また桜だ

桜、春に咲くものと決めつけていたが
最近はやけに暖かくなった3月半ばにもいくらか見られた。
そんな気候変動の影響をもろに受ける桜だが、
僕はこれを見る度かなり暗い気持ちになる。
もしこの気持ちを鮮度そのまま誰かに渡したら
ひどく絶望する人もいるかもしれない。
そしてそれは、桜を多幸感のある花と位置づけているからだろう。
桜に幸せな人々を映し出し、桜を通して自分と比べ、そして暗い気持ちになる、そんな仕組みだろう。
最近少し人と話せるようになったこと、
毎日7時間は寝ていることと秤にかけても、
時に桜から受ける多不幸感にやられてしまう。
そういえば、他人とは比較するなと言われる。
確かにそうだ。
でも、時には他人と同じ道を走ることがある。
それは仕方がない。
そして言いたいことを忘れたため、ここで終わりとする。

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