ツイッターが2回も凍結になった理由

タイトルの通り、僕は以前に2度ツイッターが凍結しています。
今のが3回目のアカウントです。

Twitter社は独自のNGワードがあり、ユーザーがそれを含んだツイートをすると、見つけたやつを片っ端から凍結させていくというスタイルをとっています。
僕が凍結になった原因のワードがこちら。

「殺す」「キンタマ」

これだけみたら、普段からモラルや品性のかけらもないツイートをしているうんこきんたま人間だと思われても仕方がないですが、僕をフォローしている人は分かってくれているように、そんなことはありません。僕はある程度の常識はもっていますし、悪人と善人の境界線があるとしたらだいぶ余裕を持って善人の方にいる人間です。それゆえに凍結してしまったのです。そう、愛ゆえに凍結してしまったのです。僕は優しすぎました。なぜこういうワードを呟いてしまったのか今から説明します。

1度目の「殺す」は、2.3年前の年末のことです。僕は、元日から後輩のナイチンゲールダンスと新ネタ3本タイマンライブという無茶苦茶なライブを控えていました。元日からツーマンでキャパ200席の∞ホールということもあり、Twitterでしつこく告知をしていました。ナイチンゲールダンスも同じくこまめに告知をしていましたが、中野なかるてぃんがこんな感じの告知ツイートをしたのです。
「真っ白なバニラを血で赤く染め上げて∞ホールを紅白で埋め尽くします。」
なるほど、コンビ名と正月と宣戦布告をうまいことかけて言いました。生意気後輩のかましツイートです。
僕がそのツイートに乗っかる必要はありませんでした。そもそもめちゃめちゃ失礼なことをされているのですから、コンビニの駐車場に呼び出して締め上げても誰にも文句は言われません。しかしここは先輩として、ライブを盛り上げるためにちゃんと後輩のこの挑発に乗ってあげなければと、愛と包容力と使命感でこんな感じの引用リツイートをしました。

「よしわかった、殺す」

端的な暴言で返すことで、後輩が凝った言葉遊びのツイートで仕掛けてきたことにまんまと腹を立てた様子を演出、あからさまに悪者になることで「生意気なことを言ってしまったかも…」という後輩の微々たる罪悪感すら消してあげようという、我ながらお見事な返しです。このツイートには愛しかありません。皆さんも思うでしょう。愛しかありませんでしょう。
しかし、僕の愛をこのやりとりから読み取ってもらうには至らず、次の日に凍結となりました。僕は悔しくて、その日すごくいいネタを書きました。

2度目の「キンタマ」。これも2年ほど前の今くらいの時期だったと思います。囲碁将棋さんとマヂカルラブリーさんをお呼びして3組でライブをした夜のツイートです。そのライブはネタをした後に3組でトーク、先輩に訊きたいこと全部訊こうという趣旨でした。僕はとても真面目なので、漫才についてあれこれ真剣に質問しました。お二組も熱心にあれこれ答えてくれました。大変興味深い話や勉強になる話をたくさん聞けたので大満足だったんですが、いかんせん真面目すぎて笑いがかなり少なかったなと少し反省をしました。アンケートを見る限りお客さんも興味深く聞いてくれてたようでしたが、ただただいっぱい笑いたかったお客さんもいただろうと反省し(真面目)、そのお客さんに対してお詫びのつもりでしたツイートです。多分こんな感じでした。

「真面目すぎてすみません。次やるときは、小さい時に風呂場でやったキンタマ遊びについての話とかをしよう思います。」

アホなライブを期待してたお客さんに対しての精一杯の愛と誠意と懺悔と配慮の詰め合わせ。とても心のこもったツイートだと今でも思いますが、これも野田さんの「サイコー!」という引用リツイートも虚しくキンタマもろとも凍らされてしまいました。
「キンタマ」じゃなく「きんたま」にしたらもしかしたらセーフだったかも。
「キンタマちゃん」とかにするとより可愛らしくてよかったのかもしれません。

こういうわけで2度の凍結と相成りました。Twitter社に対して別に怒りがあるわけでは全くありません。ただ、愛を言葉にしても客観的にみたら時にそれはただの不適切な言葉でしかなかったりして、愛を伝えるのは難しいなというお話でした。これからは気をつけていこうと思っています。

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