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株の相場分析 8月4週目

こんにちは!Tedです。荒れている相場が続いていますが、昨日のジャクソン・ホールも無事通過し、少しは安定しそうですね。

とはいえ今後も毎月SQ下落アノマリー、月末の日経平均下げアノマリー、その後は9月29日の自民党総裁選挙やそれに続く衆議院総選挙、そしてFOMCと多数のイベントが控えていますので、気を抜けません(本当に難しい相場ですね・・)。

因みにTwitterでもコメントしましたが、先週の中盤あたりからこんな動きをしていたのではないかと感じていましたので、共有させて頂きます。

・先週中盤あたりから好決算系銘柄、マザーズ中堅〜大型で特に投信や信託のPF銘柄(JTOWERなど)を中心としてリバウンド開始

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・億トレやトレーダーの方々が気付きフォロー➡️(ジャクソンを見据えて遅くとも金曜日に下げが来るとの予想から)今週火・水曜に利確➡️木曜日に様子見していた方々がミニバブルに気付き参入上げ➡️金曜日はジャクソンホール前日のためリスク回避利確投げで下げるものの、サプライズなしの可能性が高いので下げたところで月曜日爆上げに向けて仕込み。

※注)全て妄想です

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調子に乗って木曜日に買い増ししたのは反省点です・・読み通り木曜日に一旦利確した上で(銘柄によってはしましたが・・)、金曜日に下落してから強気買いをするべきでした。ただ、金曜日は結構買っちゃいましたので、何かのサプライズで月曜日に暴落でもきたら死にます・・

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各指数を比べると、やはりマザーズや小型グロースが今週は一番強かったですね。月曜日も金曜日のアメリカの動きに続くのであれば、今後もマザーズ・小型グロースに期待できそうです。

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そして先週も共有しましたが、日本株のQ4アノマリーにも期待したいところです。

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■日米の新規感染者数・ワクチン接種率

日米も州・県によってはデルタ株がピークをつけたように見えますが、インドやインドネシアでも見られたように、中心から時間差で外に広がっているため全体としては上値周辺に留まっている印象はあります。ただ、先週も述べましたが、「前回高値を超えてから1ヶ月でピーク」という前例からすると日本の場合は8月末頃になりますので、そろそろかな?とは思ってはいます。

とすると、デリバリー系を仕込んでいたのですが、そろそろ利確かもしれませんね。もうちょっと行くと思ったんですけどね・・

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ワクチン接種率は年末までに70%を目指しているようですが、1発目は60%→61.8%。ワクチン接種率が上昇するにつれて「テーパリング」に関する見方に変化がないかは、引き続き気になっています。

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こちらは日本です。

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国内のワクチン動向としては、モデルナの異物混入ニュースがあり、「待ってもいいので、モデルナではなくファイザーを受けたい」という人たちが恐らく増えたのではないでしょうか?ワクチン接種率は一時的に減速しそうです。

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ボラティリティ・ブレイクアウトを応用した分析

■主要指数のチャート(日足)

米もヨーロッパも強いですね。続いて中国もリバウンド中、デルタ株から復活した新興国も強いです(インド、インドネシア、マレーシアがはねてますね)。先週の弱さはなんだったの?って感じですね、本当に・・

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日本もマザーズとJASDAQがBUYトレンドに転換しました。我々個人投資家にとって月曜日以降が楽しみですね〜

一方でNYSEもSOXにもSELLサインが点灯しましたが、どちらも一応リバウンド中です。

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・引き続きBUYサイン:(日本)TOPIX VALUE(米国)NASDAQ、DOW、NYSE、US100、SOX、VOO、S&P500(中国・香港)Shanghai Composite、MSCI HK ETF(欧州)FTSE、STOXX600EUR(*新指標として追加)(新興国・ロシア)MSCI Indonesia、MSCI India

・引き続きSELLサイン:(日本)Nikkei 225、TOPIX GROWTH(米国)ARKK(中国・香港)CN50 USD(欧州)Russell 2000、RUSSELL VALUE、RUSSELL GROWTH(新興国・ロシア)MSCI emerging market、iShares MSCI South Korea

・New BUYサイン:マザーズ、JASDAQ、RUSSELL GROWTH、MSCIマレーシア(強い!)

