない?」
彼女「逆だよ…おいしすぎていっぱい食べ過ぎちゃって…太っちゃうよ…」
彼氏「へぇ…俺は、いっぱい食べるお前が好きなんだがな…」
彼女「ほぇぇ…それ…喜んでいいのかな…?」
彼氏「いいんだよ、俺、いつもこーんなに愛情詰めてるから…ほら、ぎゅっ…」
彼女「ふぇぇ…そんな、照れるよぉ…」
彼氏「あ、ほっぺにご飯ついてるよ♪ キスでとったげる…ちゅっ…」
彼女「やだぁもう…幸せでまた太っちゃうかも…」

彼氏の作る弁当は、量も愛情もいつも「ぎゅーぎゅー」詰め。
そんなふたりの幸せいっぱいのキス、それは「昼食」。(チューしょく)


今日はいつになく彼氏が不機嫌なようで…

彼氏「お前、この間の追いコンで、先輩の男にハグしたらしいじゃん」
彼女「ふぇ、ふぇぇ!?な、なんで知ってるの!?」
彼氏「共通の友達から聞いたんだよ、お前すげえ酔っぱらってたって…」
彼女「やだ…恥ずかしいもう…でも、ホントに好きなのはキミだよ!?」
彼氏「俺、嫉妬深いんだよね…酔うとそういうことしちゃうんだね…」
彼女「ごめんね…嫌な気持ちにさせて…」
彼氏「ったく、お前の彼氏は俺だけだって、ちゃんと分かれよ…ちゅーっ…」
彼女「んっ…んぷっ…はぁ…はぁ…乱暴だよぉ…」
彼氏「へへ、そゆことしちゃうお前に、俺からの、お・し・お・き♪」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

別の男に抱きついた彼女は、彼からバチが当たってしまった。
そんな彼のキス、それは「天誅」。(てんチュー)


4/10

幼稚園に1年通って、すっかり生活にも慣れた男の子。
そんな彼は、年長組の女の子に、こっそり思いを寄せているようで…

男子「あ、あの…おれとあそぼ…」
女子「いいよー!」
男子「しー…おんなのこといっしょだったらみんなにわらわれるから…」
女子「ごめんね…じゃ、おままごとする?おにごっこする?」
男子「そうじゃなくて…あの、みみかして…おれ…おまえがすき…」
女子「わたしが…すきなの…?いいにきてくれたの…?」
男子「わるいかよ…こっちだって…どきどきして…」
女子「ありがとね…じゃあ、おへんじするね…ちゅっ…」
男子「なにこれ…どういうこと…?」
女子「わたしもすきってことだよ…えへ、はずかしいね…」

初恋、初めての告白、そして初めてのキス。
初めてが詰まった男の子の学年、それは、「年中」。(ねんチュー)


デートで服屋に来ているふたり。
彼女が、彼に似合いそうなものを見つけてきたようで…

彼女「これとかどうかな…あ!すごく似合ってる!」
彼氏「いいね!しかもぴったりだし…でも俺、サイズ教えてないよね…?」
彼女「キミのことだから、全部わかってるもん♪」

服を買い、デートを終え、家に帰るふたり。その夜のこと…

彼氏「こうやって俺の体にいっぱい触れてるから、サイズ分かったんだろ?」
彼女「もう…ばらさないでよ、恥ずかしいじゃん…」
彼氏「でも俺も、お前のことはいっぱい知ってるんだぞ…ちゅっ…」
彼女「…ねえ、今のキス、どういう意味?」
彼氏「へへ、唇の感触も、キスが好きってことも、俺しか知らないだろうな…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

お互いの好きなものも、感覚も、全部わかっちゃうふたりのキス。
それは、「百発百中」。(ひゃっぱつひゃくチュー)


今夜はふたりで、一緒にお風呂タイムを楽しんでいるようで…

彼氏「いつも思うけど、お前の腕、白くてすべすべでいいよなあ…」
彼女「もう、変な目で見ないでよぉ…キミならいいけどさ…」
彼氏「ごめんごめん…あとシンプルに、ハンコの痕がないんだな」
彼女「なにそれ?」
彼氏「小さい頃に打った予防接種の痕だよ、ほら、俺もあるじゃん」
彼女「わたしもやったはずだけどね…消えちゃったのかもね」
彼氏「ふーん…ま、そゆことはどうでもよくてさ…あのさ、腕出してよ」
彼女「んー?なんで?洗ってくれるの?」
彼氏「ほら、ちゅーっ…へへ、その白い腕に、俺の痕、つけちゃった…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、やめてよぉ…」

彼女の腕に、予防接種よりも強く、痕をつけるキスをした彼。
それは、「ハンコ注射」。(はんこチューしゃ)


4/17

高校生なのでまだ同棲はできないふたり。彼女が何か作ってきたようで…

彼女「じゃーん!よくできてるでしょ♪」
彼氏「これ…俺?俺のぬいぐるみ作ったの?」
彼女「そだよ!会えないときはこれを抱きしめてる…あ、これあげる」
彼氏「…マジでお前そっくりだな…やっぱ器用なんだな…」
彼女「えへへ、寂しくなったら使ってね!」

しばらくはそれで寂しさを紛らわしていたが、数日後…

彼女「どうしたの…いつもよりもハグ強い…」
彼氏「やっぱりダメだ…お前でないとダメだ…」
彼女「わたしもそう思ってた…やっぱり本物のキミ、あったかい♪」
彼氏「へへ、本物だからこれもできるよな…ちゅっ…唇、柔らかい…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

ぬいぐるみを抱くよりも強く抱きしめるハグ、それは「フィ"ギュ"ア」。
そして、小さな身代わりでは満足できず、本人にしちゃうキス。
それは「ミニ"チュ"ア」。


しばらく体調が悪くふせっていた彼氏。彼女はすごく罪悪感を覚えているようで…

彼女「体調…どうかな?ごめんね、わたしのせいで…」
彼氏「気にすんなって、だいぶ良くなったし、それに食あたりは事故だって」
彼女「ううん、わたしがお刺身食べたいって言ったから…」
彼氏「そんなに自分を責めないでよ、お前のおかげで元気になれてきたし」
彼女「だといいんだけど…」
彼氏「これだけ看病されたのも久々だなあ…何かお返ししなくちゃ」
彼女「お返し…?どういうこと…?」
彼氏「ほら、ちゅっ…お前も、キスが欲しくてたまらない恋の病だったんだろ?」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
彼氏「へへ、元気もキスも復活だよ…いっぱい看病して、愛してあげる…」

彼氏は食事で、そして彼女は彼氏にあたってしまったふたりのキス。
それは、「中毒」。(チューどく)


彼氏はどうしようもないヒモ男。彼女は毎度、愛想を尽かしつつあるが…

彼女「いい加減にして…!そろそろ働くなりなんなりしてよっ!!」
彼氏「そんなこと言わなくたっていいじゃん…」
彼女「何でもかんでもわたしばっかり…もう限界だよぉ…破産しちゃうよ…」
彼氏「だめ…?俺、いらない子なの…?生きてちゃダメなの…?」
彼女「えっ…そんなことは…言ってないけど…」
彼氏「俺はいつでも帰る場所を守ってるし…お前が大好きなのに…ぐすっ…」
彼女「な、泣かないで!分かったから…」
彼氏「へへ、俺はお前を世界一愛してるよ…大好き…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…ずるいよぉ…わたし…キミのために頑張るね…」

結局、いつも彼の甘い言葉とキスにやり込められてしまう彼女。
ずっと家にいて彼女に寄生する彼のキス、それは「常駐」。(じょうチュー)


4/24&5/1

デートでは毎回違った場所に行くふたりだが、
最後に行く場所はいつも、人混みから離れた静かな場所だと決めているようで…

彼女「今日1日運転ありがと…とっても楽しかったよ」
彼氏「このぐらいなら疲れないよ、俺も…すっごく楽しかった」
彼女「でもやっぱり最後はここなんだね…車停めるとこ無いのに…」
彼氏「路肩に停めるから。やっぱり最後はここでないと…」
彼女「もういいのに…わたし、街中でキスしたって、恥ずかしくなくなったよ?」
彼氏「俺がダメなの…お前の可愛いキスの顔、俺以外の奴に見られたくない…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…照れるよぉ…」
彼氏「さ、ここでいいかな…俺は、いつでもいいよ…」
彼女「えへへ、今日は1日ありがと…ちゅっ…」

静かな場所で、路肩に車を止め、キスで1日を終えるふたり。
それは、「路駐」。(ろチュー)


部屋でくっついているふたり。今日はスキンシップが多めなようで…

彼氏「やっぱお前って、可愛いよなぁ…」
彼女「いまさら…?まぁ、何度言われても嬉しいけど…」
彼氏「いや…なんだろ、改めて見ると、ちっちゃくてかわいいなって…」
彼女「やだ、どこ見てんの、変なこと言わないでよぉ…」
彼氏「ごめんごめん…でも…守ってあげたくなる、こんな風に…ぎゅー…」
彼女「にへへ…やっぱキミってあったかいや…こっちも…ぎゅー!」
彼氏「ったくもう…そーゆーとこ、可愛すぎてズルいんだって…」
彼女「えへへ、わたしはおっきいキミに包まれるのがすーき♪」
彼氏「じゃあそのちっちゃいお口も包んじゃお…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

小さくて愛くるしい彼女にしちゃうキス。それは、「ミニ"チュ"ア」。


ふたりは同じゼミに所属している。
後輩にあたる彼女が、先輩にあたる彼氏にレジュメを見てもらっているようで…

彼氏「うーん、ちょっとここ分かりにくいかな…マイナーな言葉だし」
彼女「そっかあ…じゃあ、ちゃんと意味書いとくね」
彼氏「でも、初めてなのによく頑張ってると思うよ」
彼女「だってキミについて行きたくてこのゼミに入ったんだもん」
彼氏「そうなんだ…初めて知ったなあ…可愛いこと言うじゃん」
彼女「バカ!からかうな!わかってるくせに!」
彼氏「わかんねーよ…だからちゃんと説明しなきゃ、こんなふうに…ちゅっ…」
彼女「…ねぇ、どういう意味?今のキス…」
彼氏「へへ、好きって気持ち、キスで伝えちゃった…わかりやすいだろ?」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

分かりにくい言葉や気持ちを、キスの一発で伝えてしまう彼。
それは、「注釈」。(チューしゃく)


ふたりは吹奏楽部に所属している。今年から彼女のパートが変わったようで…

彼氏「どう?きつくない?やっぱ慣れない…よね?」
彼女「だねー。でも、前々からやってみたい楽器だったし、楽しいよ!」
彼氏「そっか…そうは言っても、女子にはあれ、重いだろ」
彼女「それはそうだけど…そこは頑張るしかないよ…」
彼氏「…偉いな、じゃあさ…ちょっとこっち来てよ…よいしょっと!」
彼女「きゃっ…!?ちょっと!お姫様抱っことか…みんな見てるよ…!」
彼氏「お前ばかりが重いの持ってるの、俺には耐えられねえんだよ…」
彼女「ふぇぇ…照れるよぉ…いつもよりも顔近いし…」
彼氏「当たり前だろ…俺の腕の中で、ゆっくり休みな…ちゅっ…」

彼女を腕に抱きかかえ、彼女の気持ちを味わいながらキスをする彼。
そんな彼女の新しい担当楽器、それは「"チュー"バ」。


彼女がいつになく、だらしのない彼氏に腹を立てているようで…

彼女「ちょっと!歯磨き粉捨てないでよ!まだ使えるのに!」
彼氏「だってそれもう出ないんだもん…」
彼女「出るじゃん!こうやって振って絞れば…ほら!」
彼氏「えー、俺がやったら出なかったのに…」
彼女「力ずくじゃダメなの!もっと工夫しなきゃだよ…」
彼氏「さすがだなぁ…俺、いつも力ずくだもんな、こんな風に…ぎゅっ」
彼女「ちょっと、どさくさに紛れて、やめてよぉ…」
彼氏「へへ、お前の隙だけは、すぐ見つけられるんだよな♪」
彼女「ふぇぇ…何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
彼氏「あ、また油断してる…ちゅっ…」

歯磨き粉を上手に出せない彼のキス、それは「“チュー”ブ」。
そして、キスのタイミングを確実にしとめてくる彼のキス、
それは「百発百中」。(ひゃっぱつひゃくチュー)


デートをしていたふたりだが、突如大雨が降ってきた。
ふたりはずぶぬれになりながら、ひとまず彼の家に走ったようで…

彼女「はぁ…はぁ…もうやだ…せっかくのデートなのに…」
彼氏「ほら!早く体拭いて!風邪ひいちゃうよ!」
彼女「ありがと…はぁ…つら…もっと遊びたかったな…」
彼氏「しょうがないさ…とりあえず、体冷えただろうしシャワーしなね」
彼女「うん…そうする…ごめんね…」
彼氏「謝ることないよ…今からは家の中でいーっぱい楽しもうね…」
彼女「うん…ゲームとか…ご飯とか…あとは…」
彼氏「これもだろ?ちゅっ…今夜はベッドで、もう1回びしょ濡れにしてやるよ…」
彼女「ふぇぇ、何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

