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一年生になったら

朝、自転車を漕ぎ始めて間もなくチャイルドシートを取り付けた自転車から「一年生になったら」を口ずさんでいるのが聞こえてきて、大きな声で「友達100人できるかな」と歌っていて大人になると「友達はいなくてもいい」という考えもあるし、一方の側面から見ればごもっともな事だとも41年ばかし生きてきてまあ思うのだけれども、大人の友達とこれから小学生になる幼な子の友達とは意味がだいぶ違ってくると思うので、「どんどん作れ!1クラス40人もいないけどな!でもその気概や良し!」と歌っている子に心の中で激励した。友達を作るという事に初心者な若人たち。小学校6年余りの間にもその意味合いは変容していくだろう。満遍なく遊んでいた友達もいつのまにかグループになり、疎遠になったりもするだろう。裏切りもあるかもしれない。
それでもそれを恐れて最初から孤独を選ぶのは正直どうだろうかなと思う。
何事も恐れず、まずは友達をたくさん作って欲しい。ただ何かあったらすぐ親に伝えて欲しい。
子供のいない、ましてやパートナーさえいない私だが私の子供の頃と現代とでは子供の社会も大いに変容しているだろう。
私の子供の頃は何かあっても親には黙っていた。そして何とか子供の社会に取り込まれていようと思っていた。
親に言ったら陰口を言われてハブられた。
それが嫌だった。
しかし今考えるとハブられて自分の身が守られるならハブられろと思う。ハブる様な友達は友達ではないのだ。
そして本当に友達100人作りたいのなら自分の社会ではなく、みんなの社会を目指すんだ。
自分が居心地のいい友達社会を作るのではなくてそこにいる友達みんなが居心地のいい友達社会を作ることを目指そう。
つまりひとりひとりの性格をしっかり受け入れよう。
そんな優しい人間になって欲しいと思います。
そのうち色々考えは変わっていくのだろうけど、スタートダッシュくらいは大きく夢を持ってもらいたい。
丁度歌が聞こえた知らないおじさんより。

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