株の相場分析 8月2週目

こんにちは!Tedです。決算シーズンがやっとこれで落ち着きそうですね!来週はちょっと休みたいので緩めにしてリチャージしようと思います。

8月1週目はワクチン1回目接種率が50%近くになり、オリンピックも終わり感染拡大の懸念が払拭され、菅首相による追加経済対策(に伴った政治リスク低減化思惑)を受け、外国からの資金が少しずつ戻ってきたかな?と思いきや、8月2週目は新規感染者数が爆増しているので、未だ不透明な状況が続きそうですね。


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今週は決算シーズンで家族にも色々と我慢してもらい、疲れがたまっているので(&スクリーニングした企業の分析に時間を使いたいため・・)先週と比較して変化した部分のみ、簡潔に共有させていただきたいと思います。

30分以内に更新できるところまで頑張ります・・ひー

~ボラティリティ・ブレイクアウトを応用した分析~

■主要指数のチャート(日足)
米国は主要指数が引き続き堅調ですね。S&P500は新高値を更新、他の主要指数はボックスの天井周辺を上下している具合です。ただ、中小銘柄系のRUSSELL系は未だ弱く、日本の様な動きをしているようですが、新高値銘柄構成インデックスであるFFTYは一応まだ頑張っていますね(レンジにいるという見方もできますが)。

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日本を見てみますと、特筆する点としましてはTOPIX VALUEに買いサインが点灯しました。海運に続き、鉄鋼等のシクリカル(お世話になっております)がここにきてミニバブルになってきているからでしょうか。

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中国・香港を見てみますと、教育業界における引き締めショックで爆下げしていましたが不確実性が低下したことで徐々に復活し始めたのか上海指数にBUYサインが点灯、香港も復活し始めたようです。

先週こちらでか、相場仮説かでコメントさせていただきましたが、全体が売られている時は逆にチャンスなことが多く、不透明感が払拭されたときにリバウンドするということは、皆さん気づかれていると思います。

狼狽売りした投資家から、サポートライン周辺はリスキーですが、若干サポートラインを作った少し上で逆指値待ちをしていると勝率が高い気はしていますが、中国株分析する時間がないので何も持っておらず、また意味のない妄想癖で終わりました・・

・引き続きBUYサイン:(日本)N/A(米国)NASDAQ、DOW、NYSE、US100、SOX、VOO、S&P500(中国・香港)N/A(欧州)FTSE(新興国・ロシア)iShares MSCI Russia ETF

・引き続きSELLサイン:(日本)Nikkei 225、TOPIX GROWTH、MOTHERS、JASDAQ(米国)ARKK(中国・香港)CN50 USD、(欧州)Russell 2000、RUSSELL VALUE、RUSSELL GROWTH(新興国・ロシア)MSCI emerging market、iShares MSCI South Korea

・New BUYサイン:TOPIX VALUE、Shanghai Composite、MSCI HK ETF、

・New SELLサイン:N/A

■金利・債券・為替・コモディティその他チャート(日足)
重要指標である米10年金利は引き続きSELLトレンドです。少しリバしたと思ったら落ちましたね。

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コモディティを見てみます。全体感としてのS&P Goldman Scahs Commodity Index (SPGSCI)にSELLサインが点灯していまいました。レンジ相場を行き来している中でのサインですが、このインデックスにおいてはボラティリティ・ブレイクアウト・シグナルの適合率が低いようなので、あまり参考にはならないかもしれません。というか全く逆の動きやん・・

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・引き続きBUYサイン:Coal、 Cotton、Copper

・引き続きSELLサイン:US10Y 、Blackrock Core Bond、Gold、Silver、Lumber、Platinum、Soy Bean、Corn、BALTIC、WTI、Coffee

・New SELLサイン:Brent

■仮想通貨 BITCOIN
3日足でもBUYサイン点灯。上昇相場に復活したかもしれませんね。株式相場にとっても、これは良いことかもしれません。

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■Japan REIT
先週と変わらず全体的なREIT指数は強いですが、REIT個別だと売られているものが多くなってきています。

不動産系の個別銘柄の決算反応としては、オープンハウスやケイアイスター不動産、そして中古販売で競争優位性のあるカチタスが目立ちますが、後は銘柄によって動きがバラバラで、週足で見たら少しずつ上下を繰り返しながらインバウンド系のように回復しているという印象でした。

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■日本市場のその他指標(毎週点々観測)
騰落率を見てまいりましょう。

・6日は92→100→72→115→125→65→116

・25日は99→118→86→89→85→88

と、リバウンドし始めている印象です。

・VIX:15.62→15.07→16.18→18.45→18.24→16.15→15.45

・日経VI:17.9→16.85→18.75→19.63→22.93→19.55→18.50

と、先週に引き続き落ちてきています。良い傾向です。

■信用残高
過去のチャートから3兆円を超えると危険水準という認識ですが、3兆4385億円→3兆6041億円→3兆5614億円→3兆5519億円→3兆4,381億円と、減少を続けています。

「損失拡大が出て追証になったのか、損切ラインまで落ちてきたのか。来週から更に売られるか。どうなるでしょうか。」と先々週に書かせていただきましたが、この流れに沿っている印象です。

個人がマザーズなどの中小系銘柄の決算で痛い目に遭い追証・損切りしている一方で、外国人がバリュー系の買いに先週から転じているのではないかと、(少なくとも8月1週目までは)感じています。

この様な相場では直近IPOや小型は(米国でもそうですが)ダウンサイドの方が高い(好決算でも売られる)ので、大型のホットセクターが無難ではあるかもしれません。

一方で、海運等は過熱感が出てきていますので安易に飛び込むのは危ないかもしれません。

また、逆に直近IPOで良い銘柄も関係なく売られていますので、相場が少し復活してマザーズ等にも資金が戻るようになったら株価も反応するかもしれず、この間に直近IPOリストを分析してウォッチリストを作りたいと思っています。

■Yardeni研究所  http://blog.yardeni.com/

30分経ってしまうので無理です!

■アナリストレポート

米国は「引き続き堅調、自社株買い旺盛でロックアップ期間直後のIPO銘柄パフォーマンスも良いので懸念なし」という論調。

一方で日本は「コロナ新規感染者数の増加を受けて、サプライズ好決算が多かったものの、内閣支持率も回復しておらず欧米にキャッチアップできておらず」という具合でした。

内閣支持率も毎週追いますね。

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日本の株式市場のためにも頑張っていただきたいです!