突然の雨でびしょ濡れになった彼女を、再び濡らしてしまう彼のキス。
それは「集中豪雨」。(しゅうチューごうう)


遊園地デートをした二人は、最後、観覧車に乗ったようで…

彼氏「いや~ジェットコースターの時のお前、面白かったな~!」
彼女「はあ!?からかってんでしょ!バカ!」
彼氏「ごめんごめん!でも、楽しんでるときの笑顔、可愛かったよ…」
彼女「うん…今日はありがとね…すごくいい思い出になった…」
彼氏「俺さ…最後、どうしてもここにしたかったんだ」
彼女「なんで?」
彼氏「景色綺麗だし、ゆっくり話したいし…あと…キスしたい」
彼女「キス!?もっといいスポットあったじゃん…?」
彼氏「人前ではやりたくねーんだよ、恥ずかしいし…ここなら俺らだけじゃん」
彼女「そっか…じゃあ、一番高いところに来たらしようね…」
彼氏「うん…あ、そろそろだ…今日はありがと…ちゅっ…」

空高く、一番高く上がった、ふたりだけの空間でしちゃうキス。
それは、「空中」。(くうチュー)


ちょっとした変化にも気づいてほしい彼女が、彼に話しかける…

彼女「ねぇねぇ、なんか変わったの、気づいた?」
彼氏「ん-?んー…あ!何か…いつもと匂いが違うような…」
彼女「ぴんぽーん!すごく甘い香りがするんだけど…キツい?」
彼氏「そんなことない…けど…なんだろう、この気持ち…」
彼女「ど、どうしたの、目つき怖いよ…」
彼氏「ごめん…もう…我慢できない…ちゅーっ…」
彼女「んっ…ぐっ…はぁ…はぁ…ちょっと…乱暴だよぉ…」
彼氏「お前の甘い匂いに乗せられて、甘い蜜、吸いに来ちゃった…♪」
彼女「ふぇぇ、なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

いつもと違う、花の甘い香りのする香水。それは「"チュー"ベローズ」。
そして、その甘い香りに乗せられてチョウのようにキスをする彼。
それは、「昆虫」。(こんチュー)


5/8

彼女は酷い風邪をこじらせて、耳を痛めてしまったようで…

彼女「…あまり大きな声、出さないでね?」
彼氏「分かった…声かけるときも気をつけるね」
彼女「ありがと…でもなんでこうなるかな…迷惑かけてごめんね…」
彼氏「いいんだよそのくらい…でもさ、大きな声じゃなきゃいいってこと?」
彼女「まぁそうだね…なんでそんなこと聞くの?」
彼氏「囁くならいいかなって…大好き…愛してる…世界一可愛い…」
彼女「ちょっと…!そういうこと!?ドキドキさせないでよぉ…」
彼氏「へへ、顔真っ赤だよ…自慢の彼女だよ…永遠に愛してる…」
彼女「はわああああ、やだぁ、もっと言って…」
彼氏「ったく、どこまでも可愛いんだから…ちゅっ…」

耳が痛くて大きい音が聴けない彼女、それは「中耳炎」。(チューじえん)
そして、囁くことで愛の言葉を投げかけまくる彼のキス、
それは「集中砲火」。(しゅうチューほうか)


ゴールデンウイーク真っ只中。
両親へのご挨拶がてら、彼女とふたりで彼氏の実家に来ているようで…

彼氏「ごめん、引かなかった?…うるさくてお節介な親でごめん…」
彼女「ぜんぜん!むしろいいご両親で、すごく安心した…!」
彼氏「だといいんだけどね…それより俺はじれったかったんだから…」
彼女「なんで?」
彼氏「とっとと部屋に戻って、お前とイチャイチャしたかったもん」
彼女「もう…そんなの、あとからいつでもできるじゃん…」
彼氏「もうダメ、我慢できない…今すぐずーっとくっつきたい…」
彼女「はわわ、もう…しょうがないんだから…」
彼氏「へへ、今からはもう離さないぞ…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

実家に帰ったとしても、ずーっと彼女にべったりな彼のキス。
それは、「きせいチュー」。(帰省中/寄生虫)


ふたりは幼馴染どうし。今日は一緒にお風呂に入っているようで…

彼氏「せっかく久々に入ってるし、昔みたいに、息止め競争しようよ」
彼女「出た~、あれ昔から嫌なんだけど…まあいいか」
彼氏「大丈夫、苦しくなったら助けてあげるし…よーい…スタート!」

しばらくして彼女がギブ寸前に。すると、彼が水の中でキスをした!

彼女「ん!?ぷはっ…はぁ…はぁ…な、なにするの…?」
彼氏「苦しくなったら助けるって言ったろ?酸素、口移ししちゃった♪」
彼女「余計苦しかったよバカ…ねえ、キス、あとでやり直しね」
彼氏「分かった、お風呂あがりの綺麗な身体に、いっぱい跡をつけてやるよ…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

狭い浴槽で顔を沈めて、ちょっと苦しくなりながらしちゃうキス。
それは「水中」。(すいチュー)


周りに誰もいないことを確認した彼女は、ある行動に出たようで…

彼女「…あ、マコトくんのシャツだ…、いい匂い…ダメ、こんなことしちゃ…」
彼氏「あのー…」
彼女「でもやめられない…好き…マコトくん…マコトくんの匂い…」
彼氏「おーい…」
彼女「着ちゃおっと…やっぱ大きい…こんなに大きい…好きぃ…」
彼氏「おーい、何やってんだよ」
彼女「ひゃうっ!?…その…あの…えっと…は、恥ずかしいよぉ…」
彼氏「そんなに俺の匂いが好きなのかよ…ったく、しょうがねえなあ」
彼女「ごめん…キモいよね、嫌いになったよね…」
彼氏「全然?嬉しいよ。ほらおいで…ちゅっ…もっと近くに来て嗅いで?」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

彼だけの匂いなしでは生きていけない彼女へのキス。
それは「中毒」。(チューどく)


5/15

ある朝、すっかり青ざめて起きてきた彼女。彼が事情を聞いてみると…

彼氏「え?俺と別れる夢…?」
彼女「そうなの…夢でよかったな、わたし、離れたくないもん…」
彼氏「そっかそっか…いや、これは俺が悪い。絶対に俺が悪い」
彼女「なんでそんなこと言うの…?」
彼氏「そんな夢を見させてしまうほどには、俺の愛が足りてないわけだしな…」
彼女「ちょっと…目が怖いよぉ…」
彼氏「へへ、愛してる…大好き…世界一好き…抱きしめたい…離さない…」
彼女「やだ、もういいよ、もう分かったからぁ…」
彼氏「俺は満足してないけどな…好きってわからせてやるよ…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

愛してるってわからせるために、愛の言葉を投げかけまくる彼のキス。
それは「集中砲火」。(しゅうチューほうか)。


今日は彼氏が会社の飲み会なので、家に帰ってこないらしいようで…

彼女「はぁ…ひとり、寂しいな…仕方ないけど…早く会いたいなあ…」
彼氏「ただいまー、遅くなってごめんね」
彼女「はうっ!?なんで!?飲み会はどうしたの…!?」
彼氏「抜けてきた。俺がこういうの苦手なの、分かってるだろ?」
彼女「そう…だけど…でもダメだよ、そういう付き合いは大事でしょ…」
彼氏「なんとかなるっしょ、それに…俺が無理なんだよ、お前に会えねぇの」
彼女「やだやめてよぉ…でも、わたしも同じ気持ちだったよ…」
彼氏「へへ、やっぱそうだったじゃん…ただいま…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいよぉ…でも嬉しい…お帰り…ちゅっ…」

彼女に会いたくて、一緒の時間を過ごしたくて、飲み会を抜けてきた彼のキス。
それは、「中座」。(チューざ)


ちょっと汗ばむほどの陽気の中、ふたりはデートをしている。
彼女は片手に、ソフトクリームを持っているようで…

彼氏「ほら、ほっぺにソフトクリームついてるよ」
彼女「マジ?拭かなきゃ…ここ?」
彼氏「違う、そこじゃなくて…ああもうじれったい…ぺろっ…取れたよ」
彼女「ちょっとやめてよぉ…いくら付き合ってるからって…」
彼氏「ごめんごめん…でも、お前のほっぺた、すげえ甘かった…」
彼女「やだ、変なこと言わないでぇ…」
彼氏「汗と混じって甘じょっぱい…お前の身体、塩キャラメルの味がする…」
彼女「もう…わたし、お菓子じゃないんだからね…」
彼氏「へへ、可愛い…ちゅっ…飴より甘いキス、あげちゃった…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

お菓子のように甘い彼女に、飴より甘いキスをする彼。
それは、「"チュッ"パチャプス」。


5/22

社会人になって1カ月を過ぎたふたり。休日は何をしようか話しているようで…

彼女「ねえねえ、今日はどこか行く?」
彼氏「行かない、てか行く元気ない」
彼女「…そうだよね、今週は特に、仕事きつかったもんね…」
彼氏「マジで何もせず充電したい…でも、どこか行きたかったの?」
彼女「んーん?…わたしも外出たくなかったし、聞いてみただけ」
彼氏「そっか…じゃあ、今日はふたりでダラダラしよ、ぎゅーっ…」
彼女「はわわ、重たいよぉ…でも久々にくっつけて…キミのにおい…嬉しい…」
彼氏「へへ、可愛い事言うじゃん…じゃあその匂いもっとあげちゃお…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

家にずっととどまり、ただひたすらにいちゃつくふたりのキス。
それは「駐在」。(チューざい)


最近コーヒーを淹れるのにハマっている彼氏。
すると、普段コーヒーを飲みたがらない彼女が近寄ってきて…

彼女「ねぇねぇ、わたしにもコーヒー淹れてほしい…」
彼氏「珍しいな、これ苦いんだぞ?お子ちゃまのキミが飲めるかな~?」
彼女「バカにするなー!もう大人だもんっ!それに…キミが淹れてくれるなら…」
彼氏「…そっか、じゃあ…俺の特製!飲んでみて!」
彼女「…に、にが…くない…がんばる…」
彼氏「はは、無理すんなって、やっぱり苦かったんだな」
彼女「ごめんね、せっかく淹れてくれたのに…」
彼氏「じきに慣れるって。じゃあ、甘いキスで帳消しだな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…照れるよぉ…」

彼女のために心を込めてコーヒーを淹れた彼のキス、
それは「抽出」(チューしゅつ)。
そしてコーヒーの苦みを和らげる甘いキス、それは「中和」。(チューわ)


隣の部屋から彼女の悲鳴がしたので、彼が急いで駆け寄ってみると…

彼女「キャー!ク、クモが出た…むり…虫とかマジで無理…」
彼氏「どれ…なーんだ、こんなにちっちゃいやつじゃん!」
彼女「でも無理なものは無理なの!!!なんとかしてぇ…」
彼氏「分かった分かった、えっと、ティッシュは…はい、外に出したよ」
彼女「はぁ…よかった…ありがとね…」
彼氏「でも…家にもっと大きくてヤバいクモがいるのに、なに怖がってんだ?」
彼女「ほぇ???どういうこ…ちょっと!身動き取れない...!乱暴だよ…!」
彼氏「へへ、俺の巣に捕まえちゃった…今夜は…離さないぞ…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

彼氏自身が、一番の毒クモで、彼女を捉えて離さなかった。
そんな彼のキス、それは「タラン"チュ"ラ」。


5/29

ふたりは高校生同士。休日に予定が合わず、
帰り道しか一緒にいられる時間がない。だからこそ彼氏が考えたこととは…

彼女「…いいの?勝手に家に上がって…」
彼氏「今日は誰も帰ってこねーから…だから、脱いで。今すぐ。」
彼女「脱ぐ…?やだ、恥ずかしい事言わないでよぉ…」
彼氏「だって俺、学校での姿しか知らないし…だから、その下を見たい…」
彼女「…こんなの、まだだれにも見せたことがないのに…」
彼氏「だからこそだよ…俺は、お前の全部が欲しいんだ…」
彼女「やだぁ…照れるよぉ…うん…いいよ…」
彼氏「いい子いい子…今日はいっぱい愛してあげる…お前は俺のものだから…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

学校でのいつもの彼女も、絶対に人に見せられない姿の彼女も、
全部独り占めしたい彼氏。それは、「せいふく」。(制服/征服)


掃除当番をサボりまくる男子と、責任感たっぷりの女子。
その女子からいつも怒られまくっている男子だが、実は…

女子「ちょっと!そこで突っ立ってないで掃除してよ!」
男子「えーマジだりぃ…ったくいつも通りうるせえ口だな…」
女子「もうその手には乗らないよ!いくら私の彼氏だからって…」
男子「あれれ~?学校では付き合ってること隠すんじゃなかったの?」
女子「あうっ!?はわわ…そうだった…」
男子「お前も、家ではダラダラしててお母さんに怒られてたっけ?」
女子「言うなー!言うなー!!…もう、恥ずかしいよぉ…」
男子「結局似た者同士なんだな…へへ、だからこそ可愛い…ちゅっ…」
女子「ふぇぇ…なに言ってんの、ばかぁ…」

