短冊

七夕の短冊の基本は
「青、赤、黄、白、黒」
の五色でしたね。
「五色の短冊」の5つの色は儒教の教えが含まれています。
儒教が説く、人が守るべき心構えとして、
「仁・義・礼・知・信」
の5つがあります。
この5つの得を五常(五徳)と呼び、5つの色に対応させているわけです。
なので、お願いしたい内容にあわせて短冊の色を使い分けると、より願い事の意味も深まります。
青は「仁」=思いやり
仁はもっとも重要な道徳とされています。
その本質は他人に対する愛の心です。
いうなれば人を思いやることです。
なので、自分に対する願いではなく、
誰かの幸せを願う、無事を願うなどの時は青色の短冊がいいですね。
赤は「礼」=礼儀
赤の本質は「仁」の愛の心を具体的な行動に移したものです。
父母や祖先への感謝の気持ちも含まれています。
親孝行をするなど、アクションを伴った思いやりのある具体的な行動を願うとき、赤色の短冊を使うといいでしょう。
黄は「信」=人を信じること
友情や誠実さを示します。
信頼は良好な人間関係に欠かせません。
友人・知人などと、いつまでも円満でいたい・人間関係を大切にしたい願いを書く時には黄色の短冊がおすすめです。
白は「義」=正義
打算によって揺るがない、正しいと思うことをすることが本質です。
自分の欲望に打ち勝つような願い事が適しています。
困っている人を助けるのも義につながります。
自分が作った義務や決まりを守りたい時は白の短冊を使いましょう。
黒・紫は「智」=知恵
知識を蓄え、それを知恵として活用していくことで正しい判断を下すことができる能力が「智」です。
学業成就、目標成就、資格取得を願う時にいいですね。

思いやりを受けて歩く毎日に心が癒されます♡