・New SELLサイン:NYSE(但しリバ中)、SOX(但しリバ中)、iShares MSCI Russia ETF、

■金利・債券・為替・コモディティその他チャート(日足)
今後は金利動向が益々重要になってきますので、こちらもチャートは追っておきましょう。

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そしてこちらが先物市場での相場関係者の金利上昇予想と、アナリスト等による今後の金利予想になります。私が好きなYardeni教授は数ヶ月前に「年内に2%まで上昇」を予想していましたが、今後は3−4月の時のように米金利と株価が強く連動するようになるかもしれず、常にウォッチする必要性がありそうです。因みに今年の3月くらいから言っていますが、金利上昇(期待)と連動して米の銀行株は強いです。

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コモディティの全体感はさほど変化なく、フラットです。流石にもう爆上げ感はないですね〜

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一方で石炭が強いです。関連銘柄ももちろん追っています。

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そしてYardeni教授の無料データベースから。鉄スクラップ含むメタル関連は天井圏。

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・引き続きBUYサイン:Coal、 Cotton

・引き続きSELLサイン:US10Y 、Blackrock Core Bond、Gold、Silver、Lumber、Platinum、Soy Bean、Corn、BALTIC、WTI、Coffee、Brent、Copper

・New SELLサイン:N/A

■仮想通貨 BITCOIN
1日足ですと、US$49,000が一つの天井になっている印象は受けますね。ここからブレイクするかどうか。

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■Japan REIT
先週は売られていましたが、今週特に金曜日に全体的にREITが上昇していました。何故上がっているのかは、時間がある時に考えたいと思います・・(それかTwitterのDMで教えてください・・)

■日本市場のその他指標(毎週点々観測)
騰落率を見てまいりましょう。

・6日は92→100→72→115→125→65→116→52(!!)➡️152(!!)

・25日は99→118→86→89→85→88→76➡️104(!!)

と、一気に上昇(笑)

・VIX:15.62→15.07→16.18→18.45→18.24→16.15→15.45→23.29➡️16.39

・日経VI:17.9→16.85→18.75→19.63→22.93→19.55→18.50→21.51➡️18.46

と、落ちてきました。

■信用残高+信用評価損益率
過去のチャートから3兆円を超えると危険水準という認識ですが、3兆4385億円→3兆6041億円→3兆5614億円→3兆5519億円→3兆4,381億円→3兆4,115億円➡️3兆45,72億円とプラスに転じました。

8/20時点の数値ですが、先週時点から買いに転じていたのですね・・

松井証券の評価損益率も今週から追加です。マザーズ以外は全体とほぼ同じなので、マザーズのみ抜粋です。

マザーズ:-27.70% (8/17) ➡️-23%周辺まで回復してきました。

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月曜日からはマザーズ・小型グロースの復活に期待したいものです。

■Yardeni研究所  http://blog.yardeni.com/

個人的に中国の経済動向が気になっているので中国関連の無料レポートを読んでいました。気になったグラフはこちら。

24ヶ月平均なので長期的なトレンドの把握となりますが、高齢化に伴い人口という構造的な問題に起因し、「小売売り上げが下げトレンド、工業向けはなんとか維持できているのは輸出=米国+EUの成長による」というものです。

Yardeni教授的には「おいおい、中国政府頑張ってるけれどやべーじゃんこれぇ・・」という具合でした。

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因みに輸出先シェアとして大きいのは米国とEUなので、中国の経済活動のみならず、この2つの大国経済も追わないとダメですね。

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そして直近で気になる日本との輸入・輸出動向はこちら。

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中国国内を見てみますと製造業のPMIは安定し始めており、工場マネジャーの今後の生産予想などはMoMではフラットの指標が多く、7月は少し落ちてきているようです。

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自動車販売・製造も同じ傾向が見受けられます。

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上記を見ていて思ったのは、小売売上等の爆上げ成長率は鈍化し始めているものの、米中問題に起因して米国からの輸入が一時的に下がったので、その埋め合わせとして他の国から輸入している=日系企業が好調、ということでした。つまり、中国経済が先に復活したから日本の導体・製造業も活況というのは一部に過ぎず、米国からの輸入していた分がシフトした点も結構大きいということです(間違っていたらごめんなさい)。

■アナリストレポート

日本は「先週急落した自動車・半導体がリバウンドしたが、ジャクソン・ホールを手前に調整が起きた」という程度。

米国は「ヘッジファンド他はIT系をunderweight(投資対象として一番下のランク)としており、エネルギーと銀行セクターをoverweightとしている」というものでした。

3月くらいにその考えで持っていた私のポジはどこに行ったのでしょうか・・家出をするような子たちじゃないはずなんですが・・

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■内閣支持率

内閣支持率は先週から更新されていませんので割愛します。

■日本アセマネのブログ・月報等(次回は8月末を予定)

【ご注意】
・当記事は、世界の経済や市場の動きを解説することを目的としております。特定の商品や取引などを推奨しているものではありません。
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