掃除を男子はサボり、女子は懸命にやる。それは「ほうき」。(放棄/箒)
そして、結局サボりたがりな、似た者同士のふたり。
それは、「そうじ」。(掃除/相似)


よく彼女の変化に気づく彼氏。彼氏が今日も、何かに気づいたようで…

彼氏「そういえば…痩せた?」
彼女「なんで気づいたの!?いや嬉しいんだよ!?でもすごい…」
彼氏「あーいやなんとなくそう思って…でも、何かあったの?」
彼女「わたし、もっと痩せなきゃ、キミの彼女として似合わないかなって…」
彼氏「そんなことない!どんなお前でも好き…だけど!」
彼女「だけど?」
彼氏「俺嬉しいよ…お前が美しくなるところを間近で見られてたなんて…」
彼女「なんかそう言われると恥ずかしいや…」
彼氏「へへ、思い出、さらに増やしてくれて、ありがとな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、照れるよぉ…」

ダイエットに励んだ彼女へのご褒美のキス、
それは「減量中」。(げんりょうチュー)
彼女がどんどん美しくなる、その様子を見ながら、積み重ねていった思い出。
それは、「めもりー」。(目盛り/メモリー)



6/5

彼女がかなりかゆそうにしている。見ると腕が赤くなっているようで…

彼女「最悪…蚊に刺されちゃった…薬塗らないと…」
彼氏「もうそんな季節かぁ…にしても俺、ちょっと許せないな」
彼女「許せない…?どういうこと?わたし、悪いことした?」
彼氏「ほら、腕出せよ…ちゅーっ…」
彼女「ちょっと!何するの!腕にキスとか…」
彼氏「お前の腕にそんな痕つけていいの、俺だけに決まってんだろ…?」
彼女「…腕じゃだめ。どうせキミがやるなら…おくちにして…」
彼氏「可愛いな…じゃあお望み通り…ちゅっ…はぁ、お前の匂いでクラッとする…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

彼氏は彼女に吸い付いて赤い跡を残し、
そして蚊取り線香に導かれるように、彼女の匂いに吸い寄せられた。
そんな蚊のような彼のキス、それは「害虫」。(がいチュー)


彼女の全てが大好きな彼だが、特に好きなところがあるようで…

彼女「ねぇ、どうしたの?今日、いっぱい触ってくるけど…」
彼氏「なんだろな…お前って、ほんとちっちゃくてかわいいなって…」
彼女「なにそれ、からかってんの?バカにしてんの?!」
彼氏「違う違う、そんなお前がじゃれてくるのが、なんか、こう…」
彼女「えへへ、わたしは、おっきいキミが大好きなんだよ…」
彼氏「それはまたなんで?」
彼女「ほら、ぎゅーして、ぎゅー!えへへ、キミに包まれちゃってる…」
彼氏「そゆとこだぞ、俺が好きなの…その小さい唇も包んであげる…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、照れるよぉ…」

小さくて、愛くるしい彼女にしちゃう彼の包み込むキス。
それは「ミニ“チュ”ア」。


今日は彼女が、彼氏にオムライスを作ってあげたようで…

彼氏「うわ、すげえ!俺毎回失敗してるもん、さすがだなあ…」
彼女「えへへ、それだけでもう嬉しい…あっでも待って」
彼氏「なになに?」
彼女「食べる前に…おいしくな~れ!萌え萌えきゅ~ん♡…は、恥ずかしい…」
彼氏「ちょ、おま…可愛すぎだろ…マジで無理…」
彼女「なに、目が怖いよ…どうしたの…」
彼氏「オムライスよりも、お前を食べたくなっちゃった…可愛すぎて…」
彼女「やだ…恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「へへ、俺からも、ラブ、あげちゃう…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

彼女はオムライスに、彼氏は彼女の唇に、愛を注ぎ込んだ。
そんなふたりのキス、それは「注入」。(チューにゅう)


6/12

社内恋愛で付き合っているふたり。
皆帰ったオフィスの中、ふたりは残業をしているようで…。

彼氏「は~仕事終わんないな…そうだ、これ食べる?」
彼女「なにこれ…シュワシュワするの?見たことない…」
彼氏「うん、そしたら目が覚めるかなって。もうちょっとがんばろ!」
彼女「ありがたいけど…わたし、そういう風味苦手で…」
彼氏「あー…そうだったな、甘い方が好みだったもんな…じゃあちょっといい?」
彼女「え…なになに…ちょっと…目が怖いよ…」
彼氏「ほら…お口開けて…ちゅーっ…」
彼女「んっ…んぐっ…はぁ…はぁ…もしかして…口移しした…?」
彼氏「そうだよ…で、どう?お味は?シュワシュワした?」
彼女「ふぇぇ…なにしてくれてるの…でも…甘かったです…」

彼女の苦手な風味でも、甘く変えちゃう彼の口移し。それは「ハイ"チュウ"」。


最近、彼女が朝昼晩問わず、あるものを飲みまくっているようで…

彼氏「あのさ、最近どうしたの?気になるんだけど…」
彼女「やだ!恥ずかしいから答えたくない!何飲んだって勝手でしょ!」
彼氏「そうは言っても…気になるし…俺は何言っても笑わないよ」
彼女「…あのさ、ちょっとでもキミと同じ目線でいたいから…」
彼氏「…背、伸ばしたかったの?」
彼女「…あと、胸もおっきくなるって聞いて…キミ大きい方がタイプでしょ?」
彼氏「…うっわ、可愛すぎてもう…ぎゅーっ…」
彼女「ちょ、な、なにするの!?」
彼氏「なんかさ…理由が可愛すぎて…いじらしいお前を守りたくなる…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…照れるよぉ…」

ちょっとでも彼のタイプに近づこうと頑張る彼女にしちゃうハグ。
それは、「ギュー乳」。
ちなみに牛乳に、胸を大きくする効果はあまりないそうです。


お昼時。これからご飯にしようと、彼女が声をかけたようで…

彼女「ねーねー、何食べたい?といっても余り物しかないけど…」
彼氏「んー、お前かな」
彼女「わたしの好きなものってこと?」
彼氏「ううん、お前を食べたい」
彼女「…え?どういうこと…?ねえ、目が怖いよ…」
彼氏「お前のもちもちのほっぺ美味しそう…可愛すぎて食べちゃいたい…」
彼女「やだぁ、恥ずかしい事言わないでよぉ…」
彼氏「顔真っ赤にしちゃって…こっち向いて…ちゅっ…唇甘すぎてやば…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
彼氏「へへ、今日は休みだし、ご飯も忘れてイチャイチャしような…」

愛する彼女を味わい尽くせるなら、お昼ご飯なんていらない彼のキス。
それは、「昼食」。(チューしょく)


彼氏はいまお風呂中。部屋を見ると、彼の服が雑に脱ぎ捨ててあったようで…

彼女「あ…今なら…いいよね…くんくん…はぁ…いい匂い…」
彼氏「は~~さっぱりした~…って、何してんの?」
彼女「ダメダメ…キモいって自分…でも…やめられないよぉ…」
彼氏「おい、何してんだお前」
彼女「ぴゃっ…!?ごめん…その、これは…えっと…怒ってる…よね…」
彼氏「そりゃそうだろ、俺よりも服がいいのかよ、本物の俺がいるのに…」
彼女「えっ…そ、そっち!?」
彼氏「俺の匂いがそんなに欲しいなら、本物がマーキングしてやるよ…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいよぉ…でも…やっぱり好き…」

服よりももっと濃い、彼のすべてを彼女に覚え込ませるキス。
それは、「エ"キス"」。


6/19

今日は彼氏がとても腹を立てているようで…

彼氏「お前見たぞ、この間街中を男と一緒に二人で歩いてたよな?」
彼女「あ、いや、あれはサークルの先輩だから!ちがうから!!」
彼氏「ふ~ん…でも、俺以外の男と一緒に、ねえ…」
彼女「そんな怒らないでよ…ねぇ、怒るのやめてよぉ…信じてよ…」
彼氏「どうせそいつとこんなことしてたんだろ?ちゅっ…」
彼女「してないしてない!キスするのはキミとだけだし…それに…」
彼氏「それに?」
彼女「キミとやるならこうだよ…!ちゅーっ…」
彼氏「ちょ、おま、いつもより激しいだろ…分かったよ…信じるよ…」
彼女「えへへ、こんな激しいの、恋人のキミにしかしないからね♪」

一緒に行くだけなら友達。でも激しいキスは恋人にしかしてあげない。
そんな線引きがしっかりしている彼女のキス、それは「範疇」。(はんチュー)


あなたにとって、夏はどんな季節ですか?
ちょっと、とあるカップルの様子を、覗いてみましょう…

彼女「暑いねー、パピコ食べようかな…これ半分あげる」
彼氏「あーありがと、俺も食べたいところだったし」
彼女「はぁ~、冷たくて甘くておいしい…やっぱパピコ好き…」
彼氏「それって俺よりも好きってこと?」
彼女「あ、いや、そんなわけでは…」
彼氏「俺は…お前が一番好きだっつーのに…ちゅーっ…」
彼女「んんっ!?んっ…はぁ…はぁ…し、舌入って…そんな吸わないで…」
彼氏「へへ、お前の蜜が入ったパピコ、超甘かった…ごちそうさま…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

パピコを吸った後、そしてお互いの口の中を吸っちゃうキス。
ふたりにとって、夏は「チューチュー」する季節なんですね。


ふたりは入社5年目の同期同士。最近は仕事もかなり増えたようで…

彼氏「はあ…やっと仕事終わった…え、もう11時かよ…」
彼女「お疲れさま…はぁ…わたし終電ない…」
彼氏「昇進してからずっとこうだしな…歩いて帰ろうかな…」
彼女「え?仮眠室あるじゃん?一緒に寝よ♪」
彼氏「いいのかそんなことして…?」
彼女「わたし…キミと一緒に寝たくて…わざと残ってた…」
彼氏「可愛すぎるだろ…決めた、俺、お前のためにもっと働く」
彼女「え、どういうこと?」
彼氏「同棲のためだよ…へへ、頑張る理由、ありがとな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、照れるよぉ…」

今、ふたりは、夜遅くまで「残業中」。(ざんぎょうチュー)
そして、新たに働く理由を見つけられた5年目の社会人のキス、
それは「中堅社員」。(チューけんしゃいん)


6/26

同棲生活にまだ慣れないふたりは、
ガス料金を払い忘れ、止められてしまったようで…

彼氏「すまん、俺がちゃんとしなかったばっかりに…」
彼女「こっちもごめんね、これからはちゃんとしようね…」
彼氏「しかし…今日から水風呂か…夏だし、いいのかもだけど…」
彼女「大丈夫!すぐにあたたかくなるよ!」
彼氏「え…?」

その夜。彼氏が風呂場に行くと、なんと彼女も入ってきたようで…

彼女「えへへ来ちゃった♪ 一緒に入ってあたたかくしよ!」
彼氏「正気かよ…でも、いいかもな、お前とくっつき放題だし…」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしい事言わないでよぉ…」
彼氏「お前が言い出したんだろ…可愛いな…ちゅっ…」
彼女「もう、照れるよぉ…余計にお水、あたたまっちゃうね…」

ふたりの体温で水風呂をあたためちゃうキス。
そんなふたりはいま、ガスが「使用中止」。(しようチューし)


酷い熱を出してお休みしている彼氏。彼女が懸命に看病しているようで…

彼女「大丈夫…?起きれる…?ほら、おかゆ、食べれる?」
彼氏「うーん…むり…」
彼女「仕方ないな…ほら、あーんして?あーん」
彼氏「あーん…うん…おいちい…」
彼女「仕事頑張り過ぎたんだね…今日はいっぱい休んで甘えてね…?」
彼氏「うん…だいすき…まま…だいちゅき…」
彼女「ママ…!?くすっ、よっぽど疲れてるんだね…かわいい…」
彼氏「まま…いっちゃやだ…ぎゅってして、ぎゅー…」
彼女「はいはい、ママですよ~…ぎゅー…こんなキミも、悪くないなあ…」

「酷い風邪」を拗らせた彼を看病する彼女は、まるで「母親」のよう。
そんなふたりのいま、それは「おかん」。(悪寒/オカン)


夜勤が終わり家へと向かう彼氏。
朝6時前に家に着き、鍵を開けると、そこには…。

彼氏「ただいま~…って言っても、寝てるよな……ん!?」
彼女「すぅ…すぅ…ううん…すぅ…」
彼氏「やべ、起こすとこだった…いや待て…これって、俺の服…」
彼女「すぅ…すぅ…むにゃむにゃ…いいにおい…だいすき…」
彼氏「そっか…俺がいないから、代わりに俺の服抱きしめて…可愛いかよ…」
彼女「んん…お、おはよ…」
彼氏「ああもう!寝てて!ごめんね起こして…それに寂しい思いさせて」
彼女「ううん…おつかれ…まってた…おかえり…」
彼氏「うん…ただいま…ちゅっ…寝起きのお前の匂い、好き…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、はずかしいよぉ…」

