お金の勉強はじめました

会社勤めの頃、毎日自動改札を競走馬のように通過し、朝日を浴びるのも束の間でビルの中、ランチは気を遣いながら人に合わせ、退社の時にはすでに真っ暗、行きたくない飲み会で歌いたくないカラオケをして、上司は常にモラハラじゃないの?という気分の悪い受け答えをされ、疲れて乗る電車にはこんな思いで得た私の給料を使わせようとする広告の数々。みているだけでなんだか具合が悪くなったものです。

私はお金について勉強しています。

この3年間で色々なビジネスを学んて挑戦し、心砕いて引っ張って下さる方々にも出会えました。受け身の仕事にはなかった難しさはあります。けれども、既存の枠にはない発想に触れて今は生き方を丁寧に考えるようになりました。

お金のこと、ほとんどの方は勉強してこなかったのではないでしょうか?
美術畑で育った私なんて、それはそれは恐ろしいほどに無知です。ですから、経済観念の無いゲージツ肌の旦那さんとほいほい結婚して、子供を2人も持ち、子育てが大変すぎて会社も辞め、不安定極まりない収入で必死に子育てする羽目になりました。

最初はデザインなどを請け負って家計の足しにしてきましたが、震災の時に
旦那さんも私もピタリと仕事がなくなって、同じフィールドの仕事をすると
こういうリスクがあるのだと思い知りました。

それから大学の研究室で実験や事務のサポートで働いてみたり、発達障害の子に対するセラピーに関わったり、IT支援の仕事を請け負ってみたり、と
色々挑戦しました。それぞれ楽しくて素敵な出会いに恵まれたのですが、非常勤なのでたいした収入にはなりません。子供が小さかったので、家事育児の合間に仕事に出かけるのは体力的にも大変でしたし、デザインの仕事も頂ければ拒まず受けていたので、疲れて頭が回らずとても辛い状況でした。

鬱になって訪ねた心療内科の先生はアートに詳しい方したが、

「ほら、画家の奥さんは昔から家計を支えるために苦労している。
そういうものとは思わなかったの?」

なんて、、、そう言われてみればそうですよね(笑)
そんな調子で、結婚時、お金の心配は全く頭にありませんでした。

ある程度条件で結婚を決める方が多いのだとママ友ができてから知りました。なぜ茨の道を?という風に言われて、考えていなかったんだとしか言いようがありません。

子供はどんどん大きくなり、お金もジャンジャンかかります。
老後の資金どころか、貯金が減っていくばかりでどうにもなりません。
旦那さんは時空が違うようで、猟師になろうかとか、お金のない世界になればいいと思っているとか、お金のために働いてはダメだとか、本に囲まれいろんなことを言いますが、解決のために動いてくれません。

こりゃ絶体絶命だ。そう実感してお金の勉強をはじめることとなりました。


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