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ミュージックビデオの作り方

 どうも、ぼいどすです。今回のnoteはもともと動画にしたかったのですが、いろいろあってnoteの記事とすることにしました。今回も「私のやり方」です。ざっくりとした説明が続きますが、参考になれたら幸いです。

時代はYoutube、だからMVが必要

 昔ならMySpaceとか、つい最近まではSoundCloudだとか・・・あと更に昔には国産の音楽サイトがあったような気がしますが、いずれにせよアップしたら結構聞かれるものでした。現在ならYoutubeが一番聞かれやすいと思います。しかし、MySpace、SoundCloudはMP3などのサウンドデータさえ用意すれば良かったのですが、Youtubeは動画なので最低限1枚でも画像を用意しなければなりません。素材集などから持ってくるのも良いのですけど、少し味気ないですよね。また、サムネイルも魅力あるものにしたいものです。やるならば再生数を伸ばしたいですよね。
 余談かつ根拠のないイメージですが、ニコニコ動画にもMVを同時にアップしており、Youtubeとは聞いてくれる層が少し違うかな、という気もします。コメントを入れやすいせいかリスナーさんとの距離が近い気もします。

私は絵が描けない

 ニコニコ動画あたりだと作詞作曲イラスト映像全部一人でやるすごい人がいたりしますが、私はマスタリングが終わった時点で燃え尽きてしまうので、ことさらイラストまでとなると余計に敷居が高いです。そこで、18禁ゲームではあるんですが、com3d2というソフトで可愛らしい女の子のイラスト(3DCG)を「作って」います。
 MMDという選択肢もあったのですが、自由度が高い反面、Blenderも使えないと思うようにならないところもあり、その点com3d2は神だと思ってますので、感謝の気持ちを込めて時折DLCでお布施・課金してます。

左からぼい子、どす美
うちのマスコットキャラクターとして頑張ってもらってます

動画編集って大変です

 映像制作は専門の企業やフリーランスの方が存在するぐらいノウハウ等が必要なものです。なので、実際にMVを作り始めて「ちょっとしんどい」と感じるのは当たり前だと思います。逆に、楽しいと思ったら依頼を受けることを目指してもいいのかもしれません。私はしんどいと思ってるので常々動画だけは誰かにお願いしたいなと思ってるタイプです。

どんなMVにするか考える

 この部分、地味に難しいと思います。今流行りのボカロ曲であれば一枚絵に大きな歌詞、時折入るエフェクト・・・と様式が決まっているのですが(偏見)、参考にといろいろなMVを見てみたところ、バンドものであれば演奏シーンと演奏でないシーン、例えばメンバーの演奏シーンと、飲み屋でワイワイやってるとかのシーンを交互に映したりなど・・。また曲によってはごく短い映画のようなものであったりだとか。大雑把に言うと、正解が無いです。なので、当たり前といえば当たり前ですが、見てくれる・聞いてくれる人にどんな印象をもってほしいのか、から逆算するしか無いでしょう。
 私の場合はMVを作りたい曲の雰囲気から、どんな風景や背景がいいかを検討します。例えば、青空がモチーフなら空に関する映像を用意しよう、とかごくシンプルな発想です。
 また、一つの手段として、絵師さんに一枚絵を描いてもらい、その一枚を最後まで押し通す、という手もあります。この方法ならば、あえて絵の半分ぐらいに空間を作り、そこにスペアナを置いておく方法もあります。スペアナは無料のAVIUTILを使って作ることができます。
 ぶっちゃけ、私のチャンネルでは、絵師さんに描いてもらった一枚絵の方が再生数が伸びる傾向があります(MV作る意味よ・・)。ただ、カバー曲なので曲の知名度なのか、一枚絵の方がよいのか、反証実験のしようが無いので明言は出来ないですが・・。

絵コンテを用意しよう

 絵コンテとは動画の設計図のようなもので、どういうシーンが必要かなどを明記したものです。簡単でいいので作っておくとその後の作業がスムーズなので、あったほうがいいですね。もちろん絶対に必要というわけでなく、いい素材があったら柔軟に使う、でも良いのですけど、複数人でとりかかるならあったほうが意思疎通しやすいです。一人でやるならば、欲しいシーンのざっくりした箇条書きメモを用意するだけでも、素材を用意する際に抜けがなくなりにくいと思います。

絵コンテ 絵すら用意できてないけどこれだけの情報でも結構目安になる

素材を用意する

 動画ですから本来なら動きのあるものがいいのですけど、そこまでやるとなるとcom3d2だと大変そうなので、そこは思い切って静止画を複数用意することにしています。com3d2だとMODを入れることで人物だけ抜いた透過PNGを作ることが出来き、自分で撮った写真や背景素材と合成する、なんてことも出来ます。実写の背景を使うと臨場感出ると思いますし、現地を知っている人が見た際にリアクションをもらえることもあります。
 写真が趣味であれば、素材集から探すよりもより「自分が欲しい物」を用意しやすいと思いますし、最近のミラーレスカメラなら動画も撮れてしまいますので、持ってるなら使わない手はありません。

個人的には背景がボケてるとエモい

 ちなみに、3DCGと写真を合成するならある程度「浮いてる」感が拭えないですが、そこはいろいろな工夫で加工するしかないでしょう。

少し加工して華やかに

 用意できた画像素材について、場合によってはイラスト風(?)に加工します。いわゆるポストエフェクト的なやつです。色合いなども変えたりなどしますが、色だけの変更ならDavinciでも出来ます。あとcom3d2の絵は色合いがキツめなので、彩度落とすことが多いです。彩度落とすだけならDavinciだけでも可能なので、作業の工数を減らすことができます。
 この手の加工はフォトショップが一般的みたいですが、私はAffinity Photo使ってます。嬉しいことにAdobeと違い買いきりです。そして時々セールで半額になります。

レンズフレアでより「それ」っぽく

構図を考える

 私見ですが、動画であれば写真ほど凝った構図でなくともいいのかな、と思いますが、例えば下の画像のように、人物が向いている方に空間があると安定して見える・・ぐらいの意識です。でも必ずこうしなければならないというものでも無いですね。

このシーンではどす美が右を向いているので右を空けている
上下が黒い、いわゆるシネスコ この加工はDavinciでやるほうが自由度が高い

動画編集ソフトは何を使う?

 無料版のDaVinci Resolveを使ってます。ある程度DTMやり込んでる人ならそれなりのスペックのPCを所有してると思うので、グラボさえ余裕があれば動作には支障無いでしょう。ただ、ポストエフェクト類が有料版でないと使えないものも結構多く、そこで他のソフトも検討はしたのですが、「凝ったMV作りたいんじゃなくて曲聞いてほしい」と考えたので、この点もある程度妥協することにしました。〇〇があればやれるんだけどな、と何もしないでいるのが凄くイヤなので。
 歌詞を入れる際には、文字入れでよく使われるText+でなく字幕を使うことが最近では多いです。トランジション入れるとか凝った演出はできないですが、動作も安定していて、すでに入れた文字の装飾を一気に変える事ができます。字幕はデフォルトではエンコード時動画に入らないので、そこは毎回要チェックです。
 AVIUTIL扱えるならば、自由度が高いと思いますが、結構扱いが独特なので、私は限定的に使うことにしました(このソフトは操作が難しいと思ってる)。慣れてるならばこの選択肢もアリでしょう。

編集中の様子

最後に

 かなりざっくりとした説明でしたが、雰囲気だけでも伝われば幸いです。ここまでお付き合いいただきありがとうございます。Youtubeチャンネル登録Twitterフォローしていただけたら幸いです。


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