お仕事で会えないときも、お互いの匂いを求めあっちゃうふたりのキス。
それは、「中毒」。(チューどく)


暑くなってきたので窓を開けて寝るようになったふたりだが…

彼女「うっわ…最悪…蚊に刺されちゃった…」
彼氏「うわーマジか、外から入ってきたんだろうな…」
彼女「しかも結構目立つところにやられてて…はあ、最悪…」
彼氏「そうだよな…そんなことしていいの、俺だけだしな」
彼女「え…?どういうこと?」
彼氏「だから、お前の体に痕をつけていいの、俺だけってこと」
彼女「ねえちょっと…目、怖いよぉ…」
彼氏「ほら…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…へへ、いっぱいキスマークつけちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

蚊のように痕を彼女に残す彼のキス、それは「害虫」。(がいチュー)
そして彼女の体に、キスの雨を降らせる彼。それは「集中砲火」。
(しゅうチューほうか)


7/3

彼女が寝る前に、突然泣き出してしまった。彼が事情を聞いてみると…

彼女「ぐすっ…今日、上司に酷いこと言われて…」
彼氏「どんなこと?」
彼女「お前は会社に要らないとか…会社のゴミだとか…これだから女はとか…」
彼氏「それ、パワハラだしセクハラじゃん…」
彼女「ちょっと…今日…ホントに無理だった…ぐすっ…ぐすっ…」
彼氏「よく頑張ったね…力になれるかわからないけど…俺の顔見て」
彼女「やだ、泣いてる顔見られるの恥ずかしい…」
彼氏「いいから…ほら…ちゅっ…誰が何と言おうが、俺は愛してるから…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…ドキドキしちゃうよぉ…」

セクハラ、パワハラ、モラハラに苦しむ彼女に彼は愛のキスをした。
彼のせいで今、彼女の心は「ハラハラ」してる。


ふたりはいま、帰宅中。外はとても暑いようで…

彼女「あついー…ねえ、帰ったら早くエアコンつけよ?」
彼氏「だな、そういえばアイスもあったし食べるか?」
彼女「うん…そうする…はぁ…暑いなあ…」
彼氏「汗びっしょりじゃん、俺が拭いてあげようか?」
彼女「いいよ、自分でできるし…ひゃっ!?ちょっと!舐めないでよ!」
彼氏「だから、俺が直接汗拭いてあげるって言ったじゃん」
彼女「もう…ばっちいからやめてよぉ…」
彼氏「お前のなら全部きれいだろ…しょっぱくて甘くて食べちゃいたい…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

彼女の全部を味わいつくしてしまう彼のキス。
それは「"チュッ"パチャップス」。


筋トレを趣味にしているふたり。
そんな彼女は彼氏に、腕相撲対決を申し込んだようで…

彼女「よーい…ファイッ!んんんっ…意外…結構持ちこたえてるね…」
彼氏「お前…ほっそい腕なのに強すぎだろ…あ、もう無理そう…」
彼女「おりゃあ!か、勝った!やったー!!でもキミも強いね…!」
彼氏「くっそー、俺、ちょっと油断してたなー」
彼女「油断してたって…どういうこと?」
彼氏「一生懸命力入れてるときの顔が、かわいくて…見とれてたかな…」
彼女「やだ、はずかしい事言わないでよぉ…」
彼氏「へへ、勝者には、ご褒美上げないとな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ、照れるよぉ…」

勝負がつかないふたりのキス、それは「実力伯仲」。(じつりょくはくチュー)
そして隙を見せて負けてしまった彼のキス、それは「夢中」。(むチュー)


彼氏は家庭的な人で、彼女のお弁当も毎日作っている。
が、その彼女が、今日はお弁当を断ってきたようで…

彼氏「…どうしたの?体調悪いの?」
彼女「違う…なんか…太っちゃったかなって思って…」
彼氏「俺にはそうは見えないけどな」
彼女「でも、この間友達に、ちょっとぷにぷにした?って言われたの…」
彼氏「ふ~ん…じゃあ、確かめてみる?」
彼女「確かめる…?どういうこと?」
彼氏「ほら、ぎゅー…前と変わらず、柔らかくて抱き心地最高でした♪」
彼女「やだ、恥ずかしい事言わないでよぉ…」
彼氏「へへ、可愛い…ちゅっ…お前の美味しそうなタラコも、もらっちゃった♪」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、恥ずかしいよぉ…」

愛情たっぷり詰まった彼のお弁当はいつも「"ぎゅーぎゅー"詰め」。
そしてそんなふたりがする幸せなキス、それは「昼食」。(チューしょく)


7/10

今日は七夕。彼女は短冊にお願いを書いたようで…

彼氏「お願い事、何書いたんだ?」
彼女「えへへ内緒だよ、言ったら叶わなくなりそうだし…キミは書かないの?」
彼氏「えー?だって、今俺の夢、叶ってるもん」
彼女「えっ、それって…どんな夢なの?」
彼氏「ほら…ぎゅーっ…わかるだろ?一生離さないよ、俺の織姫様♪」
彼女「やだ…恥ずかしいよぉ…でも夢、叶っちゃった…幸せ…」
彼氏「なになに?叶ったなら教えてよ」
彼女「その…この幸せが、ずっと続きますようにって…」
彼氏「そんなの終わらせてたまるかっつーの…愛してるよ…」
彼女「ふぇぇ…もう、照れるよぉ…」

世界一大切な織姫様を一生離さない彦星様のハグ。
それは、「牽牛」。(けんギュー、彦星の別の言い方)


晩御飯を作っている彼女。そろそろ完成が近づいているようで…

彼氏「お、なに作ってんの?」
彼女「今日はカレー作ってみた!今から弱火にして煮込むとこ~」
彼氏「しばらく待ってればいいってこと?」
彼女「そうだね、もうすぐできるよ!」
彼氏「じゃあ、今からお前を襲っても大丈夫ってことだよな?」
彼女「え…?ちょっと、目が怖いよぉ…」
彼氏「お腹が空きすぎて、お前を食べたくなっちゃった…ちゅっ…」
彼女「だめだよ、今料理してるから…」
彼氏「顔、とろけてるよ♪ 今からは俺がお前を料理してやるから…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

「弱火」にした彼女をとろとろになるまでしちゃうキス、
それは「中火」。(チューび)
そしてそんな二人の熱々の恋模様はいつだって「強火」。


ふたりはキス魔同士。今日も彼女がキスをねだっているようで…

彼女「ねーねー、ちゅーしたい!してー!」
彼氏「いいよ…ちゅっ…今日はこんなくらいでいい?」
彼女「…全然ダメ、足りない…そんなのキスじゃないもん…」
彼氏「言ったな…じゃあ本気出してやる…んちゅーっ…!」
彼女「んぐっ…んぅ…はぁ…はぁ…息できない…死ぬかと思った…」
彼氏「そうやって煽るお前が悪い…窒息するほどのキス、したかったんだろ?」
彼女「そうだけど…本気出しすぎ…」
彼氏「なんか…息切らして顔真っ赤なお前…すごくそそられる…可愛いな…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

軽いキスで焦らした後、彼女の大好きなスタイルのキスをする彼氏。
それは、上から読んでも下から読んでも「きつい吸い付き」。


7/17&7/24

暑い中デートをしているふたり。
お互いの片手には、ソフトクリームが握られているようで…

彼女「あついねー、ソフトクリーム買ってくれてありがとね」
彼氏「おう、そんなことより早く涼しいとこ行こうぜ」
彼女「うん、そうしよ…はあ、暑くて倒れそう…」
彼氏「じゃ、ちょっと涼しくしてあげる、ほいっ♪」
彼女「きゃっ!何するの?なんか…ほっぺに…」
彼氏「あれ〜?顔にクリームつけちゃって可愛いな…ちゅっ…ぺろっ…」
彼女「ちょっとやめてよぉ、そっちがわざとつけたくせに!」
彼氏「へへ、お前の味も混ざって、めちゃくちゃ甘かったよ♪」
彼女「ふぇぇ、何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

彼女にわざとクリームをつけて、舐めとっちゃう彼のキス。
それは、彼女の「エ“キス”」を「抽出」。(チューしゅつ)


ある日の授業中、彼氏が突然先生に話しかけたようで…

彼氏「先生、トイレ行っていいですか?」
彼女「…あの、わたしもいいですか?」
先生「2人一緒に?…まあいい、行ってきなさい…」

廊下を出るやいなや、彼は彼女の腕を掴み、
2人一緒にトイレの個室に入る…

彼女「ねぇ、ダメだよこんなの…怒られるよ…」
彼氏「抜け出そうって言ったのお前だろ?怯えてる顔も可愛いな…」
彼女「やめてよぉ…本気にするなんて思わないじゃん…」
彼氏「みんなが勉強してる間、俺たちはイチャイチャ、最高じゃん♪」
彼女「もう…ばかぁ…でも、すごくドキドキする…」
彼氏「だろ?ほら、ちゅっ…へへ、罪の味、教えちゃった…」
彼女「ふぇぇ、やだぁ、照れるよぉ…」

授業を抜け出してサボってしちゃうふたりのキス。
それは「中座」。(チューざ)


夏本番。暑い日が続く中、彼女は何か思いついたことがあるようで…

彼女「ねぇ、暑いー、暑いよぉー」
彼氏「だったらなんで引っ付いてくるんだよ、離れろよ」
彼女「えぇー、やだぁ、むりー」
彼氏「いやだから暑いんならわざわざ暑くなることすんなって」
彼女「だって好きだから離れたくないんだもん…暑いのキミのせいだからね?」
彼氏「めちゃくちゃなこと言うなよ…そんなあざとい目で…もう無理だ…」
彼女「え…なにが無理なの…?」
彼氏「決まってんじゃん…ほら、ちゅっ…お前が可愛すぎて無理ってことなの♪」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

暑い中でもねだってくる彼女に惑わされ、喰らわせちゃう彼のキス。
それは「暑中見舞い」。(しょチューみまい)


ふたりは夏休みの予定を話し合っているようで…

彼女「ねぇねぇ、夏休み、何する?」
彼氏「虫取りとかしたいなあ」
彼女「わたし…虫は無理なの…」
彼氏「大丈夫、ここでできるから」

その夜。彼女が寝ようとすると、
後ろから彼氏がガッチリホールドしてきた!

彼女「きゃっ…何するの、離してよ!」
彼氏「だから虫取りするって言ったろ?お前のこと、捕まえちゃった♪」
彼女「もう、恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「俺、カマキリになっちゃった、今からお前を食べちゃお…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ、何言ってんの、ばかぁ…」

自らもカマキリになり、彼女を食らう彼のキス。
それは「昆虫」。(こんチュー)


大学は期末試験前。ふたりは試験対策をしているようで…

彼女「あーもうわっかんない、ちんぷんかんぷんだよぉ…」
彼氏「…俺、先輩のツテで、過去問いっぱいもらってきた、見る?」
彼女「え!?見る見る!…わかんないとこあったら聞いていい?」
彼氏「いいよ、頑張ろ~」

後日、成績を見ると、ふたりともかなりいい点で単位を取れていたようで…

彼女「やった~!よかった~!」
彼氏「見事に過去問からしか出てなかったもんな、助かったよ」
彼女「…でも、何とかなったのって、それのおかげだけじゃないよ?」
彼氏「どういうこと?」
彼女「キミの教え方もよかったからだよっ!ありがと、大好き!ちゅっ…」
彼氏「おいおいやめろよ…でも、嬉しいな…」

問題をすべて当てた過去問。それは「百発百中」。(ひゃっぱつひゃくチュー)
そして彼に教わりながらまた賢くなった彼女のキス、
それは、「ス"チュー"デント」。


今日は彼氏の誕生日。彼女はサプライズで、ケーキを用意したようで…

彼女「ハピバー!生まれてきてくれてありがとう!」
彼氏「嬉しいよ、こんなにまでしてくれて…こっちがありがとう!」
彼女「さ、ろうそく消して!ろうそく、ふーってして!」
彼氏「いいよ、ふーっ…」
彼女「ひゃんっ、やめてよ、なにするの…耳にするのやめてよぉ…」
彼氏「だってケーキよりもお前が食べたいんだもん…火照っちゃって可愛い…」
彼女「やだ…恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「俺、もうお前なしじゃいられない…もっとちょうだい…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

ケーキよりも彼女。そのくらい彼女が欲しい彼のキス。
それは「中毒」。(チューどく)


彼女は、彼氏が最近素っ気ないことに不満を募らせているようで…

彼女「ねぇ、本当に好きなの?わたしのこと、好きなの?」
彼氏「それはもう…当然そうじゃん」
彼女「ちゃんと口に出していってくれないと分かんない!」
彼氏「はいはい、わかったよ、大好き。愛してる。」
彼女「…やっぱ信じられない、本当に好きなら…その…形にしてよ」
彼氏「形…?ははーん…なるほどねえ…」
彼女「ちょっと、目つき怖いって…どうしたの…」
彼氏「ほら、ちゅーっ…キスしたいって、最初から言えばいいのに、可愛いな…」
彼女「ふぇぇ、ばかー!!でも…久々にしてもらえて…嬉しいよぉ…」

口に出すばかりじゃなくて、行動に移してほしかった彼女へのキス。
それは「『好き』はいらね…狙いはキス」。
(回文:すきはいらね、ねらいはきす)


7/31

彼女は、変わった愛情表現の方法を持っているようで…

彼女「ねぇー、大好きー、ぎゅー……かぷっ…」
彼氏「また甘噛みかよ…好きだなあお前も…」
彼女「だって、キミのことが好きすぎて、食べたくなっちゃったんだもん…」
彼氏「ふーん…俺を食べちゃうのか…この小っちゃい八重歯で?」
彼女「え、どうしたの…?」
彼氏「俺しか知らないお前の可愛いとこ、今から愛してあげる」
彼女「どうやって…?」
彼氏「ほら、ちゅっ…ぺろっ…お前の八重歯を、可愛がってあげちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

誰も知らない、彼女の可愛い所にしちゃうキス。それは「秘中」(ひチュー)。
そんな彼氏の好きなもの、それは「秘密の八重歯」。(鬼滅の刃)


リビングでスマホをいじっている彼氏。お風呂から彼女が上がったようで…

彼女「ごめん、ちょっといい?」
彼氏「ん…?えっ…?!いや、あの…どうしたの?」
彼女「お風呂に着替え持っていき忘れちゃって…そこにあるの取ってくれる?」
彼氏「ああ、そうなの…はい…」
彼女「ありがと…ごめんね、ビックリさせたよね…」
彼氏「お前の裸は何度も見てるからいいけど…」
彼女「ちょっと、恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「でも…お前、誘うの上手くなりやがって…俺、理性飛んじゃった…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…そんなつもりじゃなかったのに…」
彼氏「無自覚なのが困るんだよ…今夜は覚悟しとけ…ちゅっ…」

彼女の自覚のない行動に、すっかり搔き乱されてしまった彼のキス。
それは「ドキド"キす"る」。


午後3時。ふたりはおやつタイムを始めようとしているようで…

彼女「3時か…ねえ、何か食べたいものある?」
彼氏「おやつ?えっとね…世界で一番甘くてかわいいお菓子がいいな」
彼女「…え?全然わかんない…なんのこと?」
彼氏「小さくて、真っ赤で、熱くて…今俺の目の前にあるの」
彼女「目の前に…?お菓子なんてないじゃん…?」
彼氏「ったく、鈍いな…ちゅっ…お前を食べたいに決まってんだろ…」
彼女「何言ってんの、恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「ほら、すぐ照れて熱くなるじゃん…甘いキス、ごちそうさま…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

おやつタイムは、可愛い彼女を余すことなく味わっちゃう彼のキス。
それは「すいーつくう」。(スイーツ食う/吸い付く)


彼氏が重々しく、彼女に話を切り出してきたようで…

彼氏「あのさ…お前ともう別れたい、そっちの方が幸せだと思う」
彼女「…ふぇ?なんで?むりむりむり、なんでそういうこと言うの?」
彼氏「なんか…蛙化現象ってやつ?急にお前が嫌になって…」
彼女「やだやだやだ!別れたくない…悪いとこ全部直すからぁ…ぐすっ…」
彼氏「…嘘に決まってんだろ?ちょっと意地悪しただけだよ」
彼女「…ほんとに?ぐすっ…これからも一緒にいてくれるよね…?」
彼氏「当たり前だろ?大好きだよ…その泣いちゃってる顔もな♪」
彼女「ばかー!!本当に焦ったんだから…うわあああああん…」
彼氏「ごめんごめん…ほら、こっち向いて…ちゅっ…大好き…」

泣きながら彼氏にすり寄り、そして愛を確かめ合うキス。
それは、「泣きすがる」。(な"キス"がる)



8/7

今日から3日ほど彼氏が出張。それが彼女は寂しくて仕方ないようで…

彼氏「じゃあ、行ってきます。3日間よろしくね?」
彼女「いいよ!任せといて!一生懸命お留守番する…から…」
彼氏「…どうしたの?泣いてるの?」
彼女「ないてる…わけ…ぐすっ…ない…もん…」
彼氏「本当のこと言いな?」
彼女「やだ!!3日も会えないなんてむりむりむり!!うわあああああん…」
彼氏「やっぱりな…じゃあ、ちょっとでも寂しくなくさせてあげる」
彼女「…どうやって?」
彼氏「こうやって。ちゅーーっ…俺の匂い3日分、お前にあげちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいよぉ…必ず、帰ってきてね…」

しばらく会えない分、自分の要素を彼女の唇に残すキス。
それは「エ"キス"」。


最近蚊が多く入ってくるので、蚊取り線香を焚くことにしたようで…

彼女「これで多少はマシになるかな…煙キツイ?」
彼氏「うーん…ちょっとクラッとするけど、大丈夫」
彼女「ごめんね…でも、夏らしい匂いだし、わたしは好きだな」
彼氏「ここに蚊が寄ってくるんだよな、それって俺と同じじゃん」
彼女「ほぇ?どういうこと?」
彼氏「ほら、ぎゅー…俺も、お前のフェロモンに吸い寄せられちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
彼氏「へへ、蚊だからしょうがないじゃん…ちゅっ…痕つくほど、吸っちゃった♪」
彼女「もう、やめてよぉ、ばかぁ…」

蚊取り線香に吸い寄せられる蚊のように、彼女に吸い寄せられる彼のキス。
それは「害虫」。(がいチュー)


放課後の暑い教室でたたずむふたり。
彼女はいつも下ろしている髪をアップにしたようで…

彼女「ふー…あついね…涼しいとこ行きたい…」
彼氏「…そういえば、髪型変えた?いつも下ろしているのに…」
彼女「その方が涼しいかなって…ひゃあ!な、舐めないでよ!?」
彼氏「ごめんつい…なんか、お前の首筋にドキッとしちゃって」
彼女「やだ、やめてよぉ…汗かいてるんだよ?」
彼氏「それがいいんじゃん、しょっぱいけど…なんか美味しかった」
彼女「もう、変態なんだから…」
彼氏「へへ…ちゅーっ…お前のお口の中の樹液、吸っちゃった♪」
彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

彼女の体から染み出る樹液を、余すことなく味わう彼のキス。
それは「昆虫」。(こんチュー)


皆さんのファーストキスは、どんな味がしましたか?
あるカップルの、夏祭りの様子を見てみましょう…。

彼氏「ごめん…りんご飴売り切れてた…射的で貰ってた小さい飴しかない…」
彼女「そっかぁ、いいよ、しょうがないし」
彼氏「こんなちっちゃい飴、別に要らねえよな…」
彼女「んーん?一緒になめちゃえばいいじゃん」
彼氏「お前…それって…」
彼女「だって…まだちゅーしてないじゃん…ね、いいでしょ?」
彼氏「なんだか恥ずかしいな…でも…いいよ、お前となら…」
彼女「やったぁ!えへへ、ちゅー…初めての味、コーラ味になっちゃったね…」
彼氏「なあ、次は、飴なしでやっていい?…俺は、お前の味が欲しい…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…いいよ…」

ふたりのファーストキスの味は、コーラの飴の味だった。
それは、「"チュ"ッパチャップス」。



8/14

夏祭りに来たふたり。
ひとりで露店に駆けていこうとする彼女を見て、
ちょっとおこな彼氏の「あいうえお」。

あ「あれれ〜?どこ行こうとしてるのかな?」
い「いけない子だなぁ、俺を置いてくなんて…」
う「嘘だったの?俺とずーっと一緒にいたいって…」
え「縁日より俺の方が大事なの?ったく…お仕置きな…ちゅっ…」
お「お前の唇に、射的のコルク当てちゃった♪ さあ、持ち帰ってやるよ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ、恥ずかしいよぉ…」


夏休みの町内会のラジオ体操に、目をこすりながら行く男の子。
眠いけど、上級生の好きな女の子に会えるから、彼は欠かさず出ている。
その女の子からもらえる「おえういあ」。(あいうえおの逆)

お:「おはよー!スタンプ押すよ!」
え:「えらい!毎朝ちゃんと来てるじゃん!」
う:「嬉しいな…毎朝キミに会えて…そうだ!」
い:「…いいことしてあげよっか?ご褒美に…ちゅっ…」
あ:「…明日も来てくれたら、また、してあげるねっ♪」

女の子も実は、男の子のことが好きだった。
だからこそ彼女は、彼に特別なスタンプを押してあげた。
それは「キスマーク」。


大学の仲良しグループで肝試しをやることに。
彼女が1人で墓場を回るのが、彼氏としては心配でならない。
そんな彼氏がとった行動の「かきくけこ」。

か:「ガオーッ!!!!うそうそ、俺だよ」
き:「来てよかったよ、心配だったんだぞ?」
く:「暗いけど、俺がいるから大丈夫だよ」
け:「結局怖がってんじゃん…じゃあ、すごいことしてあげる」
こ:「ここなら誰もいないからさ…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…こんなところで…照れるよぉ…」
墓場の中で、ふたりの愛は、鬼火のごとく燃え上がっていた。


彼氏が出張で5日間家に帰ってこない。
そんな彼氏が出発する朝の、彼女の「やゐゆゑよ」。

や:「ヤダー!!!行っちゃうのヤダー!!!」
ゐ:「5日間もキミがいないなんてむりむりむり!!」
ゆ:「憂鬱な気持ちにさせないでよ…ぐすっ…」
ゑ:「えっと…じゃあ…5日分、ちゅーしてほしいな…」
よ:「寄り道しないで、帰ってきてよね…ちゅーっ…」

5日分のいってらっしゃいのキスで、しっかりマーキングするふたり。
お互いの匂いが、5日間抜けないように。


お祭りで美味しそうにりんご飴を味わう彼女。
そんな様子を見た彼氏の「おえういあ(あいうえおの逆)」。

お:「お前、本当においしそうに食うなあ…」
え:「え?俺?要らない」
う:「後ろの方まで行列できてるし、たぶん買えないと思う」
い:「今から、お前から味もらっちゃお♪ ちゅーっ…」
あ:「甘かったな…お前のお口、ごちそうさま…」

彼女「ふぇぇ…恥ずかしいこと言わないでよぉ…」
そう言った彼女の顔は、りんご飴より赤かった。


サークルの飲み会が終わり、みんなそれぞれ家へ帰っていく。
彼女も家に帰ろうとした時の、彼氏の「かきくけこ」。

か:「帰る?は?」
き:「今日はこれから、お前をホテルに連れてくから」
く:「首に縄をつけてでも、今日はお前をお持ち帰りするって決めたから」
け:「携帯見んなよ、俺だけ見とけよ」
こ:「今夜は…寝かさねぇからな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」
ホテルへ連れていかれる彼女の顔は、火照るばかりだった。


8/21

彼女は実はタバコに憧れていて、こっそり吸おうとしている。
そんな彼女を見つけてしまい、おこな彼氏の「かきくけこ」。

か:「隠れて吸おうったって、無駄だぞ?」
き:「禁止だって言ったろ、体に悪いし」
く:「臭いニオイのするお前なんて、俺が許さねえから」
け:「煙なんかよりも、もっといいものあるだろ?」
こ:「こうやって…俺の唇吸っとけよ…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」
こうして彼女は、ニコチンに依存する前に、
彼氏とのキス"チュー"毒になってしまったのであった。


夏休みの宿題が終わらないので、彼女の家に呼ばれた彼氏。
宿題を手伝ってあげる、できる彼氏の「いろはにほへと」。

い:「一緒にやればすぐ終わるよ」
ろ:「6時までには終わらそ!」
は:「はっきり目標立てとくと、メリハリついていいんだよ」
に:「20分しか経ってないって、休憩早すぎ!」
ほ:「ほんと、集中力ないなお前は…」
へ:「へばっちゃうお前にはお仕置きだぞ…ちゅーっ…」
と:「とっとと終わらせて…早くいちゃつこうぜ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…頑張れちゃうよぉ…」
こうして、彼氏からキスされた彼女は、もっとイチャイチャするために、
猛スピードで宿題をやっつけたのであった。


彼女が夏風邪をひいて学校を休んでしまった。
そんな彼女をお見舞いに行く、素敵な彼氏の「まみむめも」。

ま:「まったく…心配したぞ、大丈夫か?」
み:「みんなお前が居なくて心配してたんだからな?」
む:「むろん、一番心配してたのは俺だけどさ」
め:「メモ、置いとくから。今日の授業の内容な」
も:「毛布だけじゃ寒いだろ?俺が暖めてやるよ…ぎゅーっ…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、照れるよぉ…」
彼女に処方された特効薬、それは、ありったけの彼の愛なのであった。


いつも髪を下ろしている彼女が、今日はアップにしている。
そんな変化に気づいた彼氏の「かきくけこ」。

か:「髪型変えた?すごく似合ってるよ」
き:「気づくよそりゃ、すっごく可愛い」
く:「首筋…すっごくそそられる…」
け:「軽率にエロいとこ、見せてんじゃねえよ…ぺろっ…」
こ:「こんなにおいしいお前を、誰にも渡したくないな…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

甘くて、でも汗でしょっぱい彼女が、今日の彼のおやつだった。



8/28

授業中に体調不良を訴えた彼氏を、彼女が保健室に連れていくことに。
保健室のベッドに無事着くことができた彼氏の「はひふへほ」。

は:「は?体調不良とか嘘に決まってんだろ」
ひ:「ひょっとして、本気で心配してたの?」
ふ:「ふたりきりになりたくて、我慢できなかったんだよ…」
へ:「へぇ~…すぐ教室帰っちゃうの…?帰らせねぇよ…」
ほ:「保健室のベッドの中で、一緒に引っ付こうぜ…ちゅっ…」

彼女「えへへ…わたしたち、悪い生徒になっちゃうね…」
こうしてふたりは狭いベッドの上で声を抑えながら、
教室では学べない、愛の実習を行ったのであった。


彼女から、休日の予定やしたいことを聞かれた彼氏の「あいうえお」。

あ:「明日?そっか、俺もお前も休みだもんな」
い:「家にいる以外なくね?」
う:「動きたくねーもん、疲れてるしさ」
え:「え?じゃあ何やるかって?決まってんだろ?」
お:「お前と…ずーっと引っ付いちゃうんだ…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…照れるよぉ…」
こうしてふたりは、ずーっとイチャイチャダラダラしながら、
自宅警備にいそしむのであった。


風邪をひいて仕事に行けなくなった彼女。
一緒に休むことにし、彼女を看病する彼氏の「あいうえお」。

あ:「当たり前だろ?お前が心配なんだから」
い:「いっぱい休んで、ゆっくりでいいし、元気になってな」
う:「うんと水飲まなきゃ、だめだよ」
え:「えっ、何なら口移ししようか?ちゅーっ…」
お:「…おいしかった?治ったらまた、やろうな…」

彼女「ふぇぇ…照れすぎて、熱上がっちゃうよぉ…」
甘くてとろける彼の水が、彼女の火照る体をうるおしていった。


「わたし、もしかして太ったかな…」と打ち明ける彼女に、
彼氏が答えてあげた「まみむめも」。

ま:「まったく俺は太ってるとは思わないな」
み:「見えないところで悩んでたんだ、気づけなくてごめん」
む:「むしろ…俺はさ、お前に変わらないでほしい」
め:「めちゃくちゃ抱き心地いいんだよな…お前って…」
も:「もちもちしてて美味しそう…ちゅっ…ごちそうさま…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
こうして彼女は、心の中のもやもや共々、
彼氏にもちもちされちゃったのであった。


ふたりは家でお酒を飲んでいる。
お酒が入るとちょっと性格が変わる彼女の「あいうえお」。

あ:「あたし…酔ってないもん…お酒強いもん…」
い:「いますぐぎゅーして…おねがぁい…」
う:「うへへ…しあわせぇ…だぁいすき…」
え:「えっちなことも…しちゃう?」
お:「押し倒したりとか…好きにしていいよ…」

彼氏「ああもう…!そうやって理性壊すんだからお前は…!」
今夜はまだまだ、終わりそうにない。


ドライブで道の駅に来たふたり。
名物のソフトクリームを買おうとする彼氏の「まみむめも」。

ま:「抹茶とバニラか…どっちにするの?」
み:「ミックス!?欲張りだなぁお前は…」
む:「昔からいつも、ミックスにしてたもんな」
め:「面倒だし、俺はお前のをもらっちゃお…ちゅっ…」
も:「もらっちゃった、お前の甘い味入りのソフトクリーム…」

彼女「ふぇぇ…何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
こうして彼氏は、どんな店にも売っていない、
甘々なソフトクリームをを喰らったのであった。


9/4

彼氏の毎日のルーティンである、彼女を寝かしつけるときの「なにぬねの」。

な:「なんで眠れないの?悩みでもあるの?」
に:「人間関係…?俺の前では忘れとけ」
ぬ:「ぬいぐるみよりも、俺を抱いとけよ」
ね:「眠れるまで、何回でもちゅーしてあげる」
の:「脳内、俺でいっぱいにしよ?ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…ドキドキして、眠れなくなっちゃうよぉ…」
そう言えば言うほど、彼女の唇は吸われ続けるのであった。


お酒に酔った彼女が、大胆に彼氏を誘ってくるときの「なにぬねの」。

な:「なんか…わたし、ふわふわするよぉ…」
に:「にへへ…なんか…キミといちゃいちゃしたいなあ…」
ぬ:「脱いでるもん…ズボン…下着も…」
ね:「ねぇ…まだベッドいかないの…?」
の:「飲み過ぎちゃって…わたし…えっちな子になっちゃったんだぁ…」

彼氏「お前なぁ…理性ぶっ壊してくんじゃねえよ…ちゅっ…」
酒よりも彼女の色気に酔いしれた彼氏は、彼女と長い夜を過ごしたのであった。


仕事で相当ストレスがたまっている彼氏。
彼女に夜な夜な甘えまくっている彼氏の「まみむめも」。

ま:「マジで、あの上司ウザすぎる…」
み:「みじめになってくる…俺、仕事できな過ぎて…」
む:「無理…もう会社行きたくない…」
め:「めちゃくちゃお前が欲しい…ぎゅー…」
も:「もう赤ちゃんになりたい…俺のママになって…?ばぶー…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの…ねぇ、おいで…?」
彼女は聖母のように、くたびれた彼氏を包み込んだのであった。


彼女がLINEで誰かとやり取りしている。
それに対してすら、嫉妬してしまう彼氏の「あいうえお」。

あ:「あー、また他の男とLINEしてるだろ」
い:「言っただろ?他の男とはそういうことすんなって」
う:「うるせぇな、仕事の人とかそんなの関係ねぇよ」
え:「エグイぐらい嫉妬深い俺の性格、わかってんだろ?」
お:「お前にはまだまだ分からせてやらないとな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…もうわかったよぉ、やめてよぉ…」
こうして彼女は一晩中、彼氏にお仕置きされてしまったのであった。


彼女と一緒にお月見をする彼氏の「まみむめも」。

ま:「満月、すっごく綺麗だね」
み:「見とれてるお前も、すっごく綺麗だけどな」
む:「無理…綺麗すぎて…襲っちゃいそう…」
め:「めちゃくちゃにして…いい?」
も:「もう我慢できない…ちゅっ…俺、オオカミになっちゃった…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

秋の夜長、彼女の前で彼氏は獣となってキスをする。
空に輝く「中秋の名月」に見守られながら。


ふたりは一緒にお寿司屋さんに来ている。
注文しようとしている彼女に、彼氏が言った「たちつてと」。

た:「たくさん食べな?なににする?」
ち:「中トロ!?いいじゃん!俺もそれにする!」
つ:「次は…お前を頼んじゃおっかな?」
て:「テイクアウトしていい?お前を持ち帰りたい」
と:「トロトロにとろけたお前を食べちゃいたいな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…恥ずかしいこと言わないでよぉ…」

こうして彼女は寿司屋で、彼氏特製の「キス」を食らったのであった。


9/11

気まぐれで彼氏ににゃんにゃん甘えてくる、
猫系彼女の「あいうえお」。

あ:「あーそーぼ!!ぎゅーっ…!」
い:「いっぱいかまって?かまえー!かまえー!」
う:「後ろからぎゅーして、ビックリさせちゃった♪」
え:「え?キスしてくれるの?やった~!」
お:「お口じゃないの…?そんなの…寂しいにゃん…」

彼氏「にゃん…?お、お前…理性壊してくんなよ…!ちゅっ…」
猫のように気まぐれに甘えてくる彼女の可愛さで、
彼氏はオオカミになってしまったのであった。


彼女の好きなところをいっぱい教えてあげる、彼氏の「あいうえお」。

あ:「明るいところが好き。俺も、元気が出るんだ」
い:「癒してくれるのが好き。お前といると、落ち着くんだよね」
う:「うなじが好き。なんだか、ドキッとするんだ」
え:「えくぼが好き。だから、もっと笑ってほしい」
お:「美味しそうな唇が好き…いただきます…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、照れちゃうよぉ…」
こうして彼氏は、今日も彼女というおやつを平らげてしまうのであった。


スマホをずっといじっている彼女に、ちょっとおこな彼氏の「さしすせそ」。

さ:「さっきから誰とLINEしてんだよ?」
し:「仕事の人?ほんとは別の男なんじゃねえの?」
す:「すごく嫌だ…お前が俺以外の男と…」
せ:「盛大にお仕置きしちゃおーっと…ちゅーっ…」
そ:「スタンプ、お前の首筋に、押しちゃった♪」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、恥ずかしいよぉ…」
こうして彼氏は、彼女の体に、キスマークをスタ爆したのであった。


午後3時。おやつなにがいい?と彼女に聞かれたので、
彼氏が答えた「あいうえお」。

あ:「甘くてかわいいのがいいな」
い:「いちごみたいに真っ赤で小さくてさ」
う:「売ってないだろうな…こんなにおいしいもの」
え:「えー?まだわかんないの?にぶすぎだろお前…」
お:「お前に決まってんだろ…ほら、真っ赤に照れちゃって…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、目が怖いよぉ…」
獲物を見つけた目の彼氏に、彼女は美味しくいただかれてしまったのであった。


いつも上司に叱られてばかりのポンコツ社員な彼氏を、
優しくあたたかく慰めてくれる彼女の「まみむめも」。

ま:「またメール、返してなかったんだ」
み:「3日も放置するなんて、キミらしくないね」
む:「無視するの、よくないぞー?」
め:「めちゃくちゃ返信遅いじゃん、わたしのLINEにも」
も:「もう我慢できないから直接スタンプ送っちゃうね…ちゅっ…」

彼氏「どさくさに紛れてやめろよ…でも…元気出た…!」
次の日から、彼氏は、彼女のLINEもお客様からのメールも、
基本的には3秒以内で返すようになったのであった。


9/18

彼女の好きなところを、独特な例えで表現する彼氏の「さしすせそ」。

さ:「砂糖みたいに甘くておいしい…」
し:「しょっぱい味もする…汗の味かな…塩キャラメルの味…」
す:「すっごく唇も柔らかくて、マシュマロみたい…」
せ:「石鹸の匂いかな…お前の匂い、大好き…」
そ:「それもこれもどれも、お前の全部を独り占めしたいな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ、照れるよぉ…」
味に匂いに、彼女にすべてに、彼氏は酔いしれてしまったのであった。


クレーンゲームで景品が取れなくて泣いちゃった彼女を、
なぐさめてあげる彼氏の「なにぬねの」。

な:「泣くほど、欲しかったんだね、悔しかったんだね」
に:「2回目、やる?次は俺がお金出すよ」
ぬ:「ぬいぐるみ、俺が取ってきてやるから…ぎゅーっ…」
ね:「ね?言っただろ?取ってやるって」
の:「喉から手が出るほど欲しい可愛いお前、捕まえちゃった…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」
彼氏のねらい目はいつも彼女で、いつもその狙いは「必中」するのであった。


一緒に料理をしているふたり。
狭いキッチンでもイチャイチャしちゃう彼女の「たちつてと」。

た:「楽しみだね!キミが作ってくれたなんて…」
ち:「ちゃんとキミの愛情も、いっぱい入ってるんだね♪」
つ:「次はわたしも入れちゃお…萌え萌えきゅん♡」
て:「手を切っちゃったの!?大丈夫…?!」
と:「とりあえず、手、出して…?ちゅっ…舐めれば、治るかな…?」

彼氏「…ああもう!!料理中に誘うなよ…!ちゅっ…」
彼女の軽率な行動のせいで、彼氏は彼女を先に食べてしまったのであった。


ふたりは定期テストに向けて勉強中。
英語が苦手な彼女に、丁寧に教える彼氏の「はひふへほ」。

は:「発音が苦手なの?練習する?」
ひ:「ひとつひとつ覚えていけば、大丈夫だから」
ふ:「腹筋に力入れて、口をすぼめて言ってごらん?」
へ:「へへ、いい顔してるな…ちゅっ…」
ほ:「ほら、そういうことだよ。キスする感じで、Loveって言いなね♪」

彼女「ふぇぇ…キスしたいだけじゃん、恥ずかしいよぉ…」
一生懸命発音する彼女の唇に、彼氏はLoveの意味まで教えたのであった。


ふたりは定期テストに向けて勉強中。
英語が苦手な彼女に、丁寧に教える彼氏の「はひふへほ」。

は:「発音が苦手なの?練習する?」
ひ:「ひとつひとつ覚えていけば、大丈夫だから」
ふ:「腹筋に力入れて、口をすぼめて言ってごらん?」
へ:「へへ、いい顔してるな…ちゅっ…」
ほ:「ほら、そういうことだよ。キスする感じで、Loveって言いなね♪」

彼女「ふぇぇ…キスしたいだけじゃん、恥ずかしいよぉ…」
一生懸命発音する彼女の唇に、彼氏はLoveの意味まで教えたのであった。


9/25

外も秋めいてきて、冷え込んできたので、
寝るときに毛布を出そうとする彼女を見た彼氏の「さしすせそ」。

さ:「寒くなってきたもんな、あたたかくしないとな」
し:「しかし…毛布1枚出すくらいで、大丈夫か?」
す:「すぐにでも…俺があたたかくしてあげられるのに?」
せ:「世界一、温かい夜にしてあげる…」
そ:「そのまま動くなよ…ぎゅーっ…へへ、俺が毛布になっちゃった…」

彼女「ふぇぇ…あったかいよぉ…しあわせぇ…」
彼氏に包まれたまま、一生冬眠から目覚めたくない。
そう彼女は思ってしまったのであった。


待ち合わせ中の彼女がナンパされている。
それをかっこよく救い出す彼氏の「あいうえお」。

あ:「あなた、誰ですか?」
い:「いや、申し訳ないけど、近寄らないでもらえる?」
う:「うちの彼女に、なにか?」
え:「え?彼氏って証拠見せろって?」
お:「俺ら、こういう関係なんで…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、みんな見てるよぉ…」
見せつける彼氏と恥ずかしがる彼女を前に、
ナンパ野郎はただ黙って逃げるしかなかったのであった。


デート中のふたり。
タピオカミルクティーを飲む彼女を見た彼氏の「あいうえお」。

あ:「相変わらず、飲むの下手だな」
い:「いつ見ても底にタピオカ溜まりまくってんじゃん」
う:「嘘だろ、そっちは吸えないのに、俺の唇は吸えるなんて…」
え:「えっちすぎんだよ、お前のキス」
お:「お前に、もっとメロメロにされたいな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

我慢ならずに彼女の唇を吸うと、ミルクティーの味だけがした。


10/2

お菓子をつまみ食いしている彼女を目撃した彼氏。
慌てふためく彼女に彼氏が言った「かきくけこ」。

か:「買っておいたお菓子、どこにあるか知らない?」
き:「きっと隠してる場所は、ここだろうな…ちゅーっ…」
く:「口の中か…やっぱりな…すっごく甘かった…」
け:「ケチなことすんなよ…一緒に食べようぜ…?」
こ:「今度は…お前から口移ししてほしいな…」

彼女「ふぇぇ…なに言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

お互いの口から甘い蜜を吸うふたりは、まるで「昆"虫"」のようであった。


お月見をしようとしたが、今日は曇り空。
月が見られなくて落ち込む彼女に、彼氏が言った「あいうえお」。

あ:「あーあ…せっかく、満月見られると思ったのにな」
い:「いや、でも、俺はいま、お月見できてる」
う:「うわ、ヤバイ、俺…お前を襲っちゃいそう…」
え:「えへへ、可愛い…ちゅっ…」
お:「俺、お前の丸い瞳に吸い込まれて…オオカミになっちゃった…」

彼女:「ふぇぇ…やめてよぉ、乱暴だよぉ…」

ふたりの「"中"秋の名月」は、まだまだ長い夜となるのであった。


10/9

妙にノリノリの彼女が、彼氏にお願いした「あいうえお」。

あ:「あのねあのね!お揃いのパーカー買ってきたんだ!」
い:「一緒に着よ!…わぁ!似合ってる!」
う:「嬉しいな…キミとペアルックするの、夢だったんだ…」
え:「え?サイズ大きかった?わざとだよ♪」
お:「おじゃましまーす…えへへ、キミのパーカーの中に入っちゃった…」

彼氏「可愛すぎだろ…キス、しやすくなっちゃったな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…なにそれぇ、恥ずかしいよぉ…」

こうして彼氏の視野には、
いつでも彼女が「"中"心」に来ちゃうのであった。


いつも彼女に対して口が悪すぎる彼氏の「はひふへほ」。

は:「はぁ…マジでうっとうしいんだけど」
ひ:「人前でいちゃついてくんな、恥ずかしいだろ」
ふ:「ふざけんなよ…空気読めっつーの」
へ:「変な奴だなお前は…でも…そこが好きなんだよな…」
ほ:「ほら、もう…俺らしかいないし…寒いから、早く手つなげバカ…」

彼女「ふぇぇ…もう…素直じゃないんだからぁ…」

本当は彼女が大好きなのに、わざとつんつんしちゃう彼氏は、
誰よりも彼女に「こいしてる」のであった。(恋/故意)


置いておいたはずのおやつがないので、
彼女を問い詰める彼氏の「あいうえお」。

あ:「飴置いといたの知らない?…さてはお前が食べたな?」
い:「いーや、絶対お前!だってレモンっぽい匂いするし」
う:「嘘つくんだ…俺に嘘ついちゃうんだ…」
え:「えへへ、じゃあ、調べちゃお…ちゅーっ…」
お:「お口の中…俺が好きなレモンの味がした…悪い子だな…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、もうしないからぁ…」

彼氏は、彼女の口の中から「"チュッ"パチャプス」を取り返したのであった。


ある冷え込んだ秋の朝のこと。
彼女の顔を見て、あることに気づいた彼氏が言った「あいうえお」。

あ:「あれ?唇、ちょっと青くね?」
い:「いきなり寒くなったもんな、しかもうちの高校、化粧禁止だし」
う:「薄暗い色だと可愛くないし、真っ赤にしてあげる」
え:「えっ、どうやってって…決まってるだろ?ちゅーっ…」
お:「お口、真っ赤になるほど吸っちゃった…いい色になったよ♪」

彼女「はぁ…はぁ…朝から激しすぎるよぉ…」
彼氏は、彼女の寒くて凍える唇を吸って暖め、
彼女の赤くあざやかな色を「"抽"出」させたのであった。



10/16

今日は家に彼女が来ている。
そんな彼女の前でドジをやっちゃう彼氏の「あいうえお」。

あ:「あ!ごめん、コーヒーこぼしちゃった!」
い:「いけね…服、濡らしちゃってごめん…」
う:「うちですぐ洗ってあげる、シミになっちゃ困るし…」
え:「えっと…実は、脱いでもらいたくて、わざとこぼしちゃった♪」
お:「お詫びに、服が乾くまで、お前を気持ちよくさせたいな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…やめてよぉ…」

合法的に彼女の素肌に触れるため、彼氏は「不"注"意」を装ったのであった。


電車に乗るふたり。彼女は彼氏の隣で大爆睡している。
そんな彼女の顔を見た彼氏の「まみむめも」。

ま:「間抜けな顔してんなぁ…お口開けちゃって…」
み:「見せちゃダメだぞ、俺以外の奴にこんな顔を…」
む:「無防備すぎる…口の中に舌突っ込みたい…」
め:「目、覚ましな…ちゅーっ…へへ、起きた?」
も:「もうすぐ下りるし、ちょっと激しいキスで起こしちゃった♪」

彼女:「ふぇぇ…みんな見てるよぉ、やめてよぉ…」

彼氏のキスで、「"中"途覚醒」した彼女。
そんな二人のいちゃつく姿は、乗客の「"注"目」を集めたのであった。


遠距離恋愛中のふたり。彼女から手紙が来た。
そんな彼氏が取った行動の「あいうえお」。

あ:「あ、手紙来てる…」
い:「いっぱい書いてくれてる…あとでじっくり読むか…」
う:「嬉しいな…あいつの舐めた切手がついてるなんて…」
え:「えへへ…俺も舐めたら、実質間接キスだもんな…」
お:「お口に直接キスできるまでは、しばらくこれで我慢だな…ちゅっ…」

手紙で遠くの彼女を思いながら、密かに間接キスをする。
彼氏から彼女に届けるキス、それは「御"中"」。


お昼休み。いつも以上に甘えてくる彼氏の「かきくけこ」

か:「嗅ぎたい…お前の匂いが欲しい…」
き:「今日さぁ、先生に怒られたんだよ…ぼーっとしてるって」
く:「苦しい…お前不足過ぎる…」
け:「結構最近忙しくて、お互い会えてなかったし…」
こ:「こうやって、今日はお前をい~っぱい補給しちゃお…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…わたし、もう身が持たないよぉ…」

彼女不足で禁断症状丸出しの彼氏は、
すっかり彼女「"中"毒」となってしまっているのであった。

10/23

晩御飯を作っている彼女を見た彼氏の「はひふへほ」。

は:「腹減ったなぁ…なに作ってるの?」
ひ:「ヒレカツ!?それ俺めっちゃ好きな奴じゃん…!」
ふ:「不思議だな…俺が食べたいもの、お前にはすぐわかるんだ…」
へ:「へへ…じゃあ、覚悟はできてる?」
ほ:「本当に大好きなお前を、今からい~っぱい味わっちゃお…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ…まだ作ってるのに…」

肉よりも先に彼女を料理してしまう彼氏。
ふたりの愛が、「”厨”房」に満たされていくのであった。


繁忙期で連勤が続き、休む暇もない彼氏にとって、彼女は癒しの存在。
そんな彼女に甘えまくる彼氏の「はひふへほ」。

は:「はぁ…もう働きたくない…」
ひ:「ひっつきたい…お前から離れたくない…」
ふ:「ふかふかしてて気持ちいい…お前の抱き心地最高…」
へ:「へへ…お前のこと、ママって呼んじゃっていい?」
ほ:「ほぎゃー…ほぎゃー…まま…だいちゅき…ばぶぅ…」

彼女「よしよし…お仕事、頑張っててえらいよ…ちゅっ…」

彼女の包容力に、彼氏は子供返りするほど「"中"毒」になっているのであった。


10/30

悪魔のコスプレをした彼女に、「お菓子くれなきゃいたずらするぞ!」
と言われた彼氏の「はひふへほ」。

は:「はい、チョコあげるよ」
ひ:「ひょっとして…もう酔ってきたの?」
ふ:「ふふっ、それ実は、ウイスキーボンボンなんだよね」
へ:「へなへなになっちゃって、可愛いね、悪魔さん♪」
ほ:「ほわほわしているお前に、俺からもいたずらしちゃお…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…なにやってんの、やめてよぉ…」

お菓子を可愛くねだってくる彼女を、
彼氏はお酒で酔わせて、「犯し」ちゃったのであった。


いつもより入念に歯磨きをしている彼女を見た彼氏の「はひふへほ」。

は:「歯磨き、めっちゃやってるね!どうしたの?」
ひ:「ひょっとして…キス、期待してるとか?」
ふ:「ふふっ、俺には全部、お見通しだよ♪」
へ:「へへ…俺我慢できないや…今すぐキスする…ちゅーっ…」
ほ:「本当に磨ききれてるか、舌でなぞってチェックしといたからね♪」

彼女「ふぇぇ…何考えてんの、やめてよぉ…」

歯磨きチェックは、最後は彼のキスで確認する。
愛情という名の歯磨き粉が、「"チュー"ブ」から流れ出たのであった。


彼女「お菓子くれないといたずらするぞ!」
それに対し、彼氏が答えた「あいうえお」。

あ:「あれれ〜?お菓子は目の前にあるのにな?」
い:「今すぐにでも、食べちゃいたいんだけどな…」
う:「うまそうだな…お前のほっぺた…もちもちしてて…」
え:「獲物は、お前に決まってんだろ…」
お:「お前を今夜は、美味しくいたずらしてあげるからな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ、目が怖いよぉ…」

ひとたび獲物を狙った彼氏は、「百発百“中”」で、
彼女を一晩中愛してしまうのであった。


11/6&11/13

季節の変わり目で体調を崩した彼女。
体調を気遣う彼氏が彼女にしてあげた「あいうえお」。

あ:「汗、すごいよ、拭いてあげる」
い:「いっぱい休んでね、俺も、仕事休むし」
う:「動かないで、口、開けて?ちゅーっ…」
え:「え?熱、測っただけだよ?」
お:「お口の中、あっついな…身体も、俺が暖めてやるよ…ぎゅーっ…」

彼女:「ふぇぇ…だめだよぉ、風邪うつっちゃうよぉ…」

愛する人の風邪ならば、うつされたってかまわない。
彼氏は自分の口から、愛の点滴を「"注"入」したのであった。


彼女の顔をじーっと見つめる彼氏。
理由を聞かれた彼氏の「なにぬねの」。

な:「なんか…歯並び、綺麗だなって思って」
に:「にーって笑った時の顔、すっごく好き」
ぬ:「抜け落ちないように、しっかり手入れしなきゃダメだぞ?」
ね:「ねぇ…俺が、仕上げしちゃっていい?ちゅーっ…」
の:「残さず汚れ、舐め取っちゃった…歯、なぞるの気持ちいい…」

彼女「ふぇぇ…なにやってんの、恥ずかしいよぉ…」

彼氏が最後に、彼女の口の中をチェックする。
愛情いっぱいの「歯磨き"チュー"ブ」が、彼女のお口を守るのであった。


疲れ切った顔を見せる彼女に、彼氏が仕掛ける「まみむめも」。

ま:「待ってたよ、お帰り。今日も頑張ったね」
み:「身も心も…俺に預けてくれないかな」
む:「無駄なこと考えない。俺だけ見てろって」
め:「目、大きくてかわいい…吸い込まれそう…」
も:「もう動くなよ…俺のここは、お前の指定席だから…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

