南樺太地名集 〈地形篇水系の部 内幌町・本斗町〉
本記事では以下の古地図、資料を用いる。
★ 新岡武彦編 木村信六・和田文治郎・林欽吾著『北方歴史文化叢書 千島・樺太の文化誌』,北海道出版企画センター,1984 中 木村信六「本斗郡遺跡地名表」,1934
⑴ 樺太庁「樺太油田調査報告第1号附図」1932
宇仁川
うにがわ ーがは
帝:ー
現:ー
N:46.5488 E:141.8147
内幌町域内。宇仁にて海に注ぐ。★に見える。
椎内川
椎內川 しいないがわ しひないがは
帝:フ' р.Син-най シンナイ
現:р.Лопатинка ラパチーンカ
N:46.5693 E:141.8237
内幌町域内。アイヌ語由来;si-nay:本当の川、大きな川。内幌東方の山より多くの支流を集め内幌にて海に注ぐ。旧名シイナイ川。
[⇔]北内幌川のアイヌ語名nay-po:小さな川
|⑨,ヱ:シイナイ川 ロ,ホ:シナイ河 ヨ,モ:內幌川 ネ:ナイボ川 オ:シーナイ川 い,ろ,は,ほ,へ,ち,ぬ,か:シイナイ る:シイ内 た:シーナ井
楠沢
楠澤 くすさわ くすさは
帝:ー
現:р.Богдановка バクダーナフカ
N:46.5622 E:141.8300
内幌町域内。日本語川名。椎内川の支流の一。内幌市街地の南傍にて本流に合流する。
温泉沢
溫泉澤 おんせんざわ をんせんざは
帝:ー
現:р.Камышинка カムィシーンカ
N:46.5499 E:141.8699
内幌町域内。日本語川名。椎内川の支流の一。内幌市街地の東南東4kmの処にて本流に合流する。
椎内川第一支流
椎內川ー しいないがわだいいちしりゅう しひないがはーしりう
帝:ー
現:р.Долинная ダリーンナヤ
N:46.5356 E:141.8899
内幌町域内。椎内川の支流の一。中市街の西傍にて本流に合流する。
[個人的見解]アイヌ語名はチライウンナイか。ほを参照。
|⑥:Дайити-гава ダイイチガワ ほ:チライウンナイ
椎内川第二支流
椎內川ー しいないがわだいにしりゅう しひないがはーしりう
帝:ー
現:р.Встречная フストリェーチナヤ
N:46.5268 E:141.9015
内幌町域内。椎内川の支流の一。中市街の南傍にて本流に合流する。
椎内川第三支流
椎內川ー しいないがわだいさんしりゅう しひないがはーしりう
帝:ー
現:р.Ватутинка ヴァトゥーチンカ
N:46.5285 E:141.9299
内幌町域内。椎内川の支流の一。中市街の東南東傍にて本流に合流する。
[個人的見解]アイヌ語名はペンケチライウンナイか。ほを参照。
|⑥:Дайсан-гава ダイサンガワ ほ:ヘンケチライウンナイ
堤ノ沢
堤ノ澤 つつみのさわ ーさは
帝:ー
現:р.Кабанья カバーニヤ
N:46.4944 E:141.9513
内幌町域内。日本語川名。椎内川の支流の一。中市街の南東5.7kmの処にて本流に合流する。
[参考]①に見えるが文字が擦れており、読み取りにくかった。それ故に堤ノ沢としたのは誤りであるかも知れないのでその点はご留意頂きたい。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?