株の相場分析 7月2週目
こんにちは!Tedです。今週も仕事(ベンチャー投資)が忙しく、ほぼ株を見る時間がありませんでした。本業のベンチャー投資で投資したい会社がまた見つかってしまったため、忙しくなりそうです。
ルール通りの注文を入れて実行できていますが、今週は2つの銘柄で半分SLを設定・半分を場中の判断でEXITする予定だったのですが、忙しくて気づいたら通常のSLよりも下がっているものがあったので、アホをしました・・兼業はやはり難しいですね・・反省です・・
さて、今週の動きを見ていきたいと思います。
~ボラティリティ・ブレイクアウトを応用した分析~
■主要指数のチャート(日足)
今週もNASDAQが市場最高値を更新しました。先週比では、全体相場では新規のBUYサインが出たものはない一方で、SELLサインに転じたインデックスが多数ありました(特に新興市場)。
米FOMCが7月27−28日に控えていますが、それまでにどのような展開を見せるでしょうか。
尚、上昇局面は1年半近く続いており、高値圏内にいるので先週と同じく「ここが天井か?」という利確・調整場面が増えている様にも感じます。新興国は単純にコロナの状況が悪化しているためかもしれませんが。
それでは、代表的なインデックスを駆け足で見ていきたいと思います。
NASDAQは14800が天井になっていますが、引き続き強いですね。
日経・TOPIXは先週いまいちでしたが、下げてきましたね。弱いですね〜
マザーズ・JASDAQは先週と変わらず、そこそこですがNASDAQほどの強さはないです。来週、サポートラインを割れてSELLサインに転じる可能性も?
・引き続きBUYサイン:(日本)TOPIX VALUE、MOTHERS、JASDAQ、(米国)NASDAQ、US100、DOW、VOO、ARKK、(中国・香港)China A50、Shanghai Composite Index、(欧州)FTSE、RUSSELL GROWTH、(新興国・ロシア)
・引き続きSELLサイン:(日本)Nikkei 225、TOPIX、TOPIX GROWTH(米国)NYSE、(中国・香港)MSCI HK ETF、(欧州)RUSSELL VALUE、(新興国・ロシア)
・New BUYサイン:N/A
・New SELLサイン:Russell 2000、MSCI emerging market、iShares MSCI Russia ETF、iShares MSCI South Korea
■金利・債券・為替・コモディティその他チャート(日足)
重要指標である米10年金利は引き続きSELLトレンドでした。落ちてますね〜
コモディティ全般的にもシグナルの変化はさほどなく、先週もそうでしたが下落していたコモディティはサポートラインを形成し始めたか、リバウンドし始めたものかのいずれかでした。
一応、ジム・ロジャーズが好きな銀と銀のチャートも毎週追っていきたいと思います。
・引き続きBUYサイン:Blackrock Core Bond、WTI、Coal、 Cotton、USD/YEN、BALTIC、Brent、Coal、
・引き続きSELLサイン:US10Y 、Gold、Silver、Lumber、Platinum、Soy Bean、Copper、Corn
・New BUYサイン:N/A
・New SELLサイン:Cofee
■仮想通貨 BITCOIN
先週と変わらず、SELLサイン継続。ビットコインは3日足で見ていますが、シグナル通りの分かりやすい動きです。
■Japan REIT
REITは全体的にまだ強いですが、SELLサインが点灯したものもありました。例えばこちら。
■日本市場のその他指標
2週間前と比べ騰落率6日は92→100→72、25日は99→118→86と、弱いですね。VIXは15.62→15.07→16.18、日経VIは17.9→16.85→18.75と高まってきています。
■Yardeni研究所 http://blog.yardeni.com/
今週は面白いチャートがいくつか紹介されていました。
1998-2000年のテックバブルのチャートと比較すると、未だいけるけど、どうなるだろうねぇというのがこちら。
個人的には過去のバブルチャートを分析してみると、暴落前に「オーバーシュート」と言える更なる急上昇局面が発生することが多いと考えています。
恐らくレート・マジョリティーの方々が焦って買い始めるタイミングなのですが、それが起きたら次に買う人がいないので、本当にもうヤバイんじゃないかと見ています。
次のチャートはこちら。株価は上昇しているけれど、PMIとS&P500の1株あたりの売上やS&Pインデックスと相関関係が高いので、2Qはかなり良い業績が出るのではないか・その後は緩やかになるのではというコメントでした。
一方で、1993年までのチャートを見ると天井付近にはあるので、個人的にはこれ以上行かないのではないかな、と思っています。
そして、もちろん政府の買い入れも続いているのでそりゃ株価はまだ上昇基調だよね、というスライドがこちらです。
最後に面白いと思ったチャートです。S&P500のバリュー銘柄のForward P/Eレシオを見る限り、現時点で過去最も高かった水準にいたということが分かります。これでいうと、グロース銘柄は後30~40%くらい上昇してもおかしくないという見方もできますが、どうなるでしょうか。
■アナリストレポート
2Qの業績発表シーズンが始まりますが、Yardeni教授の上記コメントに似ていますね。
中でも、銀行などのFinancials Sectorが牽引するという見立てです。