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充電式パッコリ・コンプRed Witch Grace Compressorレビュー

たぶん、多くの人がこのシリーズのエフェクターを見たことがあるかと思います。
一時期、島村楽器でかなり推していた印象のエフェクターのシリーズ、Seven SistersのGrace Compressorです。
コンプ、ブースター、ファズ、トレモロ、オーバードライブ、ディストーション、ディレイの7つ。

このシリーズの特徴は異様に小さいこと、充電式なこと。

私の周りでは、島村楽器オリジナルのものだと勘違いしている人も多いのですが、Red Witchというニュージーランドのブランドのものです。
Fuzz GodⅡとかが有名ですね。

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実は、私のエフェクターボードの中では最も長く鎮座しているもので、なんだかんだかなりの愛用品。
なのですが、島村楽器オリジナルという勘違いから弾かず嫌いをされている方も多いかもしれません。

というわけで、レビューいってみましょう。


コンプとしての素性

出音はいわゆるダイコン系ですね。

つまみも非常にシンプルで、ボリュームとコンプのみ。
ボリュームは説明不要かと思いますが、音量のコントロールです。
コンプも説明不要かと思いますが、音のつぶし具合ですね。

ただ、率直に言ってコンプは動かしてもそれほど音は変わりません。
最小でもパッコリ、最大でもパッコリです。
ライブのリハで、PAさんにコンプ下げてと言われましたが、その時、最小でした。
(迷惑なことをしてしまった……。)

ボリュームはマックスにすると若干音量をブーストすることができます。


ハッキリいうと、あまり良いコンプではない

はい、そうなんです。

まず、ノイズが大きい。
コンプは仕方ない部分がありますが、歪みと併用は厳しいです。

また上にあるように、コンプの具合がほとんど調整できない。
パッコリです。

このように、やっぱりあまり良いコンプではありません。

このようなパッコリコンプを使いたいなら、ダイナコンプの方が良いのでは?という気すらしています。
ダイコン弾いたことないんですが……。
(そのため、壊れたらまた違うやつ買おうと思って、5年ほど経過しました)


Grace Compressorの利点

それでも、私のボードの中に鎮座しているのも事実です。
ちなみに、私のボードの中では最年長。
利点がないわけではありません。

まず、妙に色気のあるマイルドなトーンになります。
ローエンドとハイエンドががっつり削れます。

ただまぁ、それくらいでしょうか……。

位相が反転しないというメリットもあるっちゃああるんですが、バンドでやってる限りは、他の人達の位相の兼ね合いなので、反転しないから絶対的にいいとも限らないのは事実です。
ただ、ループパフォーマンスをする際に、同じギターを用いて、クリーントーンのバッキングをとって、その上でグリーントーンのソロをする、みたいな使い方をするなら反転しないほうがいいですね。


終わりに

最近はもっと良いコンプもいっぱい出てますし、これもまた恐らく終売です。
そんな状況で、わざわざ探している人はいないと思うので、レビューしても仕方がないんですが……。

まぁ、気持ちの問題としてレビューしましたが、私は結構気に入って使ってはいます。

うん……。

一応、レビュー動画を貼っておきます。






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