彼女の居場所はいつも彼氏の腕の仲。
彼氏はずーっと、彼女に「常"駐"」してほしいと思うのであった。


寒すぎてなかなか布団から出ようとしない彼氏の「さしすせそ」。

さ:「寒い…。ねえ、もうちょっとあったまろうよ…」
し:「しばらくお前をぎゅーってしていい…?」
す:「すん…すん…布団の中がお前の匂いでいっぱいだぁ…」
せ:「せっかくだから、朝ごはんもここで済ませよっかな♪」
そ:「そりゃ決まってんだろ、お前を食べちゃうって…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

ふたりはそのまま、お昼になっても布団でいちゃつく。
そのまま彼氏は彼女を「"昼"食」にもしちゃうのであった。


仕事からクタクタな状態で返ってきた彼氏の「たちつてと」。

た:「ただいま…ぎゅーっ…」
ち:「ちょっともう我慢できない…お前が欲しい…」
つ:「疲れた…お腹空いた…お前を食べちゃいたいな…」
て:「徹底的に、お前を補給したいな…」
と:「とりあえず…唇…吸わせて…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…帰ってきていきなり、やめてよぉ…」

いくら言っても、彼氏は彼女に一目散。
疲れ切った彼氏には、彼女のことしか「眼"中"」にないのであった。


11/20

リビングで寒がっている彼氏を見つけた彼女の「あいうえお」。

あ:「あれ?どうしたの?寒いの?」
い:「今すぐ暖かくする方法、ないかなあ…」
う:「うーんと…いいこと思いついたっ!」
え:「えへへ…湯たんぽだよ、ぎゅーっ…」
お:「お互い抱き合ってたら、ぽかぽかだね…」

彼氏「可愛いな…じゃあ、こっちもあたためないとな…ちゅっ…」
彼女「ふぇぇ…やだぁ…照れるよぉ…」

今年も、ふたりはいちゃつきながら、「寒中」をしのぐのであった。


彼氏をキュンとさせようと、猫耳をつけてきた彼女。
すっかり取り乱されてしまった彼氏の「あいうえお」。

あ:「あっ…可愛い…無理すぎる…」
い:「いけない子だな…またそうやって俺を搔き乱して…」
う:「うまそうだな…食べちゃっていい?」
え:「え?俺、お前が好きすぎるオオカミさんだよ♪」
お:「美味しく…お前をいただいちゃお…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

こうして彼氏に捕まっちゃう彼女。
彼女は今日も、彼氏の「手中(しゅちゅう)」に落ちてしまったのであった。


今日も彼女に理性をぶっ壊される彼氏の「あいうえお」。

あ:「あんまり可愛く煽ってくるから、俺、おかしくなるだろ…」
い:「いっつもいっつも、俺のスイッチ押してきやがって…」
う:「嘘だろ…お前、パンツはいてねぇのかよ…」
え:「えっちなこと、そんなにしたかったんだな…」
お:「お前のこと、今日はいっぱい可愛がってやるからな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

彼氏の理性を今日もプッツンさせてくる彼女。
彼女は彼氏のスイッチを、無自覚に「百発百"中"」で入れてくるのであった。


11/27

お昼寝中の彼氏にこっそりキスする彼女に、彼氏が言った「まみむめも」。

ま:「まさか本当に寝ているとでも思ったの?」
み:「見抜いてるよ、お前の考えることなんてさ」
む:「無駄だよ、逃げたって。お前から捕まりに来たんだろ?」
め:「めちゃくちゃにされに来たんじゃないの?」
も:「もう何も考えられなくなるくらい、可愛がってあげるからな…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

彼氏におびき寄せられて、捕まえられちゃう彼女。
まるでエサのある方向に向かっていく「昆"虫"」のようであった。


今日、晩御飯で食べたいものを彼女に聞かれた彼氏の「あいうえお」。

あ:「ありあわせでいいよ、それが一番食べたい」
い:「いっぱい食べちゃっていい?」
う:「うまそうだなあ…うまそうな体してんなあ…」
え:「え?そんなの、今俺の目の前にあるものに決まってんじゃん♪」
お:「俺…お前の前だと…オオカミになっちゃうんだ…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…恥ずかしいよぉ…でも、食べられたいな、おおかみさんに…」

毎晩のように彼氏は、愛する彼女を「"注"文」しちゃうのであった。


今日も可愛い彼女に甘い言葉を投げかける彼氏の「さしすせそ」。

さ:「さわさわしていい?いっぱい愛してあげたいな…」
し:「しみじみ思うんだ、お前が彼女でよかったなあって」
す:「すべすべしてる肌、舐めちゃいたいな」
せ:「せいぜいお前の力じゃ、俺の手、振りほどけないだろ?」
そ:「そわそわしちゃって可愛い…これが欲しかったんだろ?ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やだぁ…恥ずかしいよぉ…」

彼氏は言葉を重ねるに重ねて、最後には「唇」を重ねてしまったのであった。


12/4&12/11

じーっと彼氏から見つめられた彼女の「あいうえお」。

あ:「あわわぁ…どうしたの…?」
い:「いや…だって…そんなに見つめてくることないじゃん…」

彼氏「好きだよ。愛してるよ。」

う:「うふ、うふ、ふふふ…やめてよぉ、照れちゃうよぉ…」
え:「…えへへ…わたしもだーいすきっ!ちゅっ…」

彼氏「お前…やめろよ…俺…もう…歯止め効かないかも…」

お:「おわああ…ねぇ、目が怖いよぉ…」

こうして彼女は今夜も、彼氏にベッドへお持ち帰りされる。
彼氏の理性を壊すスイッチを彼女は、「百発百"中"」で押してしまうのであった。


隣で、なにかずしっとしたものを感じて目覚めた彼。
すると聞こえてきたのは彼女の可愛い「はひふへほ」の寝言で…。

は:「はぅぅぅん…しゅきぃ…」
ひ:「ひっついて寝るぅ…くぅーん…」
ふ:「ふにゃぁ…あったかいよぉ…」
へ:「へへ…すりすり…すりすり…」
ほ:「ほわぁああ…だい…しゅきぃ…ぎゅー…」

彼氏「ああもう…眠れないだろ…大好きだよ…ちゅっ…」

こうやって毎晩起こされる彼氏。
彼女のせいで甘々な「"中"途覚醒」を食らってしまうのであった。


夜中、なんだかもぞもぞしている彼女の「あいうえお」。

あ:「あのね、なんだかお口がさみしいの」
い:「いっぱい食べたのにな…なんでかな…欲しいな…」
う:「うう…太るとか言うなよぉ…察してよばかぁ…」
え:「え?その…おやつじゃなくて…キス…欲しいの…」
お:「おくち開けて…?ちゅっ…ぐっ…はぁ…はぁ…ごちそうさま…」

彼氏「何すんだよ…お前のせいで…今度は…俺が切ないよ…」

そう言って彼氏は、彼女に覆いかぶさって襲いかかる。
お互いを求めあうふたりは、すっかりお互いに
「中毒」になってしまったのであった。


朝起きて声がガラガラな彼女に言った彼氏の「たちつてと」。

た:「たくさん可愛い鳴き声聴かせてくれてありがとね♪」
ち:「ちょっと歯止め効かなくて…喘がせすぎちゃった…」
つ:「次も、めちゃくちゃいじめちゃおっかな…?」
て:「ていうのは嘘。今度は優しくしてあげる」
と:「とにかく、お前のすべてが、俺は好きなんだ…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…なにいってんの、ばかぁ…」

彼女という存在が、彼女のなにもかもが、彼氏のとっての「中心」なのであった。


珍しく彼女におこな彼氏の「まみむめも」。

ま:「また俺のおやつ勝手に食っただろ」
み:「見てない隙にいっつもいっつも…いい加減にしろよ?」
む:「むーり。俺怒っちゃったもん。だからお仕置きしちゃうね♪」
め:「めっけちゃった、俺のおやつ♪ ちゅーっ…」
も:「…もうやらない?ごめんなさいは?」

彼女「はぁ…はぁ…ご、めん…なさい…」
彼氏「うんうん、いい子。じゃあ今度はご褒美ね…ちゅっ…」

こうして彼女は、彼からの「天"誅"(てんちゅう)」を食らわされるのであった。

※天誅:天に代わって罰を与えること。


12/18

朝、コーヒーを飲んでいる彼氏を見て、自分も欲しいと言い出す彼女。
そんな彼女に答える彼氏の「あいうえお」。

あ:「あげねーよ、お前みたいなお子ちゃまに、飲めるわけねえだろ」
い:「いいのか?これ、すっごく苦いんだぞ?」
う:「うるさい奴だな…わかったよ、あげるよ」
え:「えへへ、とっておきのおまじないしちゃお、ごくっ…ちゅーっ…」
お:「美味しかった?感想は…?」

彼女「はぁ…はぁ…にがかった…けど…あまかった…」

苦い苦いコーヒーを、彼氏の愛情を込めて口移しする。
その苦みと愛情が、見事なまでに「"中"和」したのであった。


寝具を新しくするために家具屋で買い物をしたふたり。
その夜。内緒でやばい買い物をしていた彼女に、彼氏が言った「なにぬねの」。

な:「なにこれ?イエスノー枕なんて買ってたの?」
に:「2個セットだったからって…意味わかってて買ったの?」
ぬ:「抜け目がない奴だな…どこでそんな知識覚えたんだ?」
ね:「ねぇ、気づいたけど、枕1個いらなくね?」
の:「ノーって言えるわけねぇだろ、お前の誘いに…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

こうして、このふたりには、お互いを愛し合う夜が、
「"中"断」することなく、続いていくのであった。


デート中に、彼女をちょっとからかう彼氏の「たちつてと」。

た:「タピオカ全然吸えてないじゃん、へたくそだなあ」
ち:「ちょっとコツをつかめば、こんなの簡単じゃん?」
つ:「つっても言葉で説明するの難しいしな…あ、そうだ!」
て:「手っ取り早く教えてやるよ…舌出して?ちゅーっ…」
と:「特別レッスンしちゃった…やり方、わかったよな?」

彼女「はぁ…はぁ…それどころじゃないよぉ…ばかぁ…」

こうして彼氏は、彼女に「吸い付く」ように、
タピオカという名の「スイーツ食う」のであった。


残業しすぎでおかしくなってしまい、
彼女に過剰に甘える彼氏の「まみむめも」。

ま:「ママぁ〜…ぎゅーしてよぉ…」
み:「ミスして今日も怒られたよぉ……しんどいよぉ…」
む:「むり…もう会社なんか行きたくないぃ…」
め:「めちゃくちゃ甘えちゃっていい?いいよね?」
も:「もう俺、お前の赤ちゃんになりゅ…ばぶぅ…」

彼女「よしよし…いっぱい甘えてね…私のかわいいおバブちゃん…ちゅっ…」

こうしてどんどん彼女に依存していく彼氏。
彼氏はすっかり「彼女“中”毒」になってしまったのであった。


12/25

今日はふたりでクリスマスパーティー。
彼女はトナカイのコスプレをしている。
そんな彼女を見た、サンタコスプレをした彼氏の「まみむめも」。

ま:「まって、お前のトナカイ可愛すぎだろ…」
み:「みんなには見せるな…俺の前でしかやるなよ…」
む:「無理だ…もう俺、我慢できないかも…」
め:「めちゃくちゃにしちゃっていい?ベッド行こ?」
も:「もう今夜はずーっと、お前の上に乗っちゃうもんね…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ…眠れなくなっちゃうよぉ…」

理性が崩れたサンタは、トナカイの上に乗って一夜を明かす。
こうして毎年、パーティーは「"中"止」になってしまうのであった。


クリスマスデートを楽しむふたり。
寒がる彼女を横目に、彼氏が言った「さしすせそ」。

さ:「寒そうだね、クシャミしすぎて、鼻赤いよ?」
し:「終電ももうないしね…でも、俺はそのつもりだったんだ」
す:「すぐ帰すわけねえだろ…だから、行こうよ?」
せ:「せっかくだから、いつもじゃ行かないところ、予約しといたんだ♪」
そ:「そばにずっといてほしいな…俺の可愛いトナカイさん…」

彼女「ふぇぇ…やめてよぉ…照れちゃうよぉ…」

鼻だけじゃなくて、顔まで真っ赤になっちゃった彼女。
そんな彼女は彼氏と一緒に「ほてる」に向かうのであった。(ホテル/火照る)


今年はクリスマスケーキを手作りすることにしたふたり。
作ってる途中でもいちゃついちゃう彼氏の「かきくけこ」。

か:「完成が待ち遠しいな、お前との愛の結晶がさ…」
き:「キモかった?ごめんて、だって楽しみすぎて」
く:「クリーム、ほっぺについてるぞ♪ ぺろっ…」
け:「ケーキよりも先に、お前を食べちゃったな…」
こ:「こんなに甘いお菓子、誰にも渡したくない…全部食べちゃお…ちゅっ…」

彼女「ふぇぇ…何言ってんの、恥ずかしいよぉ…」

世界一甘いスイーツは、他でもない彼女。
彼氏はそんな彼女を「“厨”房」で料理してしまうのであった。


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