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【レポート】ワークショップ「みんなでつくる「Song for 流山おおたかの森S・C FLAPS」音あつめワークショップ!」 2021.06.05

ワークショップ「みんなでつくる「Song for 流山おおたかの森S・C FLAPS」音あつめワークショップ!」 を、流山おおたかの森S・Cのアートプログラム第3弾として開催しました。

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Song for 流山おおたかの森S・C FLAPS

今回のワークショップは、Vegetable Recordの「The Vegetables(林翔太郎、三上僚太)」とマリンバ奏者「野木青依」がコラボレーションして制作した、流山おおたかの森S・C FLAPSのテラス音楽「Song for 流山おおたかの森S・C FLAPS」に関連したスペシャルイベント。

ワークショップで集められた数十種類の音やマリンバ体験の音を使って、The VegetablesがFLAPSのテラス音楽を新しくバージョンアップさせます。7/3(土)、流山おおたかの森駅前の南口ケヤキ広場にて開催予定の「楽曲お披露目ライブ&インスタレーション」の後、実際にテラス音楽として使用されます。

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マリンバ奏者「野木青依」のオープニング演奏

ワークショップは午前と午後の2回実施。参加者が駅前広場に集まってから、先ずはマリンバ奏者「野木青依」によるオープニング演奏。楽曲は、5分ほどの即興とJ.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調より"プレリュード"」。

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野木より挨拶を交えたワークショップの大まかな説明をした後、実際に音あつめをするFLAPSのテラス1Fまで移動。

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音あつめワークショップ

バトンタッチして三上より音あつめの説明。今回のワークショップは、FLAPSのテラスを「大きな楽器」と捉えて、1Fから屋上まで自由に探検しながら、自分が思う「お気に入りの音」と「変な音」をスマートフォンのボイスメモで録音していきます。

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面白そうなものを見つけたら、自分の身体を使って「たたく・ゆらす・ふむ・こする」などのアクションを起こして音を出してみたり、周りに聞こえる「鳥の声や電車の音」、普段はノイズに感じがちな「機械の音」に耳を澄ませてみるなど、音あつめのヒントを実演を行いながら参加者にレクチャー。

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制限時間は15分。用意スタート!と始めると、みんな一目散に各自が興味を持つ場所に向かっていきます。

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今回のワークショップは、午前・午後すべての組が親子での参加。黙々と色々な音をレコーディングする子もいれば、お母さんが「今度はあそこを走ってみたら?」と提案してみたり、「屋上まで行こう!」と先導していくお父さんもいて、それぞれの家族がそれぞれの感性で楽しみながら自由に音あつめをしている様子がとても印象的でした。

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音えらびと音の発表

15分後、再度南口ケヤキ広場に。林より音えらびと音の発表について説明。

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ボイスメモで録音した、たくさんの音の中から、1番「お気に入りの音」と1番「変な音」を1種類ずつ選んで、紙にイラストや文字で音について描いていきます。

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描き終わったら、前に用意した音あつめシートに貼りつけ。

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どちらの回も、とてもバリエーションに富んだ音あつめシートが完成。

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音データをAir Dropでパソコンに転送しながら、スピーカーの大きな音で録った音を振り返り、それぞれの音の感想を聞いていきました。

「靴でこする音」「フェンスをゆらす音」「水たまりを踏む音」「ウッドデッキを踏み鳴らす音」「葉っぱをゆらす音」「周りにいた子どもが走る音」「チェーンの音」「金属を叩いた音」「柵を蹴った音」「電車の音」「看板叩いた音」「階段を降りる草履の音」「室外機の音」「ポールを叩く音」「手すりの輪っかをゆらす音」「木のベンチを叩く音」「壁を叩く音」「紙をふる音」など、たくさんのユニークな「お気に入りの音」と「変な音」を収集することができました。

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音楽付きポストカード

その後、ポートレート撮影。撮影した写真は、完成した音楽のダウンロードコード付きポストカードとして、後日参加者に郵送されます。

マリンバ体験

最後に、野木によるマリンバ体験。

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自分の叩く好きな音を決めた後、野木から肩をポンと叩かれた人から順番に「トレモロ(音板をマレットで短く連打することで、ひとつの音が長くつながっているように聴こえる奏法)」という弾き方で5人同時に演奏していきます。

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段々と音が増えていき、合奏に。

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そして、野木から肩をもう一度叩かれた人から順番に演奏を終えていきます。

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段々と音が減っていき、最後はひとりの独奏になって終了。グラデーションのように移り変わっていく音楽を体験してもらいました。こちらのマリンバ体験の音も、バージョンアップする楽曲に活かされます。

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トータルで1時間半〜2時間。幸い雨にも見舞われず、無事に終了。講師側にとっても様々な発見があり、インスピレーション源となるワークショップでした。ご参加いただいた皆さま、会場設営やテクニカル面などでご協力いただいた流山おおたかの森S•C関係者の方々、ありがとうございました。

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<2021年6月5日 流山おおたかの森S・C FLAPSにて>

撮影:工藤 葵/写真家
https://aoikudoaonisai.wordpress.com





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