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株の相場分析 7月4週目

こんにちは!Tedです。先週は2日祝日だったのでアップデートがさほどなく、お休みをしてしまいました。より投資仮説や個別銘柄の分析に時間を使いたいので、今後は毎週の分析の量は減らして、比較的ボリュームが多い分析は月1程度の頻度にしたいと思います。

それでは、1.5週間の動きを見ていきたいと思いますが、全体的に悪いサインしか出ておらず引き続き警戒相場という印象でした(個人的には現金・金比率・空売り比率を引き続き高めています)。

~ボラティリティ・ブレイクアウトを応用した分析~

■主要指数のチャート(日足)
今週はSELLサインが点灯・SELLトレンド入りしてしまった指数が非常に多く、米国ではテック系は引き続き堅調ですがDOWがSELLトレンドに転じてしまいました。

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日本は前回の更新と比べてJASDAQを除いて全ての指数にSELLサインが点灯してしまいました。弱いトレンドが続いていましたが、更にも増して弱いですね・・。

日経・TOPIXはより長い目線で3日足で見てみますとこんな具合で、ドンドン天井が下がっていっている具合です。

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マザーズは更に顕著ですね。こちらも3日足です。弱い・・

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USのTOP 50 GROWTH ETFのFFTYも同じ動きです。

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RUSSELLも2000, Growth, Valueの全てSELLサイン点灯。とはいえレンジ相場とも見れます。こちらは日足。

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こちらは3日足。

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・引き続きBUYサイン:(日本)JASDAQ(米国)NASDAQ、US100、VOO、S&P500(中国・香港)N/A(欧州)N/A(新興国・ロシア)N/A

・引き続きSELLサイン:(日本)Nikkei 225、TOPIX GROWTH、TOPIX VALUE、MOTHERS、(米国)NYSE、ARKK(中国・香港)MSCI HK ETF、(欧州)Russell 2000、RUSSELL VALUE、RUSSELL GROWTH(新興国・ロシア)MSCI emerging market、iShares MSCI Russia ETF、iShares MSCI South Korea

・New BUYサイン:MSCI Russia

・New SELLサイン:DOW、TOPIX、TOPIX Growth、TOPIX Value、 Mothers、China A50、Shanghai Composite Index、FTSE (MSCI UK)、

■金利・債券・為替・コモディティその他チャート(日足)
重要指標である米10年金利は引き続きSELLトレンドです。以下は3日足です。数か月前の「金利上昇がやばい!」という騒ぎはなんだったのでしょうか・・

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コモディティ全般的にはシグナルの変化はありませんでした。先々週〜と似ていますが、サポートラインを形成しリバウンド中のものが多かった印象です。

全体感としてのS&P Goldman Scahs Commodity Index (SPGSCI)はこちら。

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・引き続きBUYサイン:Blackrock Core Bond、WTI、Brent、Coal、 Cotton、

・引き続きSELLサイン:US10Y 、Gold、Silver、Lumber、Platinum、Soy Bean、Corn、BALTIC

・New BUYサイン:Copper、Coffee

・New SELLサイン:USD/YEN

金はものによってはBUYサインが点灯しているので実は少しずつ仕込んでいます(注:ご判断は全て自己責任でお願いします)

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■仮想通貨 BITCOIN
材料が出て上昇を再開しましたが、3日足だと未だSELLトレンド中。BUYサインが点灯するか、気になる局面です。

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■Japan REIT
REIT強いですねー(実は3月16日にツイートしています)。

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フォローいただくと、たまには良いことを言っているかもしれません(笑)

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■日本市場のその他指標(毎週点々観測)
騰落率6日は92→100→72→115→125、25日は99→118→86→89と、指数が弱くなっているものの上下を繰り返していることが読み取れます。

VIXは15.62→15.07→16.18→18.45→18.24、日経VIは17.9→16.85→18.75→19.63→22.93と、結構高まってきており注意が必要です。

■信用残高(NEW!)
こちらも今週から追加しました。過去のチャートから、3兆円を超えると危険水準という認識ですが、先週からまた増えて3兆4385億円→3兆6041億円→3兆5614億円と、減少し始めました

損失拡大が出て追証になったのか、損切ラインまで落ちてきたのか。来週から更に売られるか。どうなるでしょうか。

Yardeniのbulls/bears比率。わずかですが、Bullが減ってきました。これもまた悪いサインです。

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■Yardeni研究所  http://blog.yardeni.com/
引き続きNASDAQもS&Pも高値を更新しており、ファンダメンタルズが強いので強気な印象でした。

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参考まで、2000年のテックバブルと比較したチャートも追っていますが、当時と違うのは①S&Pも上昇している、②ファンダメンタルズが強いという点を強調していました。

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後は通常大型株の方がバリュエーションが低いものの今回は大型と中・小型との差異が見られないという点は面白かったです。

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そして今年の前半に強かったバリューが落ちているね、と。

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■アナリストレポート
米市場はやはりテーパリングに関する言及です。実際に7月のFOMCではパウェルによる発言は全く好材料とならず、このアナリストもそうですが、市場としては9月のFOMC辺りからテーパリングに関する動きが出始めるだろうという見方になっている感触です。

翻って日本市場のレポートは特に目新しいものはなく、変化率を把握しておくという観点でこちらを載せておきます。

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一応海外の指数も。

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そして中国は教育セクターへの規制導入で指数が下落しました。教育セクターが全体的に下がる時はチャンスなので、少し投資仮説を立て始めています(事業に影響ないものは1-2年かけて回復するはず等)。