地域に根ざす・垣根を越える


バレーボール指導者、このスポーツ少年団チームの監督として

これからは、地域の垣根を越えて子どもたちのバレーボールができる環境を考え実践していきたいと思っています。

我が町は、どの自治体にもある人口減少と少子化の実態があり、良いことでもあり目指す姿でもあった地域に根差したスポーツ少年団活動にはなかなか不向きになってきたんだと個人的には思っています。また私たちが行ってきたチーム活動は、全国大会を目指して厳しい練習・遠征を繰り返すという活動だけとして地域の皆さんの目に映っていたのだろうと推測できます。その中に我が子を親も入れようとしない、足を踏み入れようとしないという親からの拒否感が地域の口コミとしてあったはずです。

ずっと前から考えていたことですが自治体内、住民である地域の子どもたちだけでチームを団を継続・活動することはこのままだといずれ早い時期に終わりが来てしまう。当チームのスポーツ少年団としての歴史と伝統、実績を終わりにするわけにはいかない、そんなことを繰り返し考えていたところに今のコロナショックの活動自粛、緊急事態宣言による活動停止時間が来ました。

この時間のおかげで今までをリセットし、これからへの展望を描くことができたわけです。


喩えば、ラグビー各国代表チームの代表資格について、
ラグビーの各国代表の選手になるための条件は主に以下の通り、
・自分の出生国
・両親、祖父母の誰かが生まれた国
・3年継続して居住した国
となっています。
なぜ日本代表の選手が多国籍の選手で構成されているのか調べてなるほどと思いました。

私のチーム、川崎アタッカーズに当てはめれば、いろんな地域の子どもたちが集まって活動してという選択肢もこれからのスポーツ少年団活動にはあるのではないかと考えました。例えば、仙台の子どもが、山形の子どもが川崎アタッカーズのユニホームを着る、ということですし、加えていろんなカテゴリーでバレーボールができように環境を持ち活動することも必要になると考えられます。

地域の垣根を越えていろんな子どもがいろんなカテゴリーでバレーボールができるよう、現在再開しているTEAM iU12アカデミースクールの活動の拡がりを企画したり、あらゆる方法を考えて実践していく、その拠点に我が町がなっていく、新たな私の挑戦です。

子どもの選択肢が増えて居場所が地域にあることは素晴らしいことだと